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立梅用水通水200年~水の魔力・恵み

この土曜日は朝から本格的な雨でした。こんな日こそ、川の工作物を観察するにはもってこいです。

というわけで、かねてより関心を深めておりました三重県「立梅井堰(たちばいいぜき)」を観に行きました。ちょうど2日前の水曜日から多気郷土資料館で立梅用水をメインとした企画展「ふるさとの農業用水」が開催中でありましたので、こちらにも足を伸ばす欲張りな行程で、雨の紀伊半島大横断ドライブを決行いたしました。


さて、立梅用水は、通水200周年を迎える歴史ある施設です。むろん現役の農業用水。その大変優れた巧みな技術と景観は、世界かんがい施設遺産(2014)、国登録記念物(2014)に登録されています。


[立梅井堰案内板より抜粋]
「立梅用水(たちばいようすい)は、松阪市飯南町粥見(かゆみ)地区から多季町丹生(にゅう)地内の水田へ水を運ぶために建設された灌漑用水です。
この用水の計画は元禄15年(1702)紀州和歌山藩大畑才蔵(おおはたさいぞう)により、原案が作成されたことに始まります。その後、丹生村地士西村彦左衛門為秋らが和歌山藩へ請願したことにより、文化14年(1817)に乙部才助らにより測量が行われました。建設工事は…(中略)…文政6年(1823)に完成しました。」


雨の河川を見つめていますと、水の魔力と言いますか恵みと言いますか、底知れぬパワーを感じます。


やっぱり雨の日は絶好の観察日和でした(笑)

おしまい