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モリアオガエルの森〜室生山上公園芸術の森


モリアオガエルの産卵が始まったらしい情報を得て、さっそく行ってきました。



はじめに結論を述べると、産卵場所は3箇所見つけました。以下の写真はその順番なっています。



さて、モリアオガエルは日本固有種だということです。奈良県水循環•森林•景観環境部ホームページによると、奈良県の両生類絶滅寸前種は3種あるのですが、そのうちの一つです。絶滅寸前種指定は全国で奈良県だけらしいです。


それほど珍しく希少で、普通に町の生活してたら出会うことはありません。なんせ、産卵時以外の季節は森林に棲む樹上生活者だというのですから。



さて、人生初のモリアオガエルの卵塊を見れるでしょうか?

期待に胸膨らみます。



あ、ありましたね! この白いボール状のもの!



そして、確かに、樹下には池があります。

孵化したオタマジャクシが落下する池です。



まだ(たぶん)孵化していないと思われます。一週間ほどで孵化するようですので、今日はグッドタイミングだったかも知れません。



月の光りの中で静かに卵塊からオタマが産まれ、そして放たれ、池面にぽっちゃり落ちる。

役目を終えた卵塊は跡形もなく消滅する。…のかな?←夢少女←そんなええもんかい!


2箇所目の観察地は、道端の小さな溝の岸です。

これほんとかな? 樹上じゃないんだ。モリアオガエルの種類が違うのか。あるいはすこし変わり者のモリアオガエルなのか。



わかりません。
(後日追記:泡の卵を産むカエルトは、ほかにシュレーゲルアオガエルがいるようです。田んぼの畔の脇の泥の中に産卵するらしいので、シュレーゲルアオガエルかもしれません。)




3箇所目は田んぼの上に伸びた木の枝でした。




美しう色形してますね。



そして樹下の水田(休耕)には水中に泳ぐオタマジャクシもいました。

たぶんこのオタマはモリアオガエルの子ではないのでしょう。よくわかりませんが。



両生類は、基本好きではありませんが、モリアオガエルは例外で、その森林生活、樹上の卵塊などの神秘性に惹かれます。もっと知りたいのですが…



そっとしておいてあげるほうがいいのかなとも思いました。


(観察地3箇所は同じ森の公園内で、さほど離れていませんでした。)


おしまい