【大阪杯】米国血統の速力と持続力が問われる一戦。
リモートワーク7日目。
久々に体重計に乗ると人生初の68キロ台に突入。
馬と違って、成長分とかではなく、単に消費カロリー<摂取カロリーの状況が7日間続いた結果だ。
心なしか、腹回りがメタボチックに様替わりしている感もあり、ここからは真剣にボディメイクに励みたいと思う。
さて、昨日の土曜競馬は、嫁さんの実家(徒歩5分の距離)で掃除要員として駆り出されていたこともあり、その後どっぷり昼寝。
気づいたころには勝負レースもダービ卿CTも終わっていた。
勝負レースは3着抜けの時点で戦意喪失しそうになったが、プリモシーンは飛ぶほうのシナリオに懸けたやや無謀なダービー卿CTで値千金の万馬券が的中したりするから競馬は面白い。
ドンピシャの予想ではなかったが、◎レイエンダの丸山はそろそろ藤沢厩舎の馬で結果をだすだろうと思っていたなかで、首の皮一枚繋がる3着入線。
正直、最終追い切りで時計は出ていたけど、動きについてはどっちにでるかなと半信半疑だったクルーガーがあそこまで鮮やかに勝つとは。
おまけに、よれによれていたボンセルヴィーソが2着。
これは、単に右回り実績と54キロの斤量で印を回していた程度で、追い切りの動きだけなら絶対に推せない馬。
まぁ、相対的に追い切りのレベルが低かったこともあり、順当にロスない競馬に徹した3頭に結果がついてきたような一戦。
逆説的に書けば、これから触れる大阪杯の出走馬がどれだけ素晴らしいか、これだから競馬はたまらない。
大阪杯の歴史は古いがGI昇格を起点にすると今年がまだ4年目。
GI初代ウイナーは誰しもが知るキタサンブラック。その後、スワーヴリチャード、アルアインときて今回は●●が勝つのだろうが、核心を突く前に、GI昇格による大阪杯の傾向と変化に言及しておきたい。
過去10年の時計レベルを比較すると、GI昇格後は2度1分58秒台が記録されている一方で、それ以前の7年間を振り返っても1分57秒台、1分59秒台といった決着時計は存在する。
詰まるところ、決着時計については馬場状態、ペースに左右されるところが大きく、個々のファクターにブレイクダウンして精査を重ねる必要がある。
●馬場状態について
阪神競馬場の芝コースは今週からBコースを使用。コースの変更に伴い、コーナー部の傷みはカバーされている一方で、向正面直線および正面直線のコース内側にカバーしきれない傷みが部分的に残っている状況。また、3月30日(月)から31日(火)にかけて芝刈りを実施していることから、先週以上に時計は出やすい状態にある
●ペースについて
前半1000m通過は59-61秒とバラつきがあるが、後半は57秒台もありほとんどの年で後傾ラップ。11年は前半1000m59秒3-後半1000m58秒5、17年は59秒6-59秒3、前半やや突っ込んで入っても後半速くなるという傾向はGII時代から変化はない。言いかえればハイレベルな決め脚比べという性質を孕むということ。以前からGIに近いGIIと評されていただけあり、古馬中距離路線のA級馬が出走するという状況に変わりない。
以上の考察から、上がり最速や次位といった決め脚に優れた馬の上位進出は必須ではあるが、勝ち馬でみるとそうでない馬も多い。その最たる要因は勝ち馬の4角の位置取りにある。内回り2000m戦というコース形態故、GI昇格後は4角4番手以内につけられるだけの機動性と決め脚を兼備するタイプが勝ち馬に輝いている。
そう、米国血統の中でも速力と持続力に長けたボールドルーラー系の出走馬は買いの一手ということになる。
その辺りの事情も含めて、大阪杯の見解を書き綴ったつもりなので、興味を持っていただいた方は、是非とも参考にしてほしい。
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