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福島牝馬S最終追い切り診断

4/25(土) 福島牝馬S(GIII) 福島 芝1800m

情報の洪水を遮断し、人と違うことを淡々とやり続ける。

仕事においても競馬予想においても、正解にたどり着くためのありとあらゆる情報を求めにいくのが大衆心理。

ただし、どれだけ多くの情報をインプットしていても、その情報を適切に処理し、アウトプットする能力がなければキャパオーバーとなり、じぶんで自分の首を絞めることになりかねない。

GMOの熊谷さんが以前某カンファレンスでこんな話をしていた。

初対面の人と会う時にどこを見ているか?という来場者の質問に対して

「気持ちの良い挨拶ができるか」

そして

「相手の目をみて話ができる人」

その上で、

印象的だった言葉が「いい習慣を持っているかどうか」という着眼点。

日々の積み重ねが人格を形成する以上、いい習慣を持っている人とそうではない人の言動や所作は明らかに異なる

例えば自己管理ができない人に重要な仕事は任せられない。

どれだけ、読書や勉強に勤しんでいても、人はほぼ外見で判断しているわけで、そういった意味では運を引き寄せるための「自分磨き」「影の努力」は率先して行うべきなのだろう。

今回の最終追い切りをみていてもそう。

工夫している厩舎と、そうではない厩舎が現に存在する。

もちろん、順調にきている陣営であれば闇雲に調整内容をいじる必要はないのだろうが、成績が不安定な陣営がこれまでと違う追い切りパターンに挑戦している時は、映像をただ見るにしても力が入る。

そうした影の努力を厩舎一丸となって取り組んでいる姿勢を見せられると、やはり応援したいという気持ちが自然と芽生えるわけで、レースで結果を残してくれた時は、馬券とは関係なく、心から祝福できる。

もちろん、調教だけでなく、レースでの大胆な戦術変更によって結果を残す馬も出てくるはずだ。

調教では素晴らしい動きを披露しているのに、なかなか実戦で結果を残せない馬。

馬場が合わない、馬込で怯んでしまった、ペースが速すぎて脚がたまらなかった、折り合いを欠いてしまった。

今回の福島牝馬Sでいえば、サラキアが逃げの手に打つのかどうか、池添騎手に手替わりするエスポワールが1枠1番からどの馬をマークするのか、1角の入り方が勝負の分かれ目だと考えている。

こうした考えを持つに至った経緯は是非本編でご覧いただきたい。

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