ニンジャスレイヤーTRPGリプレイ:NSPD/69課キャンペイグン…プロローグ「エンジン・スターティング」
PC1:新人デッカード
あなたはNSPDマッポ学校出身のデッカー、あるいはは一般マッポから昇任したデッカーである。
「●かばう」を持つ。スクラッチポイント15。
PC2:実家がリッチマン
あなたはメガコーポ、あるいは名家の御曹司、令嬢である。
君の親はNSPD重鎮とのコネクションがあり、君を紹介した。
「●交渉能力」、「●実家のカネ」を持つ。スクラッチポイント15。
PC3:実力確かなフォーリナー
あなたは元傭兵、湾岸警備隊、もしくは裏社会の組織に所属していたが、
ノボセ、ホタカ等に勧誘されマッポとなった。「●生存能力」を持つ。
スクラッチポイント17。また、このハンドアウトはカラテ、ニューロン、ワザマエのうち1種類、
初期作成時点で壁を超えることができる。(最大値は7)
PC4:黄金立方体ウォッチャー
あなたはIRCコトダマ空間の認識者である。NSPD内に所属していたのか、
それとも何らかの事情でマッポに保護されたのか…。
「●コトダマ空間認識能力」、アイテム「【電】簡易攻勢プログラム」を持つ。
スクラッチポイント15。
Freikugel7=サン:呼ばれて飛び出たぜ
T1000G=サン:ジャジャジャジャーン
せにすち=サン:>デデーン<
Tac.T:うむむ……なやむぜ
Freikugel7=サン:悩むな、どの立ち位置も面白そうだ
T1000G=サン:ワカル ハンドアウトそれぞれ全部のぶん浮かんできたぜ
せにすち=サン:ワオ…!
T3=サン(NM):もう…早い、速いよ!うれしみ
Freikugel7=サン:ダウナー白髪美少女(PC2or4)か寡黙元傭兵大男(PC3)で悩むな…
T1000G=サン:熱血回避盾男or女(PC1)、ポンコツ女王(PC2)、爆発物処理班かビッグニンジャ(PC3)、オペレーター系女(PC4)……
せにすち=サン:PC2やるならコリ+ヤリ系のクール令嬢…とか考えてふらくげさんと被るなってなった
Tac.T:PC1なら新人熱血カトンボール砲台(女)かな……前に言ってたマルチカトンランチャー(※自作のプラグイン)とか使う。PC3ならイビルアイ特化の老兵(ジジイ)とか……
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
PC4 Prologue:白銀の電子指揮者……PL:Freikugel7=サン
???: 『♪~♪~♪~』01の格子をくぐるように、白い髪の少女が飛翔する。電子の海のトラフィックを自由に追い越し、横断し、ワイヤーフレームの街を見下ろす。
白い髪の少女: 『よしよし、撒けた撒けた。メガコーポじゃない所のセキュリティなんてこんなものよね~』少女が懐に抱えているメモリーチップは、さるヤクザクランの内部情報である。フリー・ハッカーである彼女はときに依頼を受け、ときに自由に電子の海での諜報活動を行っていた。
白い髪の少女:『これでミッションは終わり。後は何か暇つぶしになるような事も…』少女は、チラリと大きなトラフィックを見つける。NSPD無線。
白い髪の少女: 『…』トラフィックへと近づく。セキュリティ。外殻は固められているが、スキだらけだ。天下の警察組織も、電子防御は大した事ないのだろうか?(ま、私みたいなのがホイホイ捕まらない時点でそうよね)
白い髪の少女: トラフィックへと近づき、01からヒョイと取り出した聴音機を当て、耳を澄ます…
白い髪の少女: (フムフム…”課”ねぇ。やっぱり人材不足激しいじゃないNSPD。そりゃあセキュリティもこの程度だわ)
白い髪の少女:(…でもってでもって、どうするつもりなのかしら)白い髪の少女は、点滴めいた容器をトラフィックに突き刺し、ログを取りながら話を聴き続ける…
白い髪の少女: (へぇ?)少女の口角が上がる。
白い髪の少女: 少女の脳裏に、一つの考えが到来する。…自分の目的は高い。困難に挑戦できる環境が必要だ。しかし、フリー・ハッカーの身ではリスクを侵す事はすぐさま生死に関わるだろう。ならば…
白い髪の少女: (通信割り込んでよかですか)
NM: OK!
白い髪の少女: 少女は不敵な笑みを浮かべ…トラフィックに、伝声管を差し込んだ。『…ところでおじさん方。都合よくハッカーが落ちてたらどう思うかしら?』
NSPD幹部(NM): 『!?』画面の前で、UNIXの使用者が驚愕の声を上げた
NSPD幹部(NM): 『…聞いていたのか?なんの侵入警報も出せんとは』NSPDのハッキング班の無力を嘆く
白い髪の少女:トラフィック内に侵入すると同時に、whois。市警幹部…!
白い髪の少女: 『そうねー、トラフィック自体の隠し場所は中々だったけど。もしあたしがクラッカーの類だったら、そっちの電脳焼き切るまでは簡単にできたんじゃないかしら?』
NSPD幹部(NM): (脅し…いや、やつの目的は何だ?)
