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大神神社の「ささゆり園」が見頃です〜奈良県桜井市


小雨がしとしとの一日でした。

こんな日こそ、きっと綺麗だろうなあ、と、大神神社(おおみわじんじゃ)の「ささゆり(園)」を見に行きました。ちょうど見頃を迎えているらしいのです。


大神神社二の鳥居前
大神神社の参道(二の鳥居-祓戸社)



三輪山を御神体とする大神神社とササユリの関係については、桜井市観光協会HPから引用させてもらうと、

「三輪山の麓から西流する小川に『狭井川』と呼ばれる小さな川があります。古事記では、川の畔に大物主神の子、伊須気余理比売命の館が在り、神武天皇が彼女を訪ねてこの辺りへ来た時、佐韋(さい、山百合)が咲いていたので『佐韋川』と名付けたとあり、古来より此の地は『出雲屋敷』と呼ばれ、建国に関わる極めて重要な場所といわれています。」

ということです。

昔は、狭井川の畔に、ササユリがたくさん咲いていたのですね。


大神神社拝殿



ササユリは、日本固有の百合。昔はどの里山でも見られたのだといいますが、現在では幻の花となってしまいました。

そんなササユリを復活させようと、大神神社では、篤農家で結成された「豊年講」の協力(奉仕)によって、平成四年から植栽をはじめられたそうです。




豆知識:奈良市内にある大神神社摂社・率川(いさがわ)神社の「三枝祭(さいくさのまつり)」は六月十七日におこなわれますが、このとき奉納されるササユリは、三輪山からとどけられる。この「三枝祭」は、千数百年の伝統ある美しい神事です。

さて、前置きが長くなりました。さっそく「ささゆり園」に入園いたしましょう。



なかなか普段見ることのないササユリはいかがだったでしょうか?
雨に濡れたササユリは、こころなしか嬉しそうに見えました。


三輪の町
二上山


雨もほとんどあがったようですから、もう帰りませう。


なお、「ささゆり園」は無料です。




2024.6.9