津風呂湖百景5「吉野運動公園郷愁」
津風呂湖の湖岸にある吉野運動公園には、「運動」のための諸施設が配置されている。総合体育館、陸上競技場、野球場、テニスコート、大駐車場など。これらは湖岸の木々と人造湖の水に囲まれ、非日常を体験できる場所である。
かつては、プール、レストハウス、展望塔などもあったようだが、おそらく施設老朽化や利用者数の減少が原因で、今は閉鎖されている。
駐車場から津風呂湖まではすぐだ。駐車位置によっては、数歩で行ける。広くて、無料であるので、釣り人の車も多いようである。
津風呂湖は人造湖(ダム湖)ではあるが、湖面に漁業権が設定されている。ヘラブナ、コイ、アユ、ワカサギ、ウナギなどが釣れるという。放流の詳細はわからない。
吉野運動公園は、津風呂湖において人工物が集中する唯一のエリア(ダム本体エリアを除く)である。
だけれども、この時季、田植え用水確保のために満水近くになった湖面には、いろいろな木々が映り込み、カヌーや遊覧船も見かけるなど、まこと絵になる風景であった。
願わくば、こんな吉野運動公園が、運動だけでなく人々の憩いの場所として、もっともっと利用されたらいい。
2024.5.5