白い髪の少女:『でもご安心。私は善良な市民ですので。』
NSPD幹部(NM): 即座に焼き切らない、何らかの要求があるのだろうか。物理肉体に汗が走る。
白い髪の少女: 『…っと、話がそれちゃったわね。質問を戻すわよ。…丁度都合よくハッカーが落ちてたらどうするの、って話よ』
NSPD幹部(NM): 『…即座に焼かれなかったお礼に、話くらいはしよう…近年の凶悪犯罪は、現実世界からだけでなくなってしまった…ネットワーク経由であれば、こっちはお手上げだ』
白い髪の少女: 『ふんふん』
NSPD幹部(NM): 『新設課は物理世界、電脳世界両方から目標へアプローチをかけることを目的とした、精鋭部隊』
NSPD幹部(NM): 『だが署内ハッカーはてんでダメだ。きみに侵入されたことにもまったく気付いていなかった。』
NSPD幹部(NM):『…都合よく落ちているハッカーがいるなら、そうだな…力を貸してほしい』
白い髪の少女: 『あら、じゃあ話が早いわね。』 UNIXに、少女の電脳体が映る。それは手を合わせると、ゆっくりとオジギした。
(Gazoo!…シルヴァリィタクト)
シルヴァリィタクト: 『ドーモ、シルヴァリィタクトです。あたしを雇ってくれないかしら?』
NSPD幹部(NM): 『…いいだろう。ドーモ、ホタカです』
ホタカ・ナカナカ(NM): 『…初めて見る技術のようだな…私はこのへんは素人だが、きみの技量の高さはよくわかった』
ホタカ(NM): 『雇用条件や勤務の詳細についてはまた追って送信させていただこう』そう言って、画面の前で後ろを向き、部下に手配するよう指示を出した。
シルヴァリィタクト: 『はいはーい、アドレスはこっちでお願いね?』メッセージ用のアドレスを送り、少女は姿を消す。格子の海をくぐり抜け…
ホタカ(NM): 『すまない、シルヴァリィタクト=サン、帰る前にちょっと手を貸してくれないだろうか』
シルヴァリィタクト: 『あら、早速じゃない』
野良ハッカー(NM): 『情報を掘り尽くすんだ!マッポの情報は高く売れるぞ!ヤッチマエッコラー!』
NM: (適当にやっつけてください!)
シルヴァリィタクト: トラフィックを通り、シルヴァリィタクトはNSPD内のネットワークに入る。
シルヴァリィタクト: 『トーシローねぇ』シルヴァリィタクトは01からドリルを取り出す。『ちょっとそこの工事業者さーん、アブナイわよー』
野良ハッカー(NM): 『イヤーッ!イヤーッ!』カンカンカン!
野良ハッカー(NM):『な、マッポか!?マッポコラ―!所詮警察風情!シネッコラー!』 あたまのわるいヤンクスラングをきみにかけるハッカー!
シルヴァリィタクト: 『そーい』ツルハシをひらりと躱すと、猛烈回転するドリルがハッカー電脳体のヘルメットを砕く!死なない程度の衝撃!アドレス丸裸!
野良ハッカー(NM):『グワーッ!?』シルヴァリィタクトのドリルがヘルメットを粉砕し、まんまるの毛のない頭が丸裸になる! おお、ブッダよ、見ているのですか!?
シルヴァリィタクト: 敵はまだいますかね?
NM: いえ、ひとりだけです
野良ハッカー(NM): 『だ、誰だマッポは雑魚だなんて噂を流したのは!?』きみの戦力の前に、敵対ハッカーは怯えている。
シルヴァリィタクト: 『うーん、確かにマッポは雑魚じゃないかしら。でももうダメね。なぜなら…』頭を掴み、ぐるぐると回転する。このIPを辿れば逮捕なりなんなりも簡単だろう。
『あたしがここのセキュリティについたから、ね!』場外投擲!
野良ハッカー(NM):『グワーッ!ヤ・ラ・レ・ターッ!』敵対ハッカーは投げ飛ばされる!悲鳴をあげ、警察ネットワーク上からBANされた!
