【11/13 エリザベス女王杯 競馬予想】本気度が伺える馬がいる。

エリザベス女王杯。とうとうこの日がやってきた。

去年は惨敗した記憶があるだけに筆が重い。昨年、来ると思っていた馬は、優駿牝馬、秋華賞で結果を残したアカイトリノムスメ、日経賞、オールカマーとスタミナが求められる中山で結果を出したウインマリリン、目黒記念、オールカマーで結果を出しているウインキートス。この辺りかなーと思っていた。

結果はご存知の通り、誰も連対しないという散々なものだった。
過去を振り返りながら、こんなことにはならないよう予想していきたい。

まあ、正直去年はアカイイトによる最後の直線での接近がなければ、アカイトリノムスメは馬券内に入っていたような気もしている。それでもアカイイトがあんな大外ぶん回して1着になったかはきちんと考えなくてはいけない。

個人的な勝因は、
「下り坂になる3コーナーから本番!というレース展開ができる」

ということ。

アカイイトはもちろん、2・3着のステラリアクラヴェルも後ろからの競馬をしている。坂を前にしてスタミナが少ないと、先行勢の脚は遅くなっているように感じる。坂までスタミナを残し、一気に坂を駆け上がるのが大事なのかもなーと思った。

ちなみに他後ろからの競馬をしていた組は、テルツェットコトブキテティステルツェットは流石に距離適性。コトブキテティスは純粋にスピードが足りなかった印象だ。

阪神で行う初めてのエリザベス女王杯となった2020年も、3コーナーから加速したラッキーライラックサラキアラヴズオンリーユーが後ろから差す展開の競馬になった。札幌の横山和生騎手みたいな捲りだった。

ラップで見るとこんな感じ。

<過去のエリザベス女王杯(阪神開催)のラップ>

○2021 (34.9-34.8)
12.6 - 11.1 - 11.2 - 12.3 - 12.1 - 12.0 - 12.2 - 12.0 - 11.9 - 11.1 - 11.8

○2022 (34.1-36.5)
12.2 - 10.7 - 11.2 - 12.5 - 12.4 - 12.3 - 12.1 - 12.2 - 12.2 - 11.8 - 12.5

このクラスのレースになると、阪神の2200mというスタミナが問われる舞台でもラスト400mは11秒台の脚を使わないといけないし、これに対応できなければいいポジションが取れないということでもある。去年のクラヴェルの典さんのような芸術的な捌きで、無理矢理ポジションをとるなら話は変わるが。

あとはローテーション説
秋華賞組は良くないなど、直前のレースで変わる、、みたいな話をよく聞くけど、正直よくわからない。使い詰めは良くないのかなーとは思うが、秋華賞を叩きくらいの感じでいった2021年のウインマリリンは掲示板入りしたので、秋華賞組を即消しは個人的にはできない。

<ローテーションと結果>

○2021年
1着ラッキライラック(1番人気):休養明け初戦(札幌記念)
2着サラキア(5番人気):2戦目(府中牝馬S)
3着ラヴズオンリーユー(3番人気):2戦目(府中牝馬S)
4着ウインマリリン(9番人気):2戦目(秋華賞)
5着センテリュオ(4番人気):2戦目(オールカマー)

6着ソフトフルート(6番人気)3戦目(夕月特別→秋華賞)
7着リアアメリア(7番人気)3戦目(ローズS→秋華賞)
10着ミスニューヨーク(13番人気)3戦目(紫苑S→秋華賞)
14着ウインマイティー(12番人気)3戦目(紫苑S→秋華賞)
16着ノームコア(2番人気):休養明け初戦(札幌記念)
18着カーロバンビーナ(18番人気)3戦目(六社S→新潟牝馬S)

○2022年
1着アカイイト(10番人気):2戦目(府中牝馬S)
2着ステラリア(7番人気):2戦目(秋華賞)
3着クラヴェル(9番人気):2戦目(新潟記念)
4着ソフトフルート(11番人気):2戦目(府中牝馬S)
5着イズジョーノキセキ(12番人気):2戦目(西宮S)
———
6着レイパパレ(1番人気):2戦目(オールカマー)
7着アカイトリノムスメ(2番人気):2戦目(秋華賞)
10着ウインキートス(5番人気):3戦目(札幌記念→オールカマー)
12着ムジカ(15番人気):3戦目(関ヶ原S→新潟牝馬S)
13着コトブキテティス(16番人気):3戦目(オホーツク→六社S)
16着ウインマリリン(3番人気):2戦目(オールカマー)

