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網膜剥離の話 3

網膜剥離の話、前置きが続いていますが(笑)

ようやく月曜日を迎えて
紹介状を片手に
大学病院の診察を受けに行きました。

どんな診察があるんだろう?💦
心の中は目の心配もさることながら

診察って目をどうされるんだろう?
そればかり気になっていました😅

と言うのも、
ボク、極度の先端恐怖症でして💦

気になり出すと
目をあけていられないくらいなんです。

一番酷かった高校生の頃は
景色が動くのが怖くて
電車の窓の向こうの景色を
見ることが出来ず、
外が見えない様にずっと俯いていました💦

そんな自分が目の診察😅

目を開けていられるのか?!

かと言ってこじ開けられるのも💦

順番まで生きた心地がしませんでした。

そしていよいよ診察。
その前にいくつかの検査を受けます。

眼圧検査や視野検査?
あとは何かわかりませんが(笑)
どれも結構目に迫り来るものばかり💦
冷や汗をかきながらも
なんとか耐えぬきました。

その後ようやく先生の診察。
検査結果をまじまじと見ながら

『うーん、

    症状はいつから?』


『本格的に見えなくなったのは

      4日程前です、が…、』


『が?』


先生の目が険しくなったので
ちょっとたじろぎながら


『視界の右上が欠けたのに気づいたのが…』


『が?!』


『い、一年前くらいです💦』


『いちねんー?!』


『は、はい💦』


『そらこないなるわ…』


『え?!💦酷いんですか?!』


『これほんとに

  いつ失明してもおかしくないよ。』


『そう聞きました😅』


『ここまでもったのが

       不思議なくらい』


その後、呆れた表情の先生が
しっかりと診てくださいました。


そして、出た結果が、


手術は確実、そして緊急。
手術の方法はこの後相談。
手術しにくい場所が剥がれている。
失明を食い止める、が目的。
どこまで視力が戻るかはわからない。


と言う事でした💦


そ、そんなに悪いんですか?!😅


『そやね、これまでたまたま

失明しなかったことに感謝した方がいいくらい』


そして、症状をくわしく
説明していただいたんですが

簡単に言うと、例えば

壁紙の端っこが剥がれたとして、
それにすぐ気付いて
パッと貼り付けたらすぐ直るのが
一年放っておくとどうなるか?

今の自分の剥がれた網膜は
一年剥がれたままで放置した
壁紙と同じ状態で、
それを今貼り付けても
型が残ったり、しわになったり
剥がれた網膜自体が劣化してしまって
もう機能しないかもしれない、
とのことでした💦

なので、
治るかどうか、見えるかどうかは
とにかく手術してみての
出たとこ勝負だ、

と言われました。

元に戻ればめっけもん、
視力低下は当たり前、
失明を食い止められただけラッキー

それが現実でした💦


まさかそこまでとは…。


がっくり来ているのも束の間
先生から手術の方法のを聞いて
さらに愕然とするのです💦


ここからは現実的な痛い話になるので
出来るだけソフトに話します(笑)


網膜剥離の手術には
大きく分けて二通りあるらしく、

専門的な事は当然わかりませんが、
非常に患者サイドから要約すると、

一つは
痛くは無いけど入院期間が長引くやつ。

もう一つは
恐ろしく痛いけど術後は早く退院出来るやつ。
です…。


いやいや!
選択の余地無いやん!
そんなん痛く無いやつするやん!💦


なので、
痛く無いやつをお願いすると、


『それはあなたにはオススメ出来ないので

            痛いやつに決定』


『えーーー!!!💦

 それやったらその飴いらんわっ!』


説明しなければいけないにしても、
初めから決定ならムチだけでええわ!


さらにがっくりしているボク…。

恐る恐る


『どれくらい痛いんですか?』


聞くと、


『麻酔はほぼ効かないから

 大人でも手術中に気絶するレベル』


なんだとか…。


『え…、』


もう放心状態です。


先生が言うには、
局所麻酔は殆ど効かず
眼科史上一番痛い手術なんだとか。

そのあまりの痛さに
眼科がこれまでの事を反省して、
全身麻酔に切り替えている、
全身麻酔だともちろん痛みは無い
との事。

『え?!じゃあ!全身麻酔で!』


『…、』


『ところがね…、』


先生が一筋の光を断ち切る様に


麻酔は命に関わる手術から優先で
網膜剥離は後回しになる、
あなたの場合は順番を待ってる内に
失明する可能性が高い。
なので、局所麻酔で決定。

と言い放たれました…。


そんなせっしょうなー!!!


そこからはもう、
先端恐怖症云々どころではありません💦


『先生!ボク痛いのが極端に嫌いなんです💦

なんとか痛くない手術に替えられませんか?!』


『それは無理ですね。』


『それなら全身麻酔を待ちます💦』


『なかなか回って来ませんよ

   失明覚悟ならいいですが』


『…、』


『じゃあ、どうして

     痛くないのは無理なんですか?!』


『それはあなたがまだ若いからですね。』

『若いから?』


『そうです。』


『若いと何が?』


『…、』

だって、若いと言っても
当時ボクは既に


『45歳1ヶ月手前…。』


それで若いのか…?

聞いてみると、
手術には必ずリスクがあって
痛くない手術をするには
ボクの剥離箇所が
手術のやりにくい場所なんだそうです。
無理にやると、

『水晶体』

と言う自然のレンズみたいなのを
傷付けてしまい、一瞬で白内障になり
そのレンズが使えなくなるらしいのです。

そうなると
人工レンズに替えるしかなくなる、
という事でした。

さらに先生が


『人間いずれは必ず白内障になるから

  結局は人工レンズに替えるんだけどね、』

『…、』

『でも、医者とては自然にある機能を

  出来る限り長持ちさせてあげたいから』

『…、』


『ある程度の年齢なら諦めて

痛くない手術をオススメするんだけどね。』

『あなたはまだ若いから

       そうするには勿体ないからね』

『…、』

確かに先生の
お医者さんとしてのご意見も
よくわかる…。

もちろん生まれ持ったレンズを
あえて無駄にするのは
やっぱり勿体ない事だし…。

だけど、
そんな気絶するかもしれない程の
壮絶な手術も嫌だ…。

でも、先生が言うんだから
それはもう覚悟を決めるしかないな。

万事休すか…。


『…、』


よし!!!
これでも男だ!ここは男らしく
グッと覚悟を決めて!


最後の最後に
先生に一つだけ尋ねました。


『因みに、何歳だったら

 諦めて痛くないのに切り替えるんですか?』



『…、』




『47歳くらいかな…。』



『痛くないので…、

        お願いします…。』

という事で、
めでたく痛くないのにしてもらえました(笑)

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