墳活R5-03-21 崇峻天皇陵と天王山古墳(奈良県)
雨催(あめもよい)の夕刻であり、どの写真も全体に暗いです。要注意ですよ(笑)
さて、ここは「天王山古墳」です
天王山古墳とは、
「…墳丘の一辺は約45メートル、高さ約9メートルを測り、うちに家形石棺を蔵する雄大な横穴式石室が南に開口している…(中略)…6世紀後半に築造されたものと推定される」(解説板より抜粋)
森の中はちょっと暗そうなのでどうしようかなと一瞬躊躇しましたが、ここまで来たのだしと、思い切って行くことにしました
古墳の出入り口には獣害柵に続くゲートがしてあります
猪だけぢゃなく、このあたりまで、鹿が出てくるんですね
ゲートを手動で開け、獣害防止柵に沿って古墳の森に入ります
暗〜
怖〜
どんどん怖いです
これ墳頂ですかねえ
開口してます。石室の入り口ですね
ですが、これ以上は近づきません
なんともいえず、怖いのです。
見終えると、そそくさと出口に向かいます。気づかずに早足になってました(笑)
こうして古墳の森を一周し、出入り口に戻ってきました
ほっとしました
「この古墳はその名の示すごとく、江戸時代には崇峻天皇に擬せられていたもので、噴丘や石室の規模からも、大化前代の支配者層の墳墓と考えられる」(解説板より抜粋)
崇峻天皇は、叔父にあたる蘇我馬子の命を受けた東漢直駒(やまとのあやのあたえこま)のため暗殺された天皇ですね
享年も不明で、即日葬られたという。いったいどんな背景があったのだろう
そんなことを考える余裕もなく(あとから考えた)、古墳の森を一周してきました
そして思いました。ここが真の崇峻天皇陵で間違いないと(←個人の見解です)
合掌
ちなみに宮内庁が公式に崇峻天皇陵として管理する「倉梯岡上陵(くらはしのおかのへのみささぎ)」へも行きましたのでその時の写真を掲げておきます
行った日にち、時間帯が違うのを割り引いても、こちらの陵(以下写真)は、とても明るい雰囲気です
※日にちのズレは5日間あります
天王山古墳 2023年3月16日
崇峻天皇陵 2023年3月20日
墳活は歴史を読み解くためのものです
どう読み解いたかを、いずれ書きたいと思いつつ、つい遊んでサボる墳活マンの手抜きレポートでした(笑)
現場からは以上です
おしまい