【完全新作】■疲れた現代人にオススメの"ゆるいマンガ" 5選+1■【只ひろ】

画像1 【1】「世話やきキツネの仙狐さん」■(著)リムコロ■見た目は幼女のキツネの神様である仙狐さん。ある日、ブラック企業勤務の会社員「中野」の自宅に彼女が突如出現し、彼の生活の支援を開始するという、いわゆる"押しかけ女房もの"。緩い日常系マンガともいえる同作の見所は、仙狐さんの可愛らしい外見と愛情に溢れた言動に尽きるだろう。ストーリー自体はあってない様なモノで、評価するに値しない。しかしながら、仙狐さんの魅力がソレを補って余りある。個人的には、癒し系マンガの頂点に君臨するのではないか? と感じるレベルの作品だ。
画像2 【2】「阿波連さんははかれない」■(著)水あさと■舞台はとある高校の教室内。小柄で物静かな女子生徒の「阿波連れいな」さん。不思議ちゃんでもある彼女は他人との距離が"はかれない"。隣の席のクラスメイト「ライドウくん」はそんな彼女に翻弄される。彼女の言動は遠すぎたり近すぎたりで予測不能。常に笑いを誘う。当作品はギャグ漫画としても1級品だと高く評価できるだろう。全編、笑いあり涙ありで、まさに緩いハートフルコメディ漫画の決定版だ。正直、永久に終わって欲しくないぐらいに好きな作品。まあ、最近はネタ切れ感があるが。
画像3 【3】「放課後ていぼう日誌」■(著)小坂泰之■舞台は九州の海辺の高校。「ていぼう部」(釣り部)に半ば強制的に入部させられた主人公の女子生徒「鶴木陽渚」(高1)が釣りの面白さにハマって行く過程を丁寧に描いた日常系マンガ。絵柄は可愛いくて見やすく、キャラの描き分けと性格付けがシッカリとしていて実に好印象。深刻なエピソードは一切なく、全編お気楽ムードですこぶる癒される。群像劇的な側面もあって、非常に興味深い。人気があるのか、近年になってアニメ化された。釣りファンのみならず、緩いマンガファンならば必読の書だろう。
画像4 【4】「木根さんの1人でキネマ」■(著)アサイ■30代独身OL(課長)の木根さんの趣味は映画観賞&映画批評ブログの執筆。社会生活ではスタイリッシュなOLに擬態し、私生活ではブログ上で先鋭的な批評を連発して世間をザワつかせている。全編、ニヤニヤが止まらない展開で、彼女のシニカルな言動に対して映画ファンならば思わず「そうそう!」とか「んん!?」と強く反応してしまうだろう。良くも悪くもオタク気質丸出しな木根さんが愛おしい。映画ファンは勿論、緩いマンガ好きにも読んでいただきたい、オススメの日常系(?)マンガだ。
画像5 【5】「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」■(著)谷川ニコ■主人公は陰キャの女子高校生。学校内外のボッチの"あるある"が描写された日常系マンガだ。ただし、面白いのは3巻ぐらいまでで、その後は同じ様な展開が続くため飽きて来るだろう。しかし、この作品が真価を発揮し始めるのは8巻以降だ。主人公「智子」の周囲の女子生徒達が智子の独特な個性と善良さに気が付き、彼女の学校生活は一変する。果たして、凡作だった同作は8巻以降から別物の"神マンガ"へと進化している。日常系マンガファン必見の逸品だと言えるだろう。
画像6 【選外+1】「我間乱 修羅」■(著)中丸洋介■時代設定は江戸時代。剣戟バトルロワイヤルもの。現在、私は連載中のマンガの約100作品をリアルタイムで追跡している。中でも1番のお気に入りがこの漫画だ。大袈裟ではなく、当方、新作回を読み始める度に動悸が激しくなり、体温が上がるのを感じる。私的にこれほどまでに毎回毎回が楽しみで仕方がないマンガは過去になかった。この作品の内容は決して緩くないし、むしろシリアスだが、その面白さは異常なので、追加でご紹介させていただいた。よろしければ、お手に取っていただければ幸いです。

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