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熊野・尾鷲の海と港

尾鷲地方の特徴の一つに雨の多さがあげられます。海上の湿った空気が山にぶつかって雨雲となりどっさり雨を降らすのです。

年間降水量は4000mm。日本平均降水量の2倍以上だそうです。個人の印象としては2倍どころかもっと!、って感じしますが。(データは平均しちゃいますからね。)

雨の多さを物語る例に、雨傘の骨の数があります。普通8本であるのに対し、尾鷲傘は12本あるとか。

多雨は災害リスクも高いですが杉檜もよく育ちます。尾鷲檜も名が知られています。

尾鷲の海の代表魚といえば定置網漁の鰤。太平洋を回遊してくるんですね。(ランチに鰤食べました。後掲します。)

さて、こんな豊かな熊野灘・尾鷲の海を見に行きました。日常にふんづまってくると海を見たくなりませんか? 

たんにそんな理由から紀伊半島(東熊野街道)を縦断したのでした。
以下、二つの港と海を、写真でご紹介します。


[尾鷲港]

日曜日? それともう正午近くだったせいか、港はひっそりしてました。

ちっちゃな子を二人連れた夫婦が岸壁で釣り🎣してました。大きいのが釣れてみんなではしゃいでました。大人の腕の大きさぐらいのやつです。魚の名前は聞きませんでした。だって、家族だけの世界で楽しそうだったから。


[三木浦(尾鷲市)]

尾鷲港からだいぶ南へ下ったところに三木浦はあります。漁港です。

三木浦もまた熊野灘に繋がっています。

水平線しか見えない大洋も清々しいですが、性格がちっこいのか、このような複雑な海岸美がスキです。どっしりとした陸と海のはずなのに、一瞬一瞬が変化している感じして。

[ランチ]

尾鷲市街でランチしました。お造り定食にしたら鰤がついてました。

おいしかったです!

何観光するでもなく、ほぼ一日ハンドル握って日が暮れました。そして何もないけど満足しました。


2023.5.21