「○○したい」と考えているうちに自分を客観視することの難しさ
現状への不満を並べることは簡単で、それに対する願望を並べることも簡単。ただ、それはあくまで主観的な話で、自分が周りと比べてどんな状態なのかとか、チームやコミュニティにおいてどんなポジションでどんなことを要求されているのかとかを踏まえているかは怪しい。
大人と子どもの境界の一つにこの「客観視」があると思う。年齢が若かろうが客観視出来れば大人だし、歳を召してても客観視出来なければ子どものまま。どんなに本人が満足しようとも、それを周りから支持されなければ世の中への貢献度は上がりづらい。
本を読んでいても、自分にとっての解釈をして「わかるわー」とか思うことがある。ただ、この理解はあくまで「主観的」な場合がほとんどである。「俺はわかってるけど周りはわかってないわー」みたいになってるときは要注意。
客観視する上で大事なポイントは、周りからどんなことを求められているかを考えること。会社や組織であれば大体役割が振られている。その役割を把握できているか、その役割で求められている結果は何か。その辺の理解を「自分はこう思う」だけじゃなくて「周りはこう思う」の視点まで広げられるか。
周りから求められるものと衝突するのは大体「自分がどうしたいか」というもの。ここの折り合いがうまくつけられないとストレスになる。ただ、主観によりすぎると組織内での役割が果たせない。ここが本当に難しい。
でも、どこまでいっても人は1人では生きられない。社会には貢献を基に接続していくことが人生を豊かにするポイントである。だからこそ自分を客観視して、周りへの貢献度を増やしていくために、自分の心持ちをコントロールすることが求められる。
ただ、間違ってるものは間違ってるし、おかしいものはおかしいと思うべき。周りに依存するべきではなく、自分で物事の判断基準を持った上で客観視することが大切。
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