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週刊ブラウグラナ① 


はじめに

長かったシーズンが終わり、EURO2024も終わり、今度はパリオリンピックの時期になりました。日本は初戦5ー0の大勝。おめでとうございます。
ということで今日はですね、久々にバルセロナの現在の状況について分かっていることを幾つか書いていきたいと思います。

①ハンジ・フリック就任

ゴレツ化させてくださいね

もう皆さんご存じかと思いますが、元バイエルン・ミュンヘン、ドイツ代表の監督であるハンジ・フリックが24ー25シーズンよりFCバルセロナの監督に就任しました。噂が出てから随分と時間がかかっての就任でしたね。
というのも当初はハンジ・フリックorロベルト・デ・ゼルビ(マルセイユの監督に就任)orラファ・マルケス(バルセロナBの監督を退任)の3人が候補として挙がっており、一度フリックは可能性を除外された時期もありましたが一転、就任することが決まりました。
相変わらずのフロントのクソムーブにも関わらず、「バルセロナで監督をやりたいんだ」という気持ちを持ち続けてくれたフリックには感謝です。
さて、彼のスタイルについて簡単にお話しすると、大枠はバルセロナと同じく「ボールを持ち、試合を支配する」スタイルを好みます。しかし、これまでのバルセロナの戦術との違いは攻撃面で、WGは大外に張り、そこから単独で仕掛けていき、アーリークロスを多用するというもので、中央打開というよりはビルドアップで相手を揺さぶり、フリーになった大外にボールを預けてから攻撃を開始するイメージです。まあ確かに当時のバイエルンにはザネ、ニャブリ、コマンなど快速ドリブラーが多く在籍していましたから、そのようなスタイルになるのも分かりますね。

②マルク・ギウがチェルシーへ移籍

この試合は23ー24で1番センセーショナルだったかもしれない

昨季アトレティック・クルブとの試合でデビューし、そのわずか数十秒後に決勝点を挙げたワンダーボーイがイングランド・プレミアリーグのチェルシーに6mで移籍してしまいました。結果的にヤマル、クバルシ、フォルトの3人ほどの出場機会は得られず、バルサ・アトレティックが主な戦場でした。
ラ・マシアの選手にしては身体が大きくスピードもあるため、レヴァンドフスキとは異なるタイプの9番像として期待していたのですが、やはりプレミアリーグは魅力的なのでしょうか。私には分かりません。
チェルシーのPSM1試合目にギウはスタメンで出ていたようで、悪くはなかったとのこと。向こうでも頑張ってね。

③チアゴ・アルカンタラがバルセロナに帰還

11年ぶりにバルセロナに帰還 緊急時には出場してね

リヴァプールに所属していた23ー24シーズン限りで現役を引退した魔術師チアゴ・アルカンタラがコーチとしてバルセロナに戻ってきました。これには喜んだクレも多かったのではないでしょうか。ラ・マシア出身で12ー13シーズンまでバルセロナに所属していた、ということは、ペップバルサの一員として数多くの栄光を手に入れたメンバーの1人ということです。
まだ33歳。現役を続けて欲しい気持ちもありましたが、彼の復帰により同じポジションであるペドリやガビに良い影響があることは間違いないので期待しましょう。プレシーズンだけとは言わずに1シーズン帯同してくれていいんだよ?

④ラミン・ヤマルが背番号19に

昨季16歳ながら完全にチームの主力としてプレーし、50試合で7G7Aを達成すると、EURO2024でも主力としてプレーし、全試合出場1ゴール4アシストで大会アシスト王&最優秀若手選手賞を獲得した次なる神の子ラミン・ヤマルがトップチームに昇格し、24ー25シーズンより背番号19を背負うことが発表されました。背番号19と言えば、リオネル・メッシがトップチーム昇格後最初に付けた背番号であるため、大いに期待したいところ。

まだ完全体でないころから圧倒的なドリブルを魅せたメッシ
伝説の5人抜きドリブルはこの頃生まれた

メッシとは異なるタイプのドリブラーながら17歳当時のメッシと比べるとクロス精度や逆足の使い方、怪我耐性は既にヤマルの方が上に感じます。数々の記録を更新してきた遅るべく17歳はここからどれだけ長い時間、私たちに夢を見させてくれるのか、楽しみですね。

⑤パウ・ビクトルがジローナから加入


昨季バルサ・アトレティックで20得点を挙げ、得点王に輝いたパウ・ビクトルをジローナから約3mで獲得しました。これはとても大きい。
主にCFとLWGが主戦場でギウが去り、ロケも去就が不透明の中、FWの選手でバルセロナのやり方を知っており、しかも3mという安い金額で獲得できたのは大きいですね。22歳ということもあり身体ががっちりとしていて、プレースタイルは今後試合を見て確認していきたいですが、もしかしたら昨季開幕前のエル・クラシコでフェルミンがスーペルゴラッソを決めてから一気に椅子を勝ち取ったように、PSMの出来によってはいきなり主力になるかもしれません。楽しみです。

おわりに

以上大きな話題はこのくらいでしょうか。とはいってもまだまだ開幕まで時間があるのでニコ・ウィリアムズは獲得できるのか、放出はどのように進んでいくのか、アンス・ロケの去就はどうなるのかなどなどこの先も話題が尽きないでしょう。今季こそリーガ奪還に加え、CLベスト4くらいまで行きましょう。フリックならやってくれるはずです。

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