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週刊ブラウグラナ② 


はじめに

夏限定の週刊ブラウグラナをはじめました(正式には7月27日の投稿~)。
マガジンも作ったので良ければ見てくださいね。ということでこの週刊ブラウグラナでは1週間の間に流れてきた様々なニュースやトピックをお届けします。それでは早速見ていきましょう。

PSM3連戦

アメリカでの強豪クラブとのプレシーズンマッチ3連戦は1勝2分で終了しました。

今回のアメリカツアーではEURO、コパアメリカが直前まで行われており、パリ五輪の真っ只中であるため、怪我人に加えてそれらに参加している選手は基本的にはこのツアーに参加せず、テア、クンデ、ギュンドアン、ハフィーニャの4人は途中からの合流となりました。そのため、基本的にはBチーム仕様でのツアーとなり、有望な若手を見定める機会という側面が大きかったように思います。その中で特によかった選手(主に若手)を何人か簡単に紹介したいと思います。

①パウ・ビクトル

なんとこの3連戦で3ゴール1アシスト!全ての試合で得点に直接関与しており、約3mの移籍金を大幅に上回る活躍を見せてくれました。これはほぼ確実に24ー25シーズンのトップチーム帯同が確定したと言っていいでしょう。何と言ってもパス・ドリブル・ボールキープ・シュート・プレスバック何を取っても素晴らしく、CF、両WG、OMF(ST)と多くのポジションをこなすことが出来るプレーヤーで今季のブレイク候補筆頭でしょう。

②マルク・ベルナル

ネクスト・ブスケツと呼ばれる大型ピボーテ。身長188㎝の左利きピボーテという時点でかなり希少ですしまだ17歳。ヤマル、クバルシと同学年です。恐るべきはその落ち着きぶりで状況判断が良く、ビルドアップの出口にもなりながら高い位置で押し込む際には攻撃の起点にもなれる、正にバルセロナが求め続けていたピボーテ像とぴったりと重なります。守備の軽さが所々目立ちますが、それはこれから改善されていくことに期待しましょう。

③マルク・カサド

昨季遂にトップチームデビューを飾ったバルサBの心臓も素晴らしい活躍を見せてくれました。ベルナルとのドブレピボーテでしたがどちらかと言えば前よりのポジションに立ち、ハイプレスにも積極的に出ていき、ビルドアップでは流石の落ち着きを見せてくれました。以前からフィジカル面の課題を指摘されてきましたが、ドブレピボーテなら十分にやれると思います。彼もまた、今季はトップ帯同の可能性大でしょう。

④アレックス・バジェ

バルデがこのツアーで復帰したこともあって基本的には左利きながら右SBでの出場となりましたが、特にレアル・マドリ―とのエル・クラシコでは1アシストを含む全得点に絡み、クロス精度の高さと上がりのタイミングと判断の良さを見せつけてくれました。ただ、マン・シティ戦ではグリーリッシュにしてやられたので対人はまだまだ伸びしろがありそう。昨季はレバンテにローン移籍をし経験を積んできたと思うので、今季はカンセロを再び獲るようなことがなければ、左SBの2番手としてトップチームに帯同するでしょう。

⑤パブロ・トーレ

昨季はラ・リーガで旋風を巻き起こしたジローナにローン移籍をし、今季フリック体制初ゴールも決めた彼もまた、トップ下で少なからず存在感を見せました。特にマン・シティ戦ではゴールも決め、アピールには成功しましたが、後で紹介しますが強力なライバルの加入が決まったため、ポジション争いは厳しくなるか。どこかトップ下のポジションがあって保持型のチームにローン移籍させるのが一番良い気がしますがどうなるか。

⑥セルジ・ドミンゲス

バルサBの壁が怪我を乗り越え戻ってきました。まだ粗削りな部分はあるものの、3試合全てでプレータイムを貰っており、少なからず評価はされているようです。ミラン戦では失点シーンで飛び込んできた相手を抑えきれませんでしたが、ビルドアップ面では素晴らしいスタッツを残しており、効果的な縦パスや持ち運びを見せてくれました。マン・シティ戦の先制点も彼の縦パスからでしたね。今季こそBの2部昇格のために中心選手として活躍して欲しいなと思います。

⑦ジェラール・マルティン

正直あまりプレーを見たことがなく恐らくもともとCBの選手だと思うのですが、足元が優れているタイプというよりは攻守ともに対人に優れた左SBという印象を持ちました。積極的なオーバーラップからマン・シティ戦ではアシストも記録していましたし、大型SBとして計算できるのではないかなと思います。
他にもギジェやトニ、キムなど16.7歳のアタッカー陣が少ない時間でもアピールしていましたし、レヴァンドフスキもコンディション良さそう。逆にロケがあまりにもダメなので不安は残りますが。改めてラ・マシアの育成力はとんでもないなと思い知らされました。再びラ・マシア黄金期が訪れるかもと思うと楽しみです。

ロメウが再びジローナへ

昨季ジローナから移籍してきたヤマルの先生ことオリオール・ロメウがアレイシ・ガルシアをレヴァークーゼンへ売却し、ピボーテを探していたジローナにローン移籍で復帰することが決まりました。やっぱりバルセロナのピボーテ像にロメウは合わなかったのかなと思いましたが、序盤戦は良かったのでミスをした時のメンタル的に厳しかったのかなと思います。
ジローナではロメウはきっと輝くはず。もう一度華を咲かすため頑張って!CLも出れるし。

ダニ・オルモ獲得決定

今夏のビッグディール第一号はラ・マシア出身でEURO得点王となったライプツィヒのアタッカー、ダニ・オルモとなりました。

移籍金は55m(一部報道では47m+10m前後のアドオン)です。さぁ中盤の人員だけは大量なバルセロナでどこで使うのか。彼自身はAMFとLWGが主戦場で、RWG、CMF、CF(ST)もこなせます。そしてなんと言ってもドリブル、パス、シュート何を取っても高水準で、EUROでも得点王になりましたし、大一番での勝負強さも身につけてきています。非常に楽しみな補強ですし、何よりフリック主導の移籍だったらしく、彼がバイエルン・ミュンヘンの監督時代に対戦もしてるのでいい選手だなと目をつけていたんでしょうね。ハズレ補強になることは絶対にないと思いますが、怪我がちな部分さえ改善出来ればLWGのスターターとして十分に活躍できるでしょう。

おわりに

今回はここまでとさせてください。いやあ書いた書いた。PSMの若手紹介が大分長くなってしまいましたね。さあ来週末から24ー25シーズンのラ・リーガが始まります。モナコとのガンペール杯を挟んで初戦の相手はバレンシアです。今季はレアル・マドリ―、アトレティコ・マドリーがもの凄い陣容で壁は高いですがリーグタイトルを目指していきたいですし、無冠はやめましょう。何かタイトル取ろう。フリックバルサには大いに期待したいですし、全力で応援します。

Visca Barca Visca Catalunya

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