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第11節 FCバルセロナ対レアル・マドリー



初めに

日本時間10月28日23時15分に
キックオフとなった第11節の大一番
7勝3分で3位につけるバルセロナと
8勝1分1敗で首位に立つレアル・マドリ―の
今季公式戦最初のエル・クラシコ。
結果は1ー2でレアル・マドリ―が勝利。
今季最初のクラシコはマドリーに軍配が
あがりました。試合は最終盤までどちらが
勝ってもおかしくないような展開が続き、
結局守備の一瞬の隙をつかれて失点し
敗れたわけですが、中々いい試合だったの
ではないでしょうか。というのもお互い主力選手が怪我でいない中、素晴らしいプレーを沢山見ることが出来ましたし、92分に得点が生まれるというのもまた、エル・クラシコ
らしいですよね。因みにバイト終わりにバイトの同期(マドリディスタ)と話しながら観戦
していたのですが、マドリーの2点目は2人
とも「え?」ってなってました。

スタメン

まずは両チームのスタメンから見ましょう。

https://www.fotmob.com/

バルセロナは直前の練習でハフィーニャ、
クンデ、そしてレヴァンドフスキが復帰
しましたが、全員ベンチからのスタートに。そしてここ数年の対戦において毎回
”対ヴィニシウス専用”として右のラテラルに
置かれているアラウホが今回も右のラテラルで
スタメンに名を連ね、CBコンビは安定の
クリステンセンと好調のイニゴを起用。
そして起用法が注目されていたカンセロは
まさかの右のエストレーモで先発。
守備面のことを考えると納得ではありますが
ここ一番のタイミングでこの判断を下した
チャビはチームの状況をよく見ていますね。
一方のレアル・マドリ―はほぼいつもの面々に
カマヴィンガが私の予想とは異なって
ベンチスタート、左のラテラルには
フェラン・メンディが入り、中盤はクロースをスタメンに起用してきました。これが今の
マドリ―のほぼフルメンバーなのかな。
今季はこのまま442ダイヤモンドかな。

前半

試合は前半早々いきなりスコアが動きます。
6分、ギュンドアンが縦に差し込みフェラン
とのワンツーを試みます。それがチュアメニに当たってこぼれると、それをギュンドアンが猛烈に追いかけアラバのカバーリングのクリアも拾ってそのままケパの股下を抜き先制。
ギュンドアンのバルセロナ加入後初ゴールは
エル・クラシコでの得点になりました。
マドリーの選手は反応が遅れたというよりはアラバ以外誰も反応していなかったという
表現が正しいでしょう。その中諦めずに追っていったギュンドアンは素晴らしかった。
こんなに稼働し続けてもスーパーな
パフォーマンスを維持できるなんて。
来てくれてありがとう、ギュンドアン。

稼働率断トツトップ(95%)のギュンドアン
初ゴールおめでとう

16分、マドリーが低い位置からの
プレス回避を試みて中盤低めの位置に
降りてきたクロースにカルバハルがパスを
出し、クロースが受けた瞬間、ガビが
素晴らしいプレスをかけてボールを奪うと
フェルミンが拾ってシュート。
しかしこれは左のポストに直撃。
ここで決めていれば、、、。
フェルミンは直近の試合で何度かポストに
当てており、これが決まるようになると
もっともっと重要な選手になっていきそう。
22分、マドリーの攻撃から一度やり直そうと
バックパスを受けたリュディガーが恐らく
30mほどの距離から強烈なミドル。
枠外でしたがかなりヒヤッとしました。
38分、中央でボールを受けたクロースの
ロブパスにカルバハルが抜け出し、
角度のない所から強烈なシュート。
これはサイドネットでしたが、怖かった。
若手がどんどん台頭してきていますが、
べテラーノ達のプレーもまだまだ健在。
46分、カウンターの場面で突破を試みた
ヴィニシウスをフェランがホールドして
ブロック。結局イエローが出されましたが
こういうタクティカルファウルを出来る
ようになったのはフェランの成長が
少し見られたところではあります。
あのシーン抜け出されていたら完全に
テアとの1対1でしたからね。
ここで前半終了。後半へと移ります。

