フィリーズレビュー最終追い切り診断
3/15(日) フィリーズレビュー(GII) 阪神 芝1400m
ツイッターのアンケ―ケートで今週の4重賞のうち、最も単勝オッズが跳ねるのはどのレースといった質問を投げかけたところ、フィリーズレビューが最も多くの票を集めた。
金鯱賞はサートゥルナーリアがいる手前、気持ちは分からなくもないが、中山牝馬SにしてもファルコンSにしてもさして変わらない印象を持っていただけに、投票者の皆さんがどの馬を中心に据えているの興味も沸いた。
その中で、やはりフィリーズレビューが1番オッズがつくと考えられているということは、キャロットファームの期待馬アヌラーダプラとて取りこぼすという見方があって然るべき。
実際、アヌラーダプラの追い切り診断でも記載しているとおり、単走ながらも力んで走っている節があり、いざレースとなった際に、脚を溜めることができるのか、理想をいえば、2走前の府中で快勝を収めたように、後方待機策の競馬を教え込んだほうが先々に繋がるように思う。
トモの蹴りこむ力や可動域そのものは、やはり走る馬特有のセンスを秘めており力があることは間違いない。
復帰した三浦皇成騎手にとっても、デビュー戦から2連勝した大切なパートナーであることが容易に想像できるだけに、個人的には応援しているし一つでも上の着順を目指してほしい。
その上で、アヌラーダプラ以外の出走馬に言及すると、松山騎手がすっかり手の内にいれた節があるカリオストロと坂井瑠星騎手のフェアレストアイルはこの平凡なメンバーの中で、興味をひいた2頭。
特に後者のフェアレストアイルは、あのミッキーアイルの全妹。
速力は十分備わっているだろうに、先々を含めて楽しめる1頭だと思う。
で、この2頭の想定オッズを見てみると、カリオストロが3.8倍、フェアレストアイルが35.8倍。
なるほど、これは楽しめそうなレースだ。
ということで、余談が長くなりましたが、肝心の追い切り診断に参りましょう。
アヌラーダプラ(牝3)
3/11(水) 美浦 南W 重
66.9→51.6→37.8→12.0
・馬場の9分どころを三浦皇成騎手を背に単走馬なり。
・終始頭の位置が高いため、グンと沈み込むような走りは期待できないが、キンカメ産駒でいえばラブリーデイがそうであったように、特段割り引く必要なし。
・直線入り口で左手前にスイッチ。重心のブレもなくトモの入りも文句なし。
・懸念点としては、やはり前向きすぎる気性。一度火がつくといかにも力んで疾走してしいそうなタイプのため、枠の並びや展開面はもちろん、当日の気配は要注意。
ヴァラークラウン(牝3)
3/12(木) 栗東 CW やや重
83.9→67.3→51.5→38.0→12.0
・やや内側のハミに頼った走りで、L1まで右手前で走破していた点は気掛かり。
・左手前にスイッチした際も、ほんの一瞬ではあるが、ギアを入れ直している感があり、まだ走りそのものに幼さが感じられる状態。
・馬体の張り艶は良好で、コンディションの良さでどこまでやれるかというレベル。
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