ホタカ(NM): 『…これはうちの署員ではどうしようもないわけだ』きみには一般マッポ100人でかかっても敵わないだろう。
シルヴァリィタクト: 『いい採用試験になったなら、何より』
ホタカ(NM): 『ああ、今日きみがここに侵入してきてくれたことを、幸運に思うよ』
ホタカ(NM): 『同僚になるであろう人物が3人いるんだが、それについての情報も送っておこう…君にかかればいつでも抜ける情報だろうがね』
シルヴァリィタクト: 『はいはーい。それじゃ、オタッシャデ―』
ホタカ(NM):『帰るところを付き合わせて悪かった。こんどは現実世界で会いたいものだな。オタッシャデー!』そして、警察幹部はUNIXの前を離れた…。
シルヴァリィタクト: シルヴァリィタクトはくるりと一回転すると、銀の粒子と共にコトダマ空間から姿を消す…
シルヴァリィタクト: 「んーっ…っと」大きく伸びをして、関節を動かす。赤い瞳が、ゆっくり開かれた。
「偶然だけど、面白い事になってきたじゃない。トレジャー・エヴリー・ミーティングって奴?」
◆シルヴァリィタクト(種別:ニンジャ) PL:Freikugel
カラテ 3 体力 3
ニューロン 5>9 精神力 5
ワザマエ 3 脚力 3
ジツ 2 万札 0
近接ダイス:3 遠隔ダイス:3 回避ダイス:6
ジツ、スキル:☆アカシ・ジツLv2(FM:Freikugel=サン作)、●コトダマ空間認識能力
サイバネギア:▶︎ヒキャク
装備アイテム:【電】簡易攻勢プログラム:近接武器、連続攻撃X、ダメージ1、電子戦専用
自由を愛するアルビノの少女。ハッキング行為中にソウカイヤに睨まれたが、「YCNAN」に救出されて九死に一生を得、その時にニンジャソウルが憑依した。彼女に憧れ、まずは実力を磨くためにNSPDへと参加する。
華奢で儚い外見に似合わぬ饒舌でおちゃらけた言動が特徴。アカシの力とコトダマ認識能力で全方位をハックする。
PC4:黄金立方体ウォッチャー
あなたはIRCコトダマ空間の認識者である。NSPD内に所属していたのか、それとも何らかの事情でマッポに保護されたのか…。
「●コトダマ空間認識能力」、アイテム「【電】簡易攻勢プログラム」を持つ。スクラッチポイント15。
●コトダマ空間認識能力:「▶︎生体LAN端子」系統サイバネ、「LAN直結ケーブル」を所持していなくとも「電子戦」を仕掛けることができる。【ジツ】値1(種別問わず)につき、【ニューロン】判定ダイスが+2される。
PC3 Prologue:烈腕戦乙女……PL:Tac.T
女警備員: 「アッハイ……スイマセン」上司の目の前で立ち尽くす女が、少々背を丸めて答えた。髪を金髪に染め、その虹彩の青い瞳はサイバネアイに置換している。少なくとも申告上はそうだ。袖から覗く両腕にはトライバル柄のタトゥーが入れられている。
(Gazoo!…ゲイラヴォル)
上司(NM): 「まったく…弊社のモットーは「顧客に尽くし愛想が良い」だってのに…もういちどカイシャの入り口に飾ってあるあれを1000回読む罰がほしいのか?ハァ…」ため息をつく。
上司(NM): 「…ン」片手間にUNIXの画面を覗く(丁度こいつ向けの仕事が来た)
女警備員:「いや、でも!」女が反論したげに声を上げる。「誰だってああいう態度取られちゃ腹、立た…立ちません!?」
上司(NM): 「デモもくそもあるか。だが、運命の女神様はお前を見捨ててはいねえようだな?テメーにちょうどいいビズが入ったところだ」 邪悪に笑む。
女警備員: 「……ハァ?ビズ?」上司の笑みに最悪の可能性を見た。この男が笑うときは、大概ロクでもない事が起こる。
上司(NM): (こいつがどうなろうが知ったことはねえ、退職金を払う手間がなくなるだけだからな)
上司(NM): 「ツクル・マシン・システムズから警備依頼が来た。法令上何の問題もない会社、カチコミなんてないだろうからな」
上司(NM): 「どうだ、この現場ならテメーも暴れずに済む、ちょうどいいだろ、なァ?」 あからさまに欺瞞だ!
女警備員: 「ハァ………まぁ良いでしょ」
上司(NM): 「聞き分けがいいじゃねえか。長生きするぜ?分かったらとっとと行ってこいやッコラー」 BAMN!机を足蹴にした。
女警備員: 「アイ、アイ。ASAP重点」踵を返し、上司に聞こえぬよう小さく舌打ちし、ポケットの中で中指を立てる。
女警備員: (これじゃヤクザと変わんないわ。全く……なんでこんなトコに入社しちゃったんだか…)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
女警備員:『Copy(訳注:了解). お任せください』高速タイプで通信を返す。黒い制服にケブラージャケット姿のその女警備員は、アサルトライフルを抱えて持ち場についた。仕事を始めてから数秒、早くも暇になってきた。
女警備員: 開始数分。IRC端末を立ち上げ、メモになんらかの文章を打ち込んでいく。誰にも見せるつもりはなさそうだ。
女警備員:(…………来る)端末を仕舞い、瞬時に戦闘態勢に入る。ライフルのロックを解除し、テッコの指をトリガーにかける。
「状況開始します!御用!御用!」CRAAAAAASH!
レッサーマッポ(NM):「御用!御用!ハギモト・ツクル!特別背任罪で御用するぞ!」
女警備員:「止まれ!この先はセキュリティ重点につき……って言っても無駄かァ!」躊躇いなく発砲!急所は外す!BLATATATATATATATA!
マッポ(NM):「警備員が複数いるようです!」「よし、無力化重点!」「グワーッ実弾射撃!グワーッ!」
マッポ(NM): 「怯むな!撃て!」BLATATATA!マッポの数に物を言わせたサンダンウチ・タクティクス!女警備員は一人!マッポの数はおよそ十人!これではいくら歴戦の傭兵といえど…
女警備員:「アアッ!サッカ!」悪態をつきながら流れるようにリロード、遮蔽に隠れて弾幕をやり過ごしつつさらに発砲!BLATATATATA!コードネームめいた"Geiravor"のワッペンが銃弾にかすり、剥がれ落ちる!
マッポ(NM): 「他の部屋の警備は無力化重点です」
老デッカー(NM):「よし…残りは一人、ハギモトツクルめ…どこへ逃げ込んだ?」後方には指揮官と思われる、隻眼の老いたデッカーがいる。その腰には一本のカタナ。
女警備員:(……ッてちょっと、これマッポ重点!?どういうこと!?)継戦中の一瞬の動揺!しかしその隙を突き…
マッポ(NM): BLAMBLAMBLAM!マッポ・ガン波状射撃!そして…
BLAMN!君の心臓へ一直線に向かう、死の重金属。マッポ・ガンの斉射のうちの一発が!