後半
51分、バルセロナのCKのシーン。
一度は流れるも、フェルミンが拾って
クロスを上げるとイニゴがヘディング。
これもまたポストに嫌われます。
こぼれ球にアラウホが詰めるも、
ケパがパラドーン。何とか防ぎます。
57分、途中出場のカマヴィンガが
中央に入ってきてボールを受け、
バルセロナの選手を引き付けてパスを出し
クロースがダイレクトのシュートを放つも
テアがしっかりとキャッチで処理します。
クロースのミドルは本当にヒヤヒヤする。
67分、チュアメニがこれもまた30m前後の
距離から強烈なミドルシュートを放ちます。
しかしこれはテアがパラドーン。
中盤に三ドルを持ってる選手が多すぎです。
68分、クロスのクリアのこぼれを拾った
べリンガムが約25mの位置から右足一閃
スーペルゴラッソを決めます。
リプレイで見てみると超無回転。
なんだこれ、ただのチートじゃないか。
流石のテアも触れてはいましたが
弾ききることが出来ませんでした。
80分、レヴァンドフスキがサイドに展開し
ハフィーニャの折り返しを再び受けた
レヴァンドフスキがダイレクトシュート。
可能性を感じるシュートを放ちます。
このエースがここから復調できるかが
バルセロナの命運を握っているといっても
いいでしょう。それくらいの存在なんです。
そして見たくなかった悪夢の瞬間は、
やはり最後の最後に訪れます。
92分、カルバハルのアーリークロスが
守備の一瞬の隙をついてポケットに
侵入していたモドリッチのもとへ。
それをモドリッチがまさかのトラップミス。
それがいい感じに流れ、カバーに
入っていたイニゴの頭上を抜けて
飛び出していたべリンガムのもとに
これをマドリーの5番が冷静に決めて
後半ATに大逆転。崩れ落ちました。


これがマドリディズモの体現者
エル・クラシコデビュー戦で
いきなりのドブレーテ。
92:48の悪夢が蘇ります。
これがべリンガムなのか。
ということでこのまま試合終了。

総括

まず第一印象はナイスゲームでした。
でも、ホームのクラシコに勝てなかったのは
本当に痛い。悔しい。ホームでは絶対に
勝たなければいけない。例え、舞台が
カンプ・ノウでなかったとしても。
バルセロナは前半は本当に素晴らしかった。

もし彼が居なかったらと思うと
恐怖すぎる

こんなにも負傷者を抱えながら、
ここまで出来るのかと少し感動しました。
でも、相手はレアル・マドリ―。
決めるところで決めておかないと、
あっという間にやられてしまう。
そんなこと、痛いほど分かっている。
それでも止められなかった。
悔しいけど敵ながら天晴です。
マドリーに負けたというよりも、
べリンガムに負けた。
でもまだシーズンは始まったばかり。
少なくとももう一度、ベルナベウで
借りを返すチャンスがあります。
次は勝ちましょう。絶対に。
Visça Barça!

勝手に採点

今回は特別に両チームやります。
FCバルセロナ
テア:6.0
アラウホ:7.0
クリステンセン:6.5
イニゴ:7.0
バルデ:5.5
フェルミン:6.5
ガビ:8.0
ギュンドアン:7.5⚽
カンセロ:6.5
フェラン:6.0
フェリクス:6.5

レヴァンドフスキ:5.5
ロメウ:4.5
ハフィーニャ:5.5
ヤマル:5.5

中盤のクオリティが圧巻。
この日のガビはスーパーだった。
シンプルにチャビの采配ミスじゃね?

レアル・マドリ―
ケパ:6.5
カルバハル:7.5
リュディガー:6.0
アラバ:6.5
メンディ:5.5
チュアメニ:7.0
バルベルデ:7.0
クロース:6.5
べリンガム:9.0⚽⚽
ロドリゴ:5.0
ヴィニシウス:5.5

カマヴィンガ:7.5
ホセル:5.5
モドリッチ:7.0🅰
バスケス:採点不可

べリンガムゲー。凄すぎ。
FWは全然機能してなかった。
モド爺は流れを変えた。

MOM:べリンガム
満場一致。スーパーでした。

fin.




因みにモンジュイックの観客数は
公式の収容人数を超えていたそう。
どゆこと?笑


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