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幸せな読書

執筆のため、クラシック音楽の書籍をあれこれ読む。複数の図書館でまだ読めていないものを探し、古書店にも足を運び。

今読んでいるのはこちら。カール・ニールセンのフルート協奏曲などが都内のオーケストラのプログラムに上がっていたので、改めて人物像を知りたいと思い。

時は19世紀半ばから20世紀初頭にかけて。デンマークの島で十二人兄弟と共に成長した記録。

その生活は、貧しく、今の文化からは思いすら届かない不便なものだ。それでも、父親が演奏家だったので、家にヴァイオリンがあり、唯一の家具とも言える台所の棚は実はスピネットだった。

まだ、読み始めたばかりだけれど、幸福感に包まれる。人はこんなに厳しい自然の中で生まれ育ち、教育も行き届かない中、わずかな食べ物にも感謝して生き、やがて今日の私たちの胸を打つ音楽を創作してしまう!ワォ!

人の力は大きい。それは、産まれたままで、本来備わっているものだ。その力を信ずること。
もう少し、ゆったりしよう。

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