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春かなし~雨の土曜の花疲れ


季節の変わり目です。
ここ一週間ほど、微熱と咳と喉の痛みがあります。医者にも行きましたし、クスリも飲んでいるので、お休みを取るほどではないですが、それでも行動が抑制的になっています。

そんなこともあり、雨の土曜の今日、家でウジウジしております。アマプラで『勇者ヨシヒコ』のシリーズを観ています。演技派俳優陣が、チョー熱く真面目に演じているところが面白いですね。わたしはムラサキのファンです。何度観ても面白いなあ!と。

外は雨です。この雨で、桜の花は散りきって、いっきに葉桜に変わるでしょう。

「花疲れ」という言葉があります。身体的な疲れというよりも、心持ちのことだと思います。

たしかに3月、4月は生活に変化が生じるシーズン。卒業、入学、転勤などなど。それらに伴い、引越する人も多いでしょう。

かなしい別れをさらにかなしくさせるのは、この頃の日本列島、どこへ行っても見ることのできる桜の花と関係があるように思います。すなわち、つぼみ膨らんで、咲いて、満開となり、ぱっと散っていく花の一生を、短い二週間ほどの間に見てしまうからではないでしょうか。そこに人生を重ねて、人の世の儚さを感じるのは自然なことです。

自分を振りかえりみても、たしかに、なんとなくですが、気分晴れず、憂えています。それでも忙しく体を動かしている間はいいのです。


しかし、体調すぐれず、加えて雨の土曜の今日、気がつけば、いつのまにかウジウジがシミジミになっています(笑)

「花疲れ」の他にも「春かなし」「春愁」という言葉がありますが、昔の人は美しい言葉を残してくれていますね。しっかり憂えれば、やがて、間違いなく緑が満ち満ちてきます。そのことを信じています。

※写真は撮れたてです。夕方には雨はあがってました。

おしまい