女警備員: 「………!」その一瞬、世界がスローモーションになったかのような錯覚を得た。鋭い弾丸が彼女の目の前で、ジャケットを貫き、体内へとめり込んでいく。
女警備員: 「ンアッ……!」口惜しそうな呻き声と共に、警備員が銃弾の嵐に飲まれた。
マッポ(NM): 「撃破!」「撃破重点!」「ムーブ!ムーブ!ムーブ!」君を倒したマッポ隊とデッカーは奥へと進む…
「まさか…!行き止まりとは…」
レッサーマッポ(NM): 「シュギジキと呼ばれるトラップのようです、解錠にかかります」マッポの一人が罠の解除にかかる。
女警備員:薄れゆく意識の中、女警備員は上司の笑みの意味をそれとなく察し、呪った。…マッポを相手取ったのだ。生き残ったとてスガモへの投獄は免れまい。つまりは体のいい解雇通知といったところか。
女警備員:(……あのファッキン…ケツ・ノ・アナ……)声にならない呻きが口から漏れる。(生きて帰ったら…必ずその顔…メチャクチャにしてやる……)
彼女の意識が遠のく。視界が黒に染まり、暑いのか寒いのかわからなくなってくる。
女警備員:……倒れた女警備員の開かれた瞳が、瞬いた。
老デッカー(NM): (報告は聞いているが…目の当たりにすることになるとは)カタナに手を当て、イアイを滾らせている。"正当防衛重点された犯罪者が復活し、狂戦士めいてマッポを蹂躙する"という案件がいくつも報告されている。老人の油断は、すでになくなっていた。
女警備員:今にも崩れ落ちそうな体を、しっかとした仁王立ちで支えた彼女は、無意識のうちに両腕を構えている。その瞳は発光し、目の前の存在への闘志にのみ燃え滾っている。その両手に炎が収束し、球体を形取った。
女警備員:「イヤーッ!」KABOOOOM!放たれた球体がデッカーたちの足元に着弾し、爆炎を纏って大きく炸裂!
マッポ(NM): 「引きこもりやがってハギモトめ、大人しくなわにつきやがれ!」「まあ待て、おれのワザマエを見ろ。トラップ解除重て…グワーッ!」 燃え盛る球体が、トラップ解除に勤しむデッカーを吹き飛ばす!ナムサン!
女警備員: 「ドーモ…ゲイラヴォル…です!」KABLAM!訳もわからず熱に浮かされたまま、脳裏に浮かんだ言葉が強引に彼女に名乗らせる。
ゲイラヴォル:「警告…!大人しく……銃を……置けッ……!」KABOOM!苦し紛れの台詞とは裏腹に、両手から放たれる炎の球体は間髪入れずに連射され、デッカーたちに襲いかかる!「もう一度だけ……銃を置き……投降しろッッ!」おお、ナムアミダブツ!これは紛れもない、ニンジャのジツだ!カトン・ジツが一種、カトン・ボールである!
老デッカー(NM): 「イヤーッ!」老デッカーがカタナを抜き、振り抜く。燃え盛る球体は、真っ二つになった。イアイ・ドーだ。
ゲイラヴォル: 「警こ…ARRRRRRGH!」逆上したかのように暴れ狂う女は、赤熱したテッコで老デッカーに殴りかかる!その右手首から先はすでに半分溶け落ち、意識が朦朧としているせいかその精細は欠かれている!
老デッカー(NM): 「…だが、未熟!」冷静さを失ったカラテでは…白刃を一閃させ、その邪悪を断つ。
ゲイラヴォル: 「ンアーッ!」ニンジャと化した女の体が、今一度切り裂かれた。再び地面に倒れ伏し、意識を失う…
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ゲイラヴォル: 「………………」今一度、ゆっくりと瞳を開ける。
ゲイラヴォル:「……!!」ガバッと跳ね起き、自身の体を、続いて周囲の部屋を慌てて見回す!仕事はどうなった!?マッポは!?さっきのサムライ誰!?むしろここはスガモ・プリズンか!?
老デッカー(NM): 「…焦りなさるな」
老デッカー(NM): 「ドーモ、ノボセです。しがないデッカーだ。そしてここはワシの私邸だ」
ゲイラヴォル: 「……アッ!!?」ようやく隣のデッカーに気付き、咄嗟にドゲザめいて両腕を差し出す!右手首から先のテッコは完全に溶け落ちている!