これを見ていると、3戦目の馬は疲れのせいか、掲示板入りしていない。
(ただ人気も高い訳ではないからなんとも言えない。。)
やはり、狙うとしたら、初戦か2戦目かなーと思う。

話をまとめる。
これらを踏まえると、、、。

●逃げ、先行馬は軽視。
●本レースが3戦目の馬は軽視。

これでたくさんの馬を消せる!と思っていたんだけど、どうやら明日の阪神は雨が降る模様。

雨が降るとなると、前が有利になるし、昨年より時計のかかる展開になりそうでも、外の方がどちらかというと綺麗なところを走れそうだから、差しの方が向くのかも。これは当日になってみないとわからない。ここでは、道が悪くても走れる馬や、しぶとくいい脚を使える馬、いいポジションで差せそうな馬を選んでいきたい。

<予想>
◎ウインマリリン
○イズジョーノキセキ
▲スタニングローズ、ナミュール、ウインマイティー
☆ルビーカサブランカ

△4,6,8,18

◎ウインマリリン
エリザベス女王杯3回目の挑戦の本馬。札幌記念は半信半疑で買えなかったが、今回も状態の良さを伺えるウインマリリンを本命に。札幌記念は特にタフな馬場であった(らしい)が、そこで見せたしぶとい走りをここでも期待したい。雨は割とプラスになるとみており、好位からうまく差してほしい。今年は栗東滞在で本気度も伺える。そろそろG1のタイトルをとって欲しい。

○イズジョーノキセキ
休養明け2戦目。馬体写真を見て、仕上がりの良さを確信した一頭。ここ2戦は上がり最速で勝っており、昨年の同舞台も、不利がありながらの5着と好走。稍重の馬場での連対率も悪くない。G1のタイトルも狙える馬。岩田騎手で見たかった。というのが本心だけども。

▲スタニングローズ、ナミュール、ウインマイティー
秋華賞組の2頭は3番手評価に。スタニングローズは今回3戦目。ローテ的には、ここは厳しいかな、、と思ったが、陣営のコメントが強気なので消せず。確かに雨の中でも走れそうな気がするし、何よりエリザベス女王杯が似合う。差し展開になるのであればナミュールもある。仕上がりも良さげ。そろそろG1のタイトルをとって欲しい馬の一頭。優駿牝馬組でもあるこの2頭は3歳世代を代表する牝馬。頑張ってほしい。ウインマイティーは、前走の内容がとてもよく、2400mながら、上がり3ハロンは自己最速の34.0秒。好気配そのもの。斤量プラスが不安だが、実力はある馬。

☆ルビーカサブランカ
穴としてルビーカサブランカを。後方一気にまくる競馬をする馬で去年・昨年と同じ展開ならこの馬にチャンスがあってもいい。このメンバーだと力が足りない印象ではあるが、鞍上は捲りの横山和生騎手。ここ最近は出遅れや不利からの競馬ばかりなのもあり、一発があってもおかしくない。距離延長はプラス。馬場状態次第ではありえるかも。

△4,6,8,18
4デアリングタクトは前走の負け方が正直良くなかった印象。怪我で馬が変わったという人が多く、G1を勝てるだけの昔の力を発揮できるか、というと正直よくわからない。

6ホウオウエミーズは、前走が渋った馬場でいい勝ち方。雨を味方にしそうな一頭。

8アンドヴァラナウトは、昨年の秋華賞3着の実力馬。福永騎手だったら、間違いなく上位評価していた。でもムーアさん、土曜の騎乗よかったんだよなあ。悩ましい。

18ジェラルディーナは、オールカマー1着と成長が著しいが、今回の斤量とコンスタントに使い続けてきたローテをどう見るか。疲れ理論からは軽視したい一頭。

三連系で当日の状況次第で抑えるかも。
抑3,5,9,14,15

3ピンハイ
優駿牝馬4着は侮れない。内で捌けたら、昨年のクラヴェルっぽい感じになりそう。鞍上は川田騎手で、北九州記念のタイセイビジョンのように、内で進路ができるのを待てるし、読めるし、動かせる。展開次第で。

5マジカルラグーン
G1勝っている馬だが、本命はジャパンCな印象。ここは叩き。だよね?
馬の仕上がり見て決める。

9ウインキートス
目黒記念3着はスタミナのある証拠。ただワタシ、ユソウ、キライ。みたいな競争成績なので割り引きたい。当日のテンション次第。

14アカイイト
昨年1着馬。ただ前走がイマイチな走り。叩き良化型とはいえ、流石に割り引きたい。変わり身あれば。

15ライラック
中山だといいパフォーマンスが出る馬。輸送の影響なんですかね?
こちらも当日のテンション次第。

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