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Squier/Fender Japan component JazzBass

久々の機材関連投稿は、たまたま今日弄っていたジャズベースです。

このジャズベースは、ネックが90年代のフジゲンがフェンダージャパンを製造していた頃に同じ工場で生産されたSquierのジャズベースに、同じく90年代のフェンダージャパンのジャズベースボディを組み合わせせた個体です。

元々は、メルカリで90年代フジゲン製のフェンジャパ/スクワイアのベースを3本買って(記憶ではスクワイアJB:2万円/フェンジャパJB:4万/フェンジャパPB:5.5万)、それを組み替えて最強のジャズベース1本を作りたかったのです。

その時組んだ構成が、軽量なジャズベースボディにプレベネックを搭載、ピックアップはVulfpeckのJoe Dart がかつてメインにしてたメキシコ製ジャズベースに載っていた SEYMOUR DUNCAN ANTIQUITY II JIVE を搭載していました。
この時期は、冗談抜きでプレベばりに音が太く、ジャズベースらしいか、と言われたら個人的にはなんとも言えない感じでした。ブリブリな感じです。
その状態で最近加入したバンドのベーシストに貸していましたが、部屋の整理がてら、プレベに付けていたSquierのジャズベースネックをジャズベースのボディに付けようとなり、一回返してもらったのです。

ピックアップも載せ替え、フロントは巻き数を7500に指定した市販のピックアップより抵抗値が低い特注のAlnico5 ピックアップ、リアはGotoh Classic JBです。

実は60年代後半のジャズベースピックアップは近年のリプレイスピックアップより抵抗値が低い、という情報を得たので、それも踏まえて実験したくなったんです。

じゃあなんで、リアはGotohかというと、最近買ったヴィンテージベースのリアがDuncanのSJB-2でなんか嫌だったので、リアだけ特注でPU作成を依頼したらセット以外無理と言われて渋々セット購入した余りなんです。
余ったものだから、市販で安くてかつ抵抗値がヴィンテージ後期でも存在した値のものがいいなと探した結果行きついた答えでした。

ポッドはCTSで配線材は適当にその辺にあったクロスワイヤーを使いました。

先ほど組み終えて弾いてみたのですが、嫌なマッチョ感がなく、ANTIQUITY II JIVE ほどむさ苦しくない丁度よくレンジも広い、悪く言えば凡庸なジャズベースになりました。
しかしながら、若干音がまだ太い気がしており、ボディなのか、ピックアップの高さなのか、その要因なのかは謎です...。

日本製はやはり、ボディやネックの造りが良い気がしますし、さらに言えば今の楽器よりなんとなく木材がいい気がします。(プラシーボ効果かもしれませんが)

実はこのベース、明後日には再びバンドメンバーへ貸すので、当分返ってこないですが、不具合なく良い音を出してくれることを願っています。

余談ですが、最近某楽器店に行って中古のジャズベースを眺めていたら、日本製Squierが5万、フェンジャパが10万円で割と統一されてて、本当に相場が上がっているな、と感じました。
自分が高校生の頃は、フェンジャパのPB-62が3万円で買えたのが嘘の様です。
もし、今楽器が全て消失してベースが必要になった場合、自分は迷わず中古で安くなっていて状態が悪くなさそうなSquier Classic Vibe シリーズを買うと思います。

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