ゲイラヴォル:「ドーモスミマセンッ!」動転し、女は慌てて早口でまくしたてる!「まさか曰く付きの案件だとは知らなかったンですッ!あのファッキンクソ上司がまさか解雇するだけでなく遠回しに社会的に殺そうとするとはよもや思わなかったんですッッ!全部自首しますんでどうか!」
ノボセ・ゲンソン(NM): 「…ならば、その力を警察のために貸してはくれまいか?」
ゲイラヴォル: 「エ」
ノボセ(NM): 隻眼が君の目を鋭く見通す。 じっと。
ゲイラヴォル: 一瞬言われた意味がわからず、その青い瞳を震えさせる。しかし、彼女の瞳は老人の隻眼を見返し、泳ぎはしなかった。
ゲイラヴォル: 「あの………ナンデですか」沈黙に耐えきれず、彼女は返した。
ノボセ(NM): 「理由もなく…という訳にはいかんな。ああ、それはだな…」ノボセはゲイラヴォルに、「69課」の新設について説明した。
ノボセ(NM): 「…あの切り合いの一瞬、お前の心に触れた気がした。ワシの思い違いでなければ、な」
ゲイラヴォル: 「こ…心がわかるんですか」未だ半ば放心状態で話を聞く。
ノボセ(NM):「ああ…その「正義」への思いを、貸してほしいのだ」彼は君の手を握った。
ゲイラヴォル: 「…………」左手を差し出し、改めてその手を握り、深呼吸する。「OK。少し…整理させて。”69課”ってニンジャの部隊よね……ってことは」
ゲイラヴォル: 「私も……その"ニンジャ"……?」
ノボセ(NM): 「…そうだ」
ノボセ(NM): 「ヒトが死に瀕した時、ごくまれにおこる事象…と報告が上がっている」
ゲイラヴォル: 朧げに記憶を掘り出す。確かにあの時、その掌から放たれたのは炎である。ヒトではありえない。カトゥーンにでてくるカトン・ニンポのようなそれだ…
ゲイラヴォル:「ありえない」ひきつった半笑いと共に、思わず呟いた。「まさか、そんな」
ノボセ(NM): 「現実だ」チャを一口。「…そして、それが邪悪となって社会を闊歩しているのも現実だ」
ゲイラヴォル: 「ますますもって夢みたい…ンアッ!」残った左手で顔を覆おうとして、激しい熱さにその手を離した。左手が一瞬高温を発していた。
ノボセ(NM): 「ニンジャは夢ではない、実在するのだ…遺憾ながら、ほとんどは犯罪者へと身をやつしてゆく。」
ノボセ(NM): 「我々としても、それに対抗するため、ニンジャの力が必要だ…頼む!」老人は一歩下がり、正座し、頭を下げる。
ゲイラヴォル: 「つまり……ヘッドハントね」幾分か落ち着きを取り戻し、老人に合わせて正座する。
最早真っ当な存在ですらもなくなってしまった自分が、ある程度は真っ直ぐな道を歩めるなら。…こんなに嬉しい事はない。少なくとも守る対象がアコギな連中だった、みたいな事はもう起こらないだろう。
ゲイラヴォル: 「…名乗り遅れました。ドーモ、ホタカ=サン。ゲイラヴォル……モーガン・K・ジョンソンです」彼女は思わず脳裏に再び浮かんだ名前を取り消し、敢えて隠してきた己の本名を答えた。この老人なら、きっと信頼できる。
◆ゲイラヴォル(種別:ニンジャ) PL:Tac.T
カラテ 4>5 体力 4
ニューロン 7 精神力 7
ワザマエ 2 脚力 2
ジツ 2 万札 0
近接ダイス:5 遠隔ダイス:2 回避ダイス:7
ジツ、スキル:☆カトン・ジツLv2、●生存能力
サイバネギア:▶︎テッコ
民間警備会社での勤務中の"アクシデント"を契機にスカウトを受け、NSPDへと転向することに
なった女ニンジャ。赤熱する掌から着弾時に小規模な球状の爆風を広げるカトン・ボールを放ち、
周囲を焼き尽くす事を得意とする。未だ若手ながら確かな正義への意志と、底抜けの快活さを
併せ持つ。反面血気盛んであり、口より真っ先に手が出がち。
自己申告のサイバネアイ、テッコのペイントや腕への刺青、染髪による金髪と合わせて古巣では
問題児扱いされていた。転向後はNSPD純正の機動隊服とボディアーマーをニンジャ装束に改造
したものを着用。
PC3:実力確かなフォーリナー
あなたは元傭兵、湾岸警備隊、もしくは裏社会の組織に所属していたが、ノボセ、ホタカ等に
勧誘されマッポとなった。「●生存能力」を持つ。スクラッチポイント17。
また、このハンドアウトはカラテ、ニューロン、ワザマエのうち1種類、初期作成時点で壁を超える
ことができる。(最大値は7)
●生存能力:【体力】が0以下になりそうな場合使用可能。
直ちに【カラテ】【ニューロン】【ワザマエ】の内好きな能力値で難易度U-HARDの判定を行い、
成功した場合即座に戦場を離脱できる。
PC2 Prologue:氷紋の貴公子……PL:せにすち=サン
リヨト・タルヒ: 「お呼びですか、父上。」部屋に入ってきたのは理知的かつ怜悧な雰囲気を持つ青年である。
リヨトの父(NM): 「ああ、急に呼び出して悪かったな。座ってくれ」 君を連れてきた給仕は壁際に控えた。
リヨト: 「ハイ。」リヨトは高級なソファに何事もないかのように座る。 このソファだけでネオサイタマのマケグミ・サラリマン何か月分の食費が賄えるかなど、彼の考えにも及ばない。
リヨトの父(NM): 高級ソファの向かいに座す父が、ゆっくりと口を開く。
リヨトの父(NM):「本題からいこう…お前にはしばらく、NSPDのほうに出向してもらいたい」
