モビリティケアセッションレポート1

ご縁でご近所さん宅にお呼びいただき、ご夫婦でモビリティケアセッションを受けていただきました。

ご主人のSさんのみ公開許可を頂いたのでセッションレポートを投稿してみます。

Sさんは外資系企業の営業所長をされているバリバリのビジネスマンでありながら、アメフトのチームへの選手復帰をコロナ前まで考えていたという180cm強の大柄なスポーツマンの方です。

◾️準備段階での身体感覚の確認について

モビリティケアでは、具体的に整えることを行なっていく前の準備段階と、またセッション中にも何度も、動かしやすさの左右差の「快不快」を伺う質問をします。

現代生活では、身体の声は無視されたり忘れられがちなので、施術者側でも分かるものであっても、敢えてセッションを受けてもらう方自身に、感覚を確認してもらいます。

身体の現況と課題を確認して、意識に上げるということ自体が、その後のセッションの効果を高めることにもなります。

◾️スポーツマンの身体感覚とパフォーマンスについて

今回のSさんは、アメフトという本格的に身体を鍛えるスポーツをされている方だけあって、この身体の声の聞き分けの細かさ、動きづらさや違和感のある感覚を、何となくではなく、部位を指定して伝えていただけるという素晴らしい感性を持っている人でした。

スポーツに本格的に取り組むと、自分の身体と向き合うことが必然的に求められ、高い身体感覚を持っている可能性が高いのではと思わされました。

スポーツで成功したプロセスが、ビジネスでの成功に活かせるという話自体は良く聞きますが、この身体に対する感覚の精緻さというところが、仕事も含めた諸処のパフォーマンスアップに繋がる大きな要素だと思います。

◾️セッションプロセスについて

今回のセッションでは、最初に身体のねじれに合わせた体制を取ってもらった上で、呼吸の促進とキネシオロジーを使ったリーディングにより身体全体を一定整えることをまず行いました。

その後に、脊柱、股関節、膝、足首、腕、首の各関節群の調整を行ないます。

今回は、特に違和感の複数生じていた股関節周りについて、反射ポイントと呼んでいるアプローチにより、関節の可動に関係する各筋肉群のどこがボトルネックになっているかを調べて調整しました。

関係する経絡の促進と、クラニオセイクラル（頭蓋仙骨療法）という手法を組み合わせてた方法で、ボトルネックになる筋肉群を中心に解していきます。

身体は、内臓関係の配置の関係で左右均等ではないことと、呼吸とのバランスというところも含め、宿命的にズレやすい方向があります。

Sさんは、元々身体のバランスはスポーツをされていたことにも由来しそうなのですが、ほぼ本来的にズレやすいとされている順当方向へのズレで、素直な身体という印象でした。

小さい頃の大怪我の影響を気にされていたのですが、確かに関係する部位に筋肉差はありますが、それらは、必要だから補強してくれていると捉えると、バランスを整える方向に使ってあげれば、ズレの解消の邪魔にはなりません。

セッションのプロセスを通じて、関節各部位を整えていくことで、常時痛みや違和感を感じられていた身体の部位にも改善を感じていただけたようでした。

目に見えるところの結果で言うと、前後屈についての目に見える改善や、上体前後の状態の回旋の可動範囲と左右バランスが大きく改善していました。

◾️セッション後の好転反応について

翌日、身体を激しく動かしたり揉まれたわけではないのに、筋肉痛のようなものやもみ返しのような症状が出たというご連絡を頂きました。

これは好転反応といって、セッションで思い出してもらった本来のあり方に戻ろうとする働きと、それまでの身体のあり方との間のせめぎ合いにより、筋肉痛やもみ返しのような症状が出てくることがあります。

いわゆる整体マッサージのような改善したい部位を直接的に揉んでいくようなことは殆ど行わないので、もみ返しでとは異なります。

Sさんは、ゴリゴリのマッサージを受けても殆どもみ返しが起きたことがないため、あれだけのことでこれだけの反応があることに驚きましたというご感想を頂きました。

以上、モビリティケアセッションがどういうものなのでしょうかという質問を受けて、一つレポート記事を書いてみましたが、私自身のセッション備忘録にもなるため、また折りをみてセッションを受けていただいた方の許可が頂ければ書いてみたいと思います。

モビリティケアでは、いわゆる身体とマインドの両面から様々な手法を使った多角的なアプローチにより、関節群が連動する身体本来の機能性を取り戻すことで、先天的知性を解放し、本来人が皆持っているパフォーマンスを最大限に発揮させられるような人生を送ってもらうことを目標にしています。

現在本業ではないため、ご縁のある方に体験いただいていまして、被験者募集しています。または、現在店舗形態では、恵比寿に唯一あるモビリティケアサロンというところで受けていただくことができます。

（参考）モビリティケアサロン恵比寿https://www.mobilitycare-salon.com