日本人は時間にルーズ?

始業時間は守るのに

何かの記事で読んだ事がある。日本で働く外国人の方が思う「日本の何で?」について。

始業時間はみなきっちり守るのに、終業時間は全然守らない。

これを見た時、ハッとさせられました。そして心のどこかでごめんなさいと思いました。

日本の人はみな時間を守る。恐ろしくきっちり。会社に1分でも遅れたら遅刻は遅刻だ。なのに、退社時間は誰も守らない。なんで?

いや、もう本当にコメントのしようがない。残念ながら、長年それが美徳として考えられてきたからだと思います。ボランティア精神とか自己犠牲とか、そういった類ですよね。まわりの人達(上司とか)が帰らずに残っていると、無言の「帰るな!」プレッシャーなのだろうか…などなど。自分も数年前まではそれが染み付いてしまっていました。

でもある時、就業時間内に仕事終わってないだけだよね?って思えてきました。新しく人が入ってきて、残業が当たり前の部署だったら嫌だよな…って思ってからは、うちの部署は定時に帰ろう!って事にしました。定時30分前くらいからは次の日の準備をしたりこっそり読書したり、ドタバタしないようにしてます。

今になって考えると無意味な時間の浪費はよくないですし、帰らずに残っている人には、理由がある人もいます。家では禁煙している事になっているので、会社だと喫煙できるから残っているだけの人もいます笑。

若い時は【遊ぶために仕事をしている!】とか思ってたりしていましたが、今となっては【仕事をするために遊ぶ】って感覚です。仕事以外の事で吸収して身につけた事を、仕事に還元するイメージです。プライベートで身につけた事を、どう仕事に生かすか。そして、その遊ぶための時間を無駄にする事なく、定時で仕事を終わらせられるか。


凝り固まった視点をずらす

物事をいつもの逆から考えたりすると、あっさり何かがすっきりする事って多くないですか?よく聞く「日本の常識は世界の非常識」みたいな感じでしょうか。いつも同じ椅子に座っていると、なかなかその物事の後側までは見えません。そういう時は思い切って違う椅子に座る事も必要だと思います。案外あっさり解決する事もありますし。

やはりマジョリティに支配されてしまいますと、自分で決めれる事にもおっくうになってしまいます。意思なき意思とでも言いましょうか。そうやって小さな意思なき意思がうねりをつくり、やがて意思なき意思が大きな渦を作ります。最終的には意思なき民意ができあがり、誰のものでも無くなってしまう。恐ろしい事だと思います。


自分で決めるという事

小さな事でも、自分で決めて自分で実行する。思った事は口に出してみる。自分で決断をするという事は簡単な事ではありません。でも決断の数だけ、人の心は強くなると思います。小さな決断でも、積み重ねていくと自信になるはずです。

さて今日は何を作って食べようかな?
まずはこれくらいからで十分です。

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