リヨト: 「NSPDへ…?」リヨトは訝しげに眉を顰める。
リヨト: あまりに唐突な、そしてフシギな提案に、氷の男と名高いリヨトも戸惑ったようであった。
リヨトの父(NM): 「ああ。NSPD内でのシェア増大のためな。我が社のサイバネ・デモンストレーターとして、奮闘してもらう」
リヨトの父(NM): 「マッポ内での整備業務だけでなく、本体の販路も広げたい
リヨト: 「ナルホド。」腑に落ちた表情で頷く。己の腕を見込んだ願いという訳だ。そう、リヨト・タルヒはニンジャである。
リヨト: 「わかりました。必ずや父上の期待に応えてみせます。」力強く父を見た。
リヨトの父(NM): 「ああ。お前のワザマエならば、必ずできるだろう。ハゲミナサイヨ」
リヨト: 「ハイっ!」リヨトは笑顔を堪えながらもグッと拳を握る。真の理由が何であれ、親に期待されるということは彼にとって遣り甲斐であり、誇りでもある。
リヨトの父(NM): 「いい返事だ」
リヨト: 「それで、出向先は一体どこの部署に?」
リヨトの父(NM): 「実はそのことなんだが、新設される部署でな…お前のような、特別な者を揃えた精鋭だそうだ」
リヨト: 「新設部署ですか。それに私のような…というと、ニンジャ?」ニンジャであることは家族には既知の話だ。
リヨトの父(NM): 「そうだ」
リヨト: 「ではその新設部署でデモンストレーションを行うのですね。」
リヨトの父(NM): 「そうなるな。実際、警察内部でもフラッグシップ部隊めいたものなのだろう」
リヨト: 「他の隊員の素性が気になるところです。何か事前情報はないのでしょうか?」言いながら高級マッチャを口にする。
リヨトの父(NM): 「他隊員のことだが、内部から昇進した新人デッカー、外部から特別に呼び寄せた傭兵戦士」
リヨトの父(NM): 「そして、未だ決定していないそうだが、ハッカーを加えるらしい」
リヨトの父(NM): そして彼もチャを飲み、一拍置いて言う。「もちろん、私も協力は惜しまない。バックからお前を支えさせてもらおう」
リヨト: 「アリガトゴザイマス。」座りながらもオジギする。
リヨト: それにしても聞く限りかなり個性的なメンバーを集めたものだ。「一体何のための新設部隊なのでしょうか…?」
リヨトの父(NM): 「さあな。あの老デッカーの真意は測りかねる」
リヨト: 「……。」暫し沈思黙考したが、すぐに顔を上げる。「いえ、たとえどのような意図があったにせよ、私は父上の、そしてタルヒ社のために動くのみです。」
リヨト: 「行くからにはきちんと成果を出してまいります。」眼鏡を軽く押し上げた。
リヨトの父(NM): 「ふふ…しっかり励めよ」
リヨト: 「ハイ!……兄上にもヨロシクお伝えください。」
リヨト: (((いや、兄上もお忙しい方だ。邪魔になってはいけないか。)))
リヨトの父(NM): 「ああ、いいだろう。今日は、もう休みなさい」 給仕に、リヨトを部屋へ送るよう促す
リヨト: 「では、シツレイいたします。」スッと立ち上がり、再度一礼すると、そのまま給仕の後についていく。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
???(NM): 「兄さま!」
リヨト: 「オット」受け止め、視線を落とす。「ああ、ユキ。どうしたんだい?」
ユキ(NM): 「居なくなるって本当ですの?そんなの嫌ですわ!」その小さな体躯で、リヨトに抱きつく。盗み聞きしていたのだ。
リヨト:「ダイジョブだよ、ずっといなくなるわけじゃない。それにユキももう立派な淑女だろう?いつまでもワガママはいけないよ。」言葉とは裏腹にその声は穏やかで、常人より幾分か冷たい掌がユキの頭を優しく撫でている。
ユキ(NM): 「そんな…わたくしはいっときもお側を離れたくありません!」その目には涙の雫があった。
リヨト: 「ユキ…困ったな…」頭をかくと涙をポケットから取り出したハンケチで拭う。「父上も母上も、兄上だっているんだから…。」
リヨト: (((兄上なら上手く説得できただろうけど…難しいな…。)))どんな商談よりも女性の扱いの方が難しいものだ。
リヨト: 「ほら、ユキ、見てごらん。」リヨトの手に乗っているのはスノードームだ。それもただのスノードームではない。自己冷却機能付きの水晶の中に本物の氷を入れた開発中の新商品だ。
NM: 「わぁ…」少々顔が明るくなる…
リヨト:「ここに、僕の氷を入れてあげよう。」
リヨト:リヨトはもう片方の掌から氷花を作りだし、それを水晶の中に閉じ込める。
リヨト:「ハイ、世界に一つしかない、ユキのためだけのスノードームだよ。」氷花は水晶の中で踊るように浮遊した。「良い子のユキは一人で待っていられるね?」
ユキ(NM): 「兄さま…わかりました…このスノードームを兄さまだと思って大切にさせていただきます。」ユキはリヨトを離し、胸にスノードームをいだいた。
ユキ(NM):「…おやすみなさい!」妹…ユキ・タルヒは兄に背を向け、走り去っていった。
リヨト:「オヤスミ。良いユメを。」小さく手を振る。
給仕(NM): 「…コホン。坊ちゃま」いたのか、という位に存在感を消していた給仕が咳払いする。 「そろそろ、お部屋にお戻りにならなければ」
リヨト: 「…ハッ…そうだった。」しばらく己の掌を見つめていたが、給仕の言葉に我に返る。「ヨシ、では戻ろうか。」
