見出し画像

CBドリブル論1

お久しぶりです。山羊です。
ようやく大学の試験と期末レポートが終わり、
本格的に夏休みが始まりました。
この夏休みはアルバイトに沢山入ってお金を貯めなければならないのです。
その為、この記事を書き始めた日(8月3日午後14:30)の夜も
アルバイトに行かなければなりません。
幸い、カフェでアルバイトをしているため
店内は非常に過ごしやすくて助かっています。

さて、お久しぶりのフットボール論のお時間です。
この夏はアルバイトは勿論、欧州リーグの開幕と丁度被るということで
沢山試合を見たいと思っています!

そこで私がかねてより抱えていた疑問に対して
少しアプローチしてみようかなと思いまして。
それは、「CBドリブル論」です!
簡単に説明しますと、現代フットボールのCBには
ビルドアップ能力が必要とされているという話は
いつかのnoteでしたと思います。
その中でも私が大切だと思っているのが
「CBによるボールの運び出し」です。

そもそも「ビルドアップ」とは何か。

20ー21 FCバルセロナ

上記のフォーメーションはあくまでも一例です。
ビルドアップ能力の高いCBの代名詞として
元スペイン代表のジェラール・ピケがいますが
今回はフレンキー・デ・ヨングで説明したいのでご容赦を。

まずはバルセロナの攻撃時の配置です。

※デンベレは右のエストレーモでプレーすることが多いですね。
・メッシが中央寄り
・グリーズマンがやや左に位置
・両サイドのラテラルは高い位置をとる
・ブスケツが両CBの間に入る


※相手は赤で表示します。
基本的に対バルセロナ戦では442や541のブロックを強いてくるチームが多く
FWでブスケツをマークし、後はDF、中盤を綺麗な一列のラインにして
全体をスライドさせる形での守備を行ってきます。
この時、メッシが中盤に降りてサポートを行い、
その近くでペドリがメッシのサポートをする形が基本的でした。
その中でCBがボールを持つと、

フレンキーやピケはまず、相手のFWのラインの突破を試み、
センターサークル付近までドリブルを開始します。

フレンキーが飛び出したポジションにはブスケツがカバーで入り、
SBはフレンキーよりも少し低い位置でボールの逃げ場を作ります。
ブスケツが抜けた場所にはインテリオールのどちらかが
一時的にポジションを取ります。
これでボールの出しどころは前線以外に
SB、CB、ピボーテの3つがあります。
しかし、ハーフウェーライン付近まで行くとさすがに
相手のFW、SHの選手もプレスをかけに行きます。
そうすると、

四角で囲まれたスペースからSHが飛び出したため、
ゾーンが一時的に崩れます。
ゾーン守備の弱点は一瞬の判断でプレスをかけたり、
少人数でサイドの圧縮をすることが難しいところにあります。

選手が変わってもほとんど配置が変化していないバルセロナに対し、
相手の選手は442のラインが崩れ、フレンキーに
多くのパスコースを提供してしまうことになります。
グリーズマンはデンベレのように大外に張って勝負するタイプの
FWではなく、相手のゾーンの中心に立つ能力(空間認識能力)が
非常に高いためほんの細かいポジション修正でCBの運び出しと相まって
自然とフリーになることが出来ます。
これが「CBのボールの運び出し」の一例です。

とまあここまで書いて疲れたので一旦おしまい。
次はどのようにCBがボールを運べば良いかについて考察します。

fin.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?