和歌の浦(片男波海岸)
この元旦夕暮に発生した石川県能登半島地震により、お亡くなりになられた方のご冥福ををお祈りしますとともに、被害にあわれた皆様、ご家族に方々にお見舞い申し上げます。
同じ半島ですが、紀伊半島付け根の海を見に行きました。今年の初投稿になります。
和歌の浦の片男波海岸(公園)です。
若の浦に
白波立ちて
沖つ風寒き暮(ゆうべ)は
倭(やまと)し思ほゆ 万葉集 巻7-1219
万葉集に歌われた「若の浦」は、平安時代に入って「和歌の浦」となり、歌枕の代表として近世の終わりまで無数の詩的イメージを生んだ。(現地説明版より抜粋)
…目の前に広がるのは、周囲を山に囲まれた(中略)海。
そして沖合に向かってまるで玉の緒のように連なり伸びる美しい小島。
南方には干潮時に姿を現し細く伸びる砂洲(現在の片男波海岸)。
満々たるエネルギーを秘めて穏やかにリズミカルに寄せては返す波の音。
見上げれば、青い空。
ゆっくりと旋回する鶴の群れ。…
(現地説明版より抜粋)
なんと穏やか海なんでしょう。
しかし……
しかし、今は穏やかにリズミカルに寄せては返す波の音ではありますが、そこに満々たるエネルギーを秘めていることを忘れないでいたい。
空をみあげると、鶴の群れならぬヒコーキが、まっすぐに飛んで行きました。
能登半島に向けて行くのかもしれないなと思いました。遠くからでありますが、祈る。
2024.1.8