サスツルギ:(((ですが私は…)))リヨトは、サスツルギは冷え切った拳を強く握りしめた。
◆サスツルギ(種別:ニンジャ) PL:せにすち
カラテ 3 体力 3
ニューロン 3>4 精神力 3
ワザマエ 5 脚力 3
ジツ 2 万札 0
近接ダイス:3 遠隔ダイス:3 回避ダイス:5
ジツ、スキル:☆コリ・ジツLv2、●交渉能力、●実家のカネ
サイバネギア:▶︎生体LAN端子
理知的かつ怜悧な雰囲気を持つ男ニンジャ。
NSPDとも繋がりの深いサイバネメーカー『タルヒ社』の御曹司『リヨト・タルヒ』その人である。
エリート意識が高く取っつきにくい面もあるが、その態度は両親の信頼を裏切るまいという意志の
裏返しである。正義感が強く真面目で、そして多少堅物。
PC2:実家がリッチマン
あなたはメガコーポ、あるいは名家の御曹司、令嬢である。君の親はNSPD重鎮とのコネクションが
あり、君を紹介した。「●交渉能力」、「●実家のカネ」を持つ。スクラッチポイント15。
●交渉能力:このスキルを持つキャラクターは、あらゆる交渉判定の難易度が−1される。
●実家のカネ:このキャラクターは初期状態で【万札:30】を持つ。(ただし、キャラクター作成時
には使用できない)また、シナリオクリアのたびに【万札:12】を追加で取得する。
万札をPC間で融通するかについてはPLに一任される。
PC1 Prologue:新米熱血デッカー……PL:T1000G=サン
同僚マッポ(NM): 「そういえばこの前のデッカー登用試験、今日結果が届くんだろ?どうだ、自信の方は」 気さくに話しかける同僚マッポ。
(Gazoo!…タケシ・コップ)
タケシ: 「エー……?」タケシはただボーっとしていたが、その声で目が覚めるようにビクッと跳ね上がった。「アー、あんま自身ねえッスよ」
タケシ: 「タダやってみただけだぜ、俺。ぶっつけってヤツ?そんなんで受かったら俺……まあ受かったら受かったで良いけど」
同僚マッポ(NM): 「ははは…自信ねえのかよ。それでも突破しちゃうのがお前って奴なんだろ?知ってるぜ」
タケシ: 「ハーハーハー、そんなこと言われても、そんな奇跡起こるわけ……ないじゃないッスか」しかしその目はデッカー登用試験の合格を夢見ている目つき!
同僚マッポ(NM): 「心ン中じゃ…ってやつだろ?受かったらこんどの飲みは奢りだぜ。ま、ダメだったら残念会ってことで俺が出すことになるんだがな」
タケシ: 「ありがてえ。やっぱアンタは最高ッスよ。何してもタダで飲めちまうなんて……それもアンタのカネで。へへ!」少し意地悪げに笑う
同僚マッポ(NM): 「ああ、存分に飲みやがれ、この野郎」笑い返す。
同僚マッポ(NM): 「ン、なんだ事件か?くそっ…しょうがねえな」同僚マッポは受話器をあげる。
タケシ: 「何だ何だこんな時に」
同僚マッポ(NM): 「はい、はい、はい、わかりました」ガチャン 何やら要件を聞き、通話を終えた。
タケシ: 「で、どんな感じ?」
同僚マッポ(NM): 「10軒となりのスシ・バーで強盗だそうだ」だるそうに装備品ロッカーを開け、防弾チョッキを取り出す。
タケシ: 「まあそんくらいならどうってことねえぜ」
同僚マッポ(NM): 「行くか?」
タケシ: 「ンー……行くしかなくねえッスか?」行く前提でロッカーの装備品を取り出し素早く装備している!
同僚マッポ(NM): 「だな」装備を整え終え、マッポボックスを出る!
同僚マッポ(NM):(はええ…だから俺はお前に勝てないんだよ)
タケシ: 「よーし、強盗ブッ飛ばしてやらあ」マッポボックスを出る!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ランドレアム: >しんでる!<
サスツルギ:>しんでる!<
同僚マッポ(NM): 「さあ正当防衛するぞ!御用!御用!」スシ・バーの前に立つ同僚マッポ!
タケシ: 「ザッケンナコラーファッキン強盗!御用だ!御用だ!先制正当防衛でブッ飛ばしてやらあ!」同じくスシ・バーの前で立つタケシ!しかし、その足は苛立ちげにカクカクしており、今にも突撃しそうだ!
同僚マッポ(NM): 「やっちまえタケシィ!正当防衛重点ッコラー!」タケシと足並みを合わせ、スシ・バーへ突入!
タケシ: 「行くぜ行くぜー!スッゾコラー!」警棒とマッポ・ガンを片手それぞれに装備し、突撃!
強盗(NM): 「早く入れろや。またカラテされてえのか?」「アイエエエ!」強盗は店員に金庫を開けさせ、バッグに万札を詰めさせていた。
タケシ: 「御用だ!アンタにはファッキン黙秘権あるッスよ!」BLAMN!そう言いながら天井に発砲!
強盗(NM): 「!?」
店員(NM):「マッポが来てくれた!勝ったぞ!犯罪者ザマを見よ!」
強盗(NM):「ああん?てめぇが早くしねえからマッポのクソが来ちまったじゃねえかよ…ォッ!」言い終わる前に、店員を殴りつける。殴られた店員は弾き飛ばされ、壁に叩きつけられた。「アバッ…」
タケシ: 「フリーズ!呼吸以外の動きを止めやがれ!」
タケシ:「さもねえと……クソッ、アンタやっちまったッスね……」 タケシは店員が殴りつけられたところを見ると、強盗目掛け駆ける!「イヤーッ!」そして警棒で殴りかかる!
