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ガビは過大評価なのか

バルセロナの背番号6と言えば、、、
直近10年、20年のバルセロナを見ていた方なら
間違いなくこう答えるであろう。
チャビ・エルナンデスこそが最高の背番号6”であると。

チャビ・エルナンデス

私も勿論バルセロナの背番号6と言えばと聞かれると
間違いなくチャビの名前を挙げると思う。
そんな6という番号を今季から正式に
身に着けることになった選手がいる。
その選手とは、、、パブロ・ガビである。

パブロ・ガビ

まだ19歳ながら今季の第4節オサスナ戦で
トップチーム100試合出場という偉業を達成しました。
昨季は若手版バロンドールともいわれる
ゴールデンボーイ賞を受賞し、名実ともに
次世代のスターへと成長したガビ。

ゴールデンボーイ賞は2021のペドリに続き2年連続バルセロナの選手が受賞



ルックスも良くまだ19歳ということもあり
所々まだ子供らしさも見えるガビは、
スペイン王女とのやり取りが目撃されるなどの
話題性も持ち合わせています。しかしながら
見た目とは裏腹に彼のプレースタイルは
ファイターそのものであり、勇猛果敢に
相手にコンタクトを仕掛け、攻守どちらも
バルセロナのトランジションの中心となっています。
昨季は左のエストレーモで起用されることが多く
プレスの起点になりつつ偽のWGとして可変システムにも
対応しており、サッカーIQの高さも窺えます。
という良さを挙げていく一方、クレである我々から見ても
手癖の悪さや審判への抗議などで毎試合イエローカードを
貰っている印象が強く、2枚目を受けて退場なんてことも
珍しくはありません。彼のような選手が今季のハイラインかつ
ハイリスクなバルセロナの戦術において居なくなってしまうのは
かなり厳しくなってしまうのも事実。
他クラブのサポーターからは「荒すぎる」という声を聴くことも
しばしばありますね。それは私も同感です。
先日、ガビが練習中にイラついていたところを
チャビが少し強めの語気で諫めていた動画を見ました。
選手時代「冷静沈着」というイメージの強かった
チャビは監督になってからは熱血なイメージが強く
選手一人ひとりに熱心にアドバイスや意見をぶつけている
姿を見るとこの監督の下でならガビは今のプレースタイルで
なお冷静なより良い選手になれるのではないかと感じました。
最近はバルセロナに限らず17歳でデビューしたラ・ロハでも
レギュラーに定着し既に25試合に出場し5ゴールを記録。
得点力も年々向上しています。
昨年のW杯でもスーパーゴールを決めていました。
因みに代表では背番号は9を着用。イメージとは違うかも?

ガビとアレックス・バルデ


今のバルセロナに必要な中盤からの飛び出しやコンビネーションを
ガビが主導できるようになれば今のバルセロナよりもっと
多彩な攻撃を展開できるようになり「強いバルセロナ」
取り戻してくれるのではないかと期待しています。

因みにラ・ロハでは同じチーム、そして
クラブとしてはライバルのレアル・マドリ―に所属する
右SBダニ・カルバハル
「ガビは19歳ながらバルサでもスペイン代表でも
スタメンで出場している。何と言えるだろうか?
本当に素晴らしい選手で、まさに宝石だよ。」

と語っています。彼のようにラ・ロハで数々のバルセロナ・マドリーの選手とプレーを共にしてきた百戦錬磨のベテランからのこれ以上ない賛辞は
ガビをより高い場所へと引き上げる一つの要因になるかもしれませんね。
結論とすると、ガビは過大評価ではありません。どう考えても。
バルセロナにも、ラ・ロハにもなくてはならない存在なのです。
攻守に渡ってここまでハードワークできる若手の選手は他にいません。
まだ粗削りな部分があるのも事実ですがそれらを改善し、
成長していければ間違いなく世界に誇るクラックになることでしょう。

fin.

P.S.
彼のような未来のクラックが、21世紀バルセロナの象徴である
リオネル・メッシと共にプレーすることが出来なかったのがなんとも
悔しい。ペドリもわずかな時間ではありましたがメッシと共に
魔法がかかったようなプレーを見せてくれました。

メッシとペドリ 彼らのプレーはまるで魔法


かつてイニエスタ、チャビとのトライアングルで世界を驚かせたように
ガビ、ペドリ、メッシのコンビネーションも見てみたかったですね。

次世代の世界最高のインテリオールコンビ


いつになるかは分かりませんが、
いつかメッシの引退試合で見れることを期待しましょう。

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