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フラワーC最終追い切り診断

3/20(祝・金) フラワーC(GIII) 中山 芝1800m

先週の中山牝馬Sの予想記事で鬼女と表したコントラチェックが、やはり得意の中山コースで鬼女ぶりを発揮してみせた昨年のフラワーC。

管理する藤沢厩舎にとっては、過去10年のうち、14年のバウンスシャッセ、19年のコントラチェックで計2勝をあげているように、このフラワーCを勝つ為のノウハウを知り尽くしているように思う。

その藤沢厩舎の期待馬レッドルレーヴがやはりそれなりに人気を集めるであろう今回。

単純なコントラチェックとの比較でいえば、レッドルレーヴはとても穏やかな馬で、昨年コントラチェックが最終追い切りでみせた掛かる素振りなど微塵も感じさせなかった。

頭の位置の高さは、キンカメ産駒特有といえ、それでいて、ピッチ走法で駆けるあたりは、性別の違いはあれどラブリーデイなんかが思いこされる。

キンカメ産駒の牝馬でいえば、あまり走法そのものの印象はないがアパパネなんかもきっとそう。

キングカメハメハというより、その父にあたる大種牡馬キングマンボの血筋を受け継ぐ馬は、往々にしてクビ差しが太く、前駆の筋肉量が豊富なため、馬体全体のシルエットとしてまずシャープという印象を受けることは少ない。

レイデオロをみて、シャープだね。という競馬ファンはまずいなかったように思うし、こうした遺伝力の強さが偉大なる大種牡馬キングマンボたる所以ではないだろうか。

さて、話がやや横道に逸れてしまったので、再度フラワーCの話に戻す。

今回の最終追い切り診断をみる上で、当初はレッドルレーヴとミアマンテがまぁいいんだろうという気持ちが1ミリもなかったかといえば嘘になる。しかしながら、そうした邪念を打消し、先入観無しの状態でジャッジを下した内容が、個々の文章に体現されているように思う。

意外と思われる馬に「楽しみ」「期待」という言葉が付記されていると思うが、このレース、おそらく一筋縄ではいかない。

この後に控える重賞展望と併せて注目に値する一戦だ。

アミークス(牝3)
3/17(火) 美浦 坂路 良
53.9→39.5→25.5→12.2
・コーナーワークを逆手前で走っていたが、先週のシャインガーネットもそうだったため、不問とする。
・結果、右手前一本での登板となったが、ゴールに向けてピッチを上げている様が走法からも読み取れ、馬体の張り艶からもデキの良さが伺える。

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