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2023年上半期「このレースが良かった」5選(※ただしG1、Jpn1競争を除く)

中央地方問わず、2023年の上半期で良かったレースを取り上げます。
ただしG1(Jpn1)を除く。
下半期も5選取り上げて書きたい。
それではどうぞ。 

目次

  1. ①根岸ステークス(優勝馬:レモンポップ)

  2. ②日経賞(優勝馬:タイトルホルダー)

  3. ③兵庫チャンピオンシップ(優勝馬:ミトノオー)

  4. ④さきたま杯(優勝馬:イグナイター)

  5. ⑤東京ダービー(優勝馬:ミックファイア)

①根岸ステークス(優勝馬:レモンポップ)

デビューから9戦連続連対、スタートから好位に取り付くまでがうまくセンス○、トップスピードを維持するパワーとスタミナを持ち確実に上がりを使える。
武蔵野ステークスでギルデットミラーにハナ差敗れたものの、まだ底を見せていないレモンポップが強い競馬をした。
長い府中の直線、猛然と迫るギルデットミラーの追撃を凌いで勝利した。
日本有数の差し・追い込みが決まるレースで先行抜け出し押し切りという横砂相撲のレースをした内容は際立った強さだった。
続くフェブラリーステークスを勝つと中東へ転戦。
結果は出なかったが秋以降、この路線では主役となるだろう。

②日経賞(優勝馬:タイトルホルダー)

昨今、前哨戦を使わない一流馬が増えている中、タイトルホルダーは昨年と同じローテで始動した。
レースはタイトルホルダーが逃げるいつもの展開。
抜群の手応えで4コーナーを回るとぐんぐん差を広げる。
「突き放す!後続が!離れていく!これだ!これが『タイトルホルダー』だ!圧勝のゴールイン!」
格が違うとはこういう事だろう、と言わんばかり。最後は流す余裕を見せて8馬身差の圧勝で後続を完封した。
ドウデュースが京都記念を使い圧勝したのもそうだが、前哨戦を千切って勝つとやはり盛り上がる。
その後、春天では故障してしまうも大事には至らず。
強いタイトルホルダーが戻ってくることを祈るばかりである。


③兵庫チャンピオンシップ(優勝馬:ミトノオー)

出世レースである伏龍ステークスを制した後に兵庫チャンピオンシップへ来たミトノオー
好発から先手を取るとじわじわとリードを取り4コーナーではセーフティリードを取る6馬身差圧勝だった。
時計もさることながら地方適正も確かなところを見せつけた。
JDDへ向かうのであればミックファイアとの中央勢VS地方勢の頂上決戦となる。
過去にないほどの豪華ダート3歳世代の筆頭格として今後も世代を引っ張るだろう。

④さきたま杯(優勝馬:イグナイター)

昨年は黒船賞とかきつばた記念を制したイグナイターだったが南部杯、JBCとワンターンの盛岡に遠征し敗戦。順調さを欠いて地元と高知でも敗戦した。
だが陣営は挑戦を捨てない。
さきたま杯の前、かしわ記念から笹川翼騎手を配し、南関東を攻略に来た。
かしわ記念はやはり距離が長い感じの敗戦。
そして船橋から浦和へ転戦。
さきたま杯はこの路線で重賞4勝のシャマル、新興勢力コンシリエーレ、国内外で力を発揮しているバスラットレオン、実力馬テイエムサウスダンらが参戦した。
レースはスタートからシャマルにアクシデントが発生し波乱の予感。
好位を追走したイグナイターは得意のコーナリングで4コーナーでもペースを落とさずに直線を向く。
バスラットレオンの追撃と、粘るスマイルウィを交わして力強く抜け出して勝利した。
7番人気という低い支持だったがそんなものは関係なかった。
兵庫から全国の舞台に挑戦し続け、現在の地方競馬総大将の座を揺るぎないものにしている。
秋は南部杯、JBCスプリントの予定。
次こそ頂点へ!
そして今年も獲るぜ!NAR年度代表馬!


⑤東京ダービー(優勝馬:ミックファイア)

地方、中央の馬が国内外を問わず活躍してきた上半期ダート戦線。
南関三冠初戦の羽田盃ではダントツ人気の世代筆頭ヒーローコールを置き去りにして6馬身差で圧勝したミックファイア
レースレコード、上がり37.2、重い馬場の中の激走、あまりの圧勝に言葉が出なかった。
地方馬同士としては最後となる東京ダービーで本馬が圧倒的人気を背負い、再び圧勝。
地方から正真正銘の怪物が登場した。
東京ダービーの勝ち時計2分4秒8(重)は今年の大井記念を0.4秒上回った。
負けたヒーローコールでさえ2分6秒なのだから、成長して古馬になるとどこまで強くなるのだろうか。負けたもののミックファイア以外には遅れをとっていない。負けて強い内容だった。まだまだタイトルは取れるだろう。

レースのみの映像が公式でないのでTCKのプレイバックからどうぞ。
19:21~東京ダービー


いやなんかダート3歳のメンツやばくない?
中央勢→デルマソトガケミトノオーユティタムゴライコウペリエール
地方勢→ミックファイアヒーローコールマンダリンヒーローミニアチュールベルピットセブンカラーズユメノホノオスマイルミーシャ
スーパーダート大戦みたいになってるやん。
急にいろいろ出てきすぎだろ。

だが迎え撃つ古馬も負けてない。
中距離戦線はウシュバテソーロテーオーケインズメイショウハリオクラウンプライドグロリアムンディバーデンヴァイラープロミストウォリア
短距離マイル戦線ではレモンポップレッドルゼルリュウノユキナシャマル、イグナイター、ケイアイドリーらが待ち受ける。
今年のダート戦線は近年にない盛り上がりを見せている。
まずは帝王賞とジャパンダートダービーを楽しみにしたい。

ありがとうございました。

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