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ノスタルジックな洞川(どろがわ)温泉


洞川温泉に行こうと思ったきっけかは、この一枚のチラシです。通勤駅で見かけ、感じるものあったので、手にとりました。

と言いましても、私は洞川の温泉には入りません。また、チラシは特別仕立ての電車きっぷを誘う内容でしたが、私は車で行きます。

目的は、「ノスタルジックな温泉街」をぶらぶらし、前にたずねたときの記憶に残る、雰囲気抜群の「大峯(峰)山龍泉寺」に、リアルな新緑を愛でることでした。

国道309号線。「世界遺産 大峰山」方面へ


今日は好天気です。さほど暑くありません。

洞川温泉ビジターセンター駐車場に着きました


私の歩くコースは、洞川温泉ビジターセンター駐車場(1時間300円)からスタートします。

行きは、①山上川(さんじょうがわ)の右岸から川を見て、②龍泉寺に参拝します。そこらへんで山上川の橋を渡り、左岸に細長く形成された③温泉街をぶらぶらと戻ります。駐車場料金抑えたいので二時間(600円)以内です。

「めんめら」とは洞川地区の方言で「私たち」という意味だそうです。「めらんめの森」は割愛しました(駐車場にて)


「洞川(どろがわ)」のトロは瀞のことらしい。水のトロッとした所、水の淀んだ所を意味する(「奈良の地名由来辞典」東京堂出版 池田末則編)

洞川には、見学できる(観光)鍾乳洞が二個所あります。そのような洞窟や岩盤割れ目から、川水がトロッと流れ出ることから洞川といったというのです。(同上)


①[山上川(さんじょうがわ)]

山上川は、大峰修験道の聖地・山上ヶ岳(1719m)を源流に、洞川温泉街を流れ、下っては天ノ川(天川)に合流します。天ノ川は、最後は太平洋に注ぐ一級河川新宮川(十津川、熊野川)水系の一派川です。

山上川(下流望む)
山上川(上流望む)
平地が少ないから、家屋が川に接近しています。水の透明度は抜群です
瀬の音激し
岩がごろごろしております
甌穴も見られます。白っぽい岩は石灰岩?
橋の中央から川の中島(岩盤)へ下りる階段。写真には撮りませんが、若い男女がいちゃついてましたのでご配慮しました(階段を下りませんでした)


②[龍泉寺]

目に青葉の美しさ、この感動を言葉で伝える文章力がないため、写真多めとなります。(←手抜きともいふ。)

洞川八幡宮
洞川の氏神さまです
大峰山龍泉寺
石垣が立派です(花崗岩かな?)
真言宗醍醐派総本山で大峰山寺の一院らしい
およそ1300年前に役行者(えんのぎょうじゃ)によって草創された
大峰修験道の根本道場として訪れる人多し
新録背景に朱の柱や梁が美しい
向かいの山は、「観音峯山」(1347m)ではなかろうか
斧持って護持するものは、何?
この時季に紅葉するのは「ノムラモミジ」なんでしょうか?
こぢんまりと、しかし堂々と
石の階段に昇ること誘われる
空は、狭し
広々と、ゆったりと
龍泉寺の大きな池。あまりの透明度の高さにビックリ。感動します
新緑が映り込みます
池の底は人工物のようですが、ゴミ一つ、落ち葉一枚も見当たりません
こちらは泥底です。透明度は変りません
山上ヶ岳方面を望む(山上ヶ岳かどうかは?)
池に泳ぐあまごの群
こちらはニジマスの群。養殖ものの放流ではなく自生しているらしいです。ただしこのニジマスの写真は山上川にて撮りました
池底の赤い石は何?
「龍の口」。この湧水が池に水を供給しているようだ。地下水なので透明度が高いのだ
龍の口の泉は枯れることがない
輝く
不動の岩
光線!


③[温泉街]


龍泉寺を堪能したので、次の温泉街へ向かいます。

赤い欄干の橋
オシャレですな
(なるべく人物を撮らないようにしているので人影少ないです。時間帯も関係あるでしょうが)
旅館が道の両側に立ち並ぶ
由緒感じる木造の建物
「だらにすけ」の看板多し。昔からある和漢胃腸薬ですね
古い道の、この微妙な曲線。痺れません?
チラシは夜の温泉街でした。やはり夜の方がノスタルジックなんでしょうねえ
温泉街を抜け駐車場に近づいてまいりました
ノスタルジー
赤い屋根赤い花。そしてちょっと見えにくいですが、家の背後の露頭の崖は、はやり石灰岩なんでしょうか?←調べんかい!
洞川の標高は800m以上。よくぞ、ということばしか浮かびません


洞川は、古くから修験道の霊場大峰山上ヶ岳の登山口です。

洞川に来れば、大峰登山にも惹かれますが、これまで縁なく、行けてません。そして今となっては、もう体力に自信がありません。なので大峰のふもとをうろうろ、おろおろするだけでよしとするしかないです笑

今回は、温泉入湯は割愛しました。また、洞川温泉から近い、紅葉で有名な「みたらい渓谷」へも行きませんでした。新緑一点主義笑

帰りは、洞川温泉からさらに山中深く車を乗り入れ、吉野山へ出る昔の道(一応県道ですが、険道?林道?恐怖道?)を行きました。次回書く予定。


2024.6.5