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お笑い賞レースをまとめてみた

どうも、ただのお笑いファン「田々之(タダノ)」です。

お笑い賞レース戦国時代と言われている今日この頃。
2023年に開催された賞レースにおける、大会参加条件と、予選から決勝までの期間について、まとめてみました。

※ニッポン放送・SLUSH-PILE.主催のUNDER 25 OWARAI CHAMPIONSHIPは省いています。

お笑い賞レース

R-1グランプリ

ピン芸の大会です。
あくまで“ピン芸”なので、普段コンビ等で活動されている方でも参加できます。
2023年では、12月末に1回戦が始まり、1月中旬に2回戦、2月上旬に準々決勝と準決勝が行われました。
決勝は3月上旬に行われ、フジテレビ系列で放送されました。

毎年、ルール改正やトラブル等で、何かしら話題のある賞レースです。
あくまで“ピン芸”なので、漫談やコント、フリップネタ、音ネタなど、ジャンルは問わない大会です。
主催は吉本興業です。

THE SECOND ~漫才トーナメント~

結成16年以上で、全国ネットの漫才賞レースで優勝していない 漫才師のみが参加できる大会です。
現時点では、M-1グランプリまたはTHE MANZAIの優勝者は参加できません。
2023年では、2月末に選考会が始まり、3月末に32組から16組を決めるノックアウトステージ、4月下旬に 16組から8組を決めるノックアウトステージが行われました。
グランプリファイナルは5月下旬に行われ、フジテレビ系列で放送されました。

漫才師にセカンドチャンスを掴んでもらう、という大会コンセプトがあります。
フジテレビが企画・制作しており、吉本興業が制作協力しているようです。

UNDER5 AWARD

開催年の4/1時点で芸歴5年以下の芸人のみ出場できる大会です。
2023年に初めて開催されました。
2023年では、札幌・名古屋・福岡・沖縄 エリア予選は4月、東京・大阪は動画審査で1回戦は行われたようです。
5月に2回戦、5月下旬〜6上旬に3回戦と準決勝が行われました。
決勝は6月中旬にルミネtheよしもとで行われ、よしもとにて無料でネット配信されました。

あくまで芸歴5年以内なので、コンビ歴5年以下でも、メンバーに芸歴5年以上がいる場合は出場できません。
主催は吉本興業です。

ツギクル芸人グランプリ

2023年の公式サイトを見ると、参加条件は次のように書かれていました。

日本音楽事業者協会所属の各事務所が
「地上波のプライムタイムの
番組レギュラーを持っていない芸人」
を対象に芸人を推薦。
予選上位15組が決勝大会に進出する。

https://www.fujitv.co.jp/tsugikuru/:title

簡単に言うと、大手事務所に所属しており、19時〜23時のテレビ番組にレギュラー出演していない芸人が対象、という感じです。

2023年では、5月に4日間に分けて選考会が行われてようです。
参照:https://natalie.mu/owarai/news/522836

決勝は7月に行われ、フジテレビ、テレビ西日本、さくらんぼテレビ、鹿児島テレビで放送されたそうです。

元々は「お笑いハーベスト大賞」という日本音楽事業者協会主催の大会でしたが、2019年からは名前を変え、日本音楽事業者協会とフジテレビの共同主催になっているようです。

ABCお笑いグランプリ

デビュー10年以内の芸人が出れるジャンルを問わない大会です。
2023年では、6月に予選が行われたようです。
決勝は7月に行われ、朝日放送テレビ(ABCテレビ)で放送されました。

朝日放送テレビ(ABCテレビ)はM-1グランプリを制作していることや、結成年の制限があることもからも、ABCお笑いグランプリは「夏のM-1」と言われています。
2010年の32回大会までは参加芸人は関西で活躍している芸人のみで、さらに決勝は関西ローカルでしか放送されていませんでした。
しかし、2011年からは全国から芸人を募り、最近ではTverで配信されているため、全国的にもさらに注目度が高まっている関西の大会です。
主催は、朝日放送テレビ(ABCテレビ)です。

キングオブコント

コントの大会です。
芸歴制限はありませんが、即席ユニットでの出場はできません。
また、アマチュアの出場もできません。
2023年では6月の1回戦から始まり、7月〜8月上旬に2回戦、8月中旬に準々決勝、9月下旬に準決勝が行われています。
決勝は10月下旬に行われ、TBSテレビ系列で放送されています。

TBSテレビでは2020年以降、お笑いの日と称し約8時間の特別番組を放送しています。
お笑いの日の一番最後のプログラムとして、キングオブコントが行われていました。
主催はTBSテレビです。

THE W

女性芸人のみが参加できる大会です。
ノンジャンルで、芸歴制限もなく、プロ・アマ問い合ません。
2023年では、6月〜8月に1回戦が動画審査で行われ、9月に2回戦、11月に準決勝が行われました。
決勝は12月に行われ、日テレ系列で放送されました。

全国の賞レースだと、女性のファイナリストが少なく、埋もれている芸人さんを発掘するという目的であれば大変素晴らしい大会だと思います。
一方で、M-1やキングオブコントのようにジャンルではなく、性別で競うことに違和感を感じている女性芸人もいるようです。
主催は、吉本興業と日本テレビです。

M-1グランプリ

結成15年以内の漫才師が参加できる大会です。
あくまで結成年なので、芸歴が15年より多くても、結成して15年以内であれば参加できます。
2023年では、8月に1回戦が始まり、10月に2回戦、10月下旬〜11月上旬に3回戦、11月下旬に準々決勝、12月上旬に準決勝が行われました。
敗者復活戦と決勝は12月下旬、同日に行われ、テレビ朝日系列で放送されました。

いちばん有名なお笑い賞レースだと思います。
予選の動画をネットで公開したり、敗者復活戦を設けたり、公式HPではコンビ名で検索でき、毎年の戦歴を確認できたりと、かなり色々仕掛けているだけあって、他の賞レースとは規模が違います。
M-1は2001年から始まりましたが、2010年大会で一旦終了し、5年のブランクを開け2015年に再度開催されました。そのため、参加条件は結成10年から結成15年に引き上がりました。
また、2010年までを「旧M-1」、2015年からを「新M-1」と呼び分ける人もいます。
主催は、吉本興業と朝日放送テレビ(ABCテレビ)です。

NHK上方漫才コンテスト

関西を中心に活躍しており結成10年以内の芸人が参加できるノンジャンルの大会です。
Xのポストを探してみると、2023年では、5月上旬頃に予選が行われていたようです。
決勝は5月下旬に行われ、NHK総合の関西区域のみで放送されたそうです。

NHK大阪放送局が主催しており、1971年から毎年行われている伝統ある大会です。

ytv漫才新人賞

大阪を拠点にし、芸歴10年以内の漫才師が参加できる大会です。
予選(FIRST ROUND)は3回行われ、ROUND1は2022年9月、ROUND2は2022年11月、ROUND3は2023年2月に行わていました。
最終決戦は3月に行われ、読売テレビで放送されています。

読売テレビが主催している大会で、関西ローカルのみ放送ですが、Tverでも配信されており、お笑いファンの中では全国的に知名度が高まってきています。

まとめ

時期をまとめてみた

それぞれの予選の開始時期から決勝までの期間をガントチャートでまとめてみました。



以上

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