OkazuAIよありがとう!
先日から、手慰みみたいにOkazuAIに絵を描いてもらっていましたが、とうとう五月十二日でサービス終了となってしまいました。
個人的には気軽に使えて楽しく遊ばせていただいたので、感謝の気持ちを記しておきたいなと。
もっと早く知っておけば良かった!
元々AIに絵を描いてもらうことには、憧れはあったんですよ。
僕は漫画やアニメが割と好きなのに、そういう方面の練習を早々に投げ出してしまったので、自分が物語を考える際に作る、イメージボードに使う素材なんかは適当にネットで集めてきた画像(主に漫画やアニメのキャラクターの絵)を借りてきて使ってきました。
そうした画像のキャラクターは既に物語を生きていて、個性も強い存在ですから、どうしてもイメージがためには向いていないように感じていたわけです。
でも、AIがゼロから(厳密にはゼロからではないにしても)描いてくれるキャラクターには身体はあっても魂は入っていませんから、こちらからドンドン設定を加えていくことができて、「これならいいイメージソースになるなぁ!」と割と初期から思っていたんですが、先立つものがないので環境が整備できず、諦めていたわけですよ。
そしたらスマートフォンで画像生成AIが利用できるアプリがいつのまにか複数公開されていて、使ってみたらなかなか面白い画像を描いてくれるので、僕は楽しくなってしまいましてね。
まあ、思った通りの絵はなかなか描いてくれませんけれど、彼らなりに頑張って描いてくれた絵は、変な部分も多かったけれど、誰も僕では描けないものでした。
自分で描けないという事実は変わりませんが、自分が思い描いた結果を出力してくれる稀有な存在に、本当に感謝しているのです。
難しいバランス
ただ、忘れてはいけないのは、画像生成AIという存在は、今のところは実際に絵を描いている人たちの成果を、何らかの形で利用していることで「画像生成AIがあれば絵師なんか要らないよね」みたいな見当違いなことは、間違っても言ってはならないと思うんだ。
僕は結局アイコンに画像生成AIの描いた絵を使っているけれど、本当なら幾ばくかのお金を支払って、誰かにお願いしたかった。
その前は好きだったマンガのキャラクターだったし、大昔はカラーコーンだったり愛車の写真だったりしたけど、自分のアイコンを用意するなら、誰かに描いてもらいたいという希望は昔からあったんだよね。
描いてもらうという過程に、その絵師さんとのやりとりであったり、絵師さんを選んだりする際に頭を悩ませたり、その後にまた別のお願いをしたりと、そこには絵師さんの技量以外にも、その絵師さんとの繋がりであったり、共感を得たりするという行為であったり経験であったり、そういうものにお金を出したいと僕は思っていたのです。
まあ、画像生成AIともそういうストーリーは築けなくはないのでしょうが、まだまだ彼らには難しいことだと思うんですよ。
画像生成AIには感謝しているし、今後はもっと色々知りたいと思っているけれど、実際の絵師の方々を軽んじてはいけないし、自分の贔屓の絵師さんとちゃんと繋がりたいと思う。
その辺が何というか、難しいなと思ったりする。
そんな最近です。
まだまだ色々難しいChatGPT
昨日、今まで書いてきたAIを使ってWeb制作を時短できないかという試みのオチをつけたくて、ChatGPTを利用して僕こと「ただのいそじ」という人物のプロモーションサイトを作ろうとしたんですよ。
まあ、コーディングやデザインは難しそうなので、テキストのライティングをお願いするべく、プロンプトを書いていたんですが、結局やめてしまいました。
理由は、いくつかあるのですが、文章の作成一つとってもなかなか使いにくいんですよね。
例えば「文章が硬いので、もう少し砕けた感じで」と指示した際に、いきなりおじさん構文にも似たテイストの文章を書いてきたので、何とかして調整を試みたんですがらドンドン深みにハマっていくので、諦めて自分で書くことにした次第です。
無料で使えるAIなら、この辺りが限界なのかも知れませんねぇ……。
この先どうなるのだろうか?
AIの急速な進歩で、様々な問題が噴出してきている現在、あまり大っぴらにその進化を喜ぶのは難しいかも知れませんが、より人に寄り添った方向で、さらなる進化をしていくことができれば、AIの将来も明るいかもしれませんが、結局はまだ動画の域を出ない代物ですから、人間の側が使い方を見極める必要がありそうです。
ふと全米ライフル協会みたいに「AIは人を殺さない。人が人を殺すのだ」ってな言葉が頭をよぎったんですが、どちらにしても、人間の側がしっかりしてないと、使いこなすのは難しいかもしれません。
そんなことを考えることキッカケをくれたOkazuAIには、本当に感謝しているんですよね。
まあ、マネタイズがうまくいくようになったら、同じようなコンセプトのアプリを再びリリースして欲しいもんです。