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【短歌】

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【短歌】をまとめたものです。
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2023年1月の記事一覧

晴天は明るさそのまま落ちてきて雪できらめき空へと戻る

どこまでも白くどこまでも雪面(せつめん)の目の中に押しよせる輝き

俺はもち 
同化するまで食べてます
正月はみなもちの人です

ふくらんだもちの姿の躍動感じっと見つめる有志のまなざし

早起きで未明に回す洗濯機自分の朝も洗濯している

洗濯の渦の中では過去たちがまるくなりながら洗われている

大雪のあとの森では木々たちが白銀ドレスで着飾っている

吹雪あと
青空の下森の中輝きの中沈黙の中

玄関前日付が変わる夜空には強く輝くオリオン オリオン

オリオンの三つ星見るため外に出る
23時のまばたくダイヤ