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【フェブラリーS】この時期だからこそ状態の良い馬を狙うの巻き

ここだけの話、一週前追い切り診断、当週追い切り診断をしてきた中で、これぞGI仕上げと感じさせた馬はモズアスコット以外見当たらなかった。

昨年の覇者インティについては、見るからに前後左右のバランスを欠いた走方で、馬体のどこかに僅かながらも異変が生じている可能性がある。

一週前追い切りで褒めたサンライズノヴァも当週は気配が僅かながら落ちており、ピークをやや過ぎた感が否めない。

だらからといって、アルクトスやヴェンジェンスが狙えるかといえば、答えはノー。特にアルクトスに関しては優等生キャラが染みついており、GIでどうこうできる風格が感じられない。

当週追い切り診断を終えた実直な感想は、今年のフェブラリーSは人気通りには決まらないということ。

これぞGI仕上げと太鼓判をおせる馬が、まさかまさかのモズアスコット1頭のみ。

そのモズアスコットにしても、ツイッターで呟いたとおり、ベストは1400mと思っており、例年のフェブラリーSのペースで流れれば、脚が溜まりきるかは未知の領域。にして1番人気というジレンマを抱えるだけに、予想者にとっては難解なレースといえるのではなかろうか。

そうした戦況だからこそ、大切にしたい言葉がある。

今は亡き、野村克也監督の格言「迷ったら原点」である。

この教えはマー君ほか、野村監督のもと育った「投手」に対して発せられた言葉で、ツーアウト満塁、一打逆転の場面で「外角低めのストレート」にきっちり投げ込めてこそ一流という意味が込められている。

この言葉は、野球に限らず、勝負事であれば、どんな場面でも通じる考え方だと捉えており、だからこそ自身の原点をどこに見定めているのか、常に自問自答し修練を重ねる必要がある。

競馬予想に関していえば、自身の原点は「調教診断」にある。

詳細は割愛するが、調教時計だけでは汲み取れない、機微情報をキャッチアップする目だけは自信がある。

誰が見ても分かるような気付きに価値はなく、ごく一握りの者しか分からない感触、領域で判断・決断する経験が回りまわって自分に返ってくる。

自分を信じると書いて「自信」。

これはもう経験を積み重ねていく他ないわけだ。

そんな自分の原点「調教診断」で、状態面の良さで買えると判断した出走馬が、ケイティブレイブ、サンライズノヴァ、ノンコノユメ、モズアスコット、ワンダーリーデル、この5頭。

この5頭以外は、とてもじゃないが、GI仕上げうんぬんの話ではなく、現時点でピークのデキにもってこれなかった馬という括り。

そんな状態でも、時に激走する馬がでてくるのが競馬の常。

そんな事を気にしていては、いつまでたっても原点といえるものは確立できないため、ここはスッパリ割り切り、調教診断で大丈夫と判断した5頭で勝負することに決めた。

結論
◎⑨サンライズノヴァ
○⑫モズアスコット
▲⑯ワンダーリーデル
注⑮ケイティブレイブ
△⑩ノンコノユメ

買い方
馬連⑨-⑫⑯⑮⑩
3連複⑨-⑫⑯-⑫⑯⑮⑩
3連単⑨⑫→⑨⑫⑯⑮⑩→⑨⑫⑯⑮⑩

本命は一週前追い切りのインスピレーションを重視し◎サンライズノヴァ。内、外の出方を伺えるこの枠は好材料とみており、流れ次第で松山騎手がとりたいポジションをとればいい。

今回はインティが本調子とは思えず、デキ、実績ともに二枚落ちの出走馬がレースを主導するのだろうが、どの馬がいこうが、この馬のリズムさえ死守すれば、最後は確実に伸びるという算段だ。

対抗は〇モズアスコット。調教の動きなら抜けて良くみえた馬。他の馬の状態面から、今回はペースが落ち通く可能性もでてきただけに、1Fの距離延長を相殺できた場合は、爆発力に警戒する必要あり。

単穴は▲ワンダーリーデル。高齢馬とは思えぬ猛時計を連発しており、陣営サイドの本気度が伝わる。横山典騎手も完全に手の内にいれており、持ち時計だけ走れば、ここでも上位争いに加わる公算が高い。

注意すべきは注ケイティブレイブ。普段から調教をつけている長岡騎手のGI挑戦とあって、厩舎総出でケアしてきた節があり、状態の良さだけでいえば、モズアスコットに次ぐものがある。久々のマイル戦を見越してか、全体時計を詰めた調整内容に終始している点も好感がもてる。

最後に△ノンコノユメ。地方転厩している事実からも、全盛期ほどの走りは期待できないが、大井でみせた当週追い切りの動きは決し悪くない。母ノンコとは北海道でスキンシップをしてきた間柄。激走を期待したい。

ただの競馬好き@tadanoke1bazuk1
競馬に1万時間以上費やしてきたただの競馬好き。ローテとレース選択から陣営の意図を汲み取り、馬体重の変動・調教・馬体から勝負度合いを判断。騎手心理を読むのが得意。本業は現役バリバリのサラリーマン👨‍💼

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