強盗(NM):「何?マッポのくせに生意気だぞ。イヤーッ!」向かってくるタケシの警棒を手で受け止める。
タケシ: 「……ア?」
タケシはメンポを見て、ビクッと震えた。タケシ自身は、タダの強盗用のチンケなファッキンマスクだろうと思っていた。だが、彼の本能がニンジャへの恐怖に震えたのだ。
セフター(NM):「殺す前にアイサツくらいはしてやろう。ドーモ、セフターです」
同僚マッポ(NM): 「ア、アイエエエ…ニンジャ!ニンジャナンデ!」同僚マッポもまた、ニンジャを前にし怯える。
タケシ:「え、え……?ドーモ……タケシです……あ、アンタ……ナニモンッスか……?」
セフター(NM): 「アァン?俺か、俺はニンジャになったんだよ」
タケシ: 「は、ハァ?ニンジャ?俺でもそんなバカみてえなことは思いつかねえッスよ……へへ……へへへ……」わけもわからず、ただ笑うしかない。目の前の恐怖的な存在に。
セフター(NM):「そのまま怯え死ね、クソが。イヤーッ!」セフターはカラテストレートを叩き込み、クズのマッポクズを殺しにかかった。
タケシ: 「……ッ!?」マズイ。このカラテストレートは避けなければ。だが、体がカナシバリのように縫い付けられて動けない!本能からくる恐怖に抗えぬ!
セフター(NM):「ふん…他愛もない。おおっと…?マッポカスがもうひとりいたか」 倒れている君を傍目に、同僚マッポまで手に掛けようとしている。
同僚マッポ(NM):「アイエエエ!?」ニンジャが殺意を向け、失禁する同僚マッポ!
タケシ:「アバ……」体が熱い。そして、その熱いものが地に流れているような気がする。「……!」ニンジャにやめろ、やめろとジェスチャーしようとするが、上手く手を振ることが出来ない。
セフター(NM):「あーあ、店がメチャクチャだ。どう責任とってくれるんだ、アァン?」同僚マッポの首をもち、カラテ絞殺にかかる。
同僚マッポ(NM):「や、やめ…」
タケシ: クソ。何もかもが台無しだ。デッカーになって、同僚マッポのヤツと一緒に飲んだくれて、皆を守る。だが、目の前の存在は俺の同僚を易々とぶっ殺そうとしている……!
タケシ: それに、関係ねえ野郎も殺しやがった。もう人が死ぬのはゴメンだ。特に目の前で死なれるのは、もうたくさんだ。もう見たくない。ただ皆を守るために走りたい……。
同僚マッポ(NM):「ぐ、ぐぐぐ…!」苦しむ同僚マッポ!
ランドレアム: (覚醒してもヨロシサンですか!)
NM: もはや限界だ!やれ、ランドレアム!
タケシ:「イヤーッ!」
セフター(NM):「グワーッ!」はずみで同僚マッポを離し、彼は床を舐めた。
タケシ: 「目の前で殺そうとするんじゃねえよ!ファッキン野郎が……!」タケシはザンシンした。
セフター(NM): 「く…ンダテメッコラー!」起き上がりタケシを凄むセフター。
タケシ: 「ザッケンナコラー!」逆に凄む!
タケシ: 「俺はさ……カラテは苦手なんだよ……」手を握り、開く。「だけどよ。銃で撃つだけじゃあ満足できねえッスよ。この腕で、直接殴ってやる……!」
タケシ: 「ドーモ!」タケシは……本能的に握りこぶしを目の前で合わせた!
セフター(NM): 「き、貴様、まさか…!」
タケシ: 「ランドレアムです!」
ランドレアム: 「アンタを殴らせてもらうッスよ!ザッケンナコラー!」それはソウルの本能か、はたまたタケシ……ランドレアムの怒りか、彼はマッポガンや警棒など用いず直接カラテで殴ろうとカラテを構える。
セフター(NM): 「ドーモ、ランドレアム=サン、セフターです」アイサツを返す。アイサツはされれば、返さねばならない。古事記にも書かれている。
セフター(NM):「マッポのクズがニンジャになったところでマッポのクズであることは変わらん!もう一度、死ね!ランドレアム=サン!死ねーっ!」突撃するセフター!
ランドレアム: ランドレアムのカラテの構えは、このコンマ数秒で洗練されたものに一瞬で変わっていた。古代より伝わる、ジュー・ジツの構え。そしてそれは……セフターを迎撃する構え!
ランドレアム: 「イヤーッ!」ランドレアムは半月を描くようにバック転し、セフターの顎目掛け蹴りを放った。おお、それは!伝説のカラテ技、サマーソルト・キック!
セフター(NM):「グワーッ!」ゴウランガ!ランドレアムの放った伝説のカラテ技が、セフターの顎骨を粉砕する!
ランドレアム: ランドレアムは空中でくるくると縦回転した後すたっと着地し、ザンシンする。
セフター(NM): 「アバッ…ッテメッコラ…!」セフターはニューロンを重篤ケジメされ、ふらついている!「ッケンナコラ…ザッケンナコラー!」今度こそランドレアムをしとめるべく、セフターは再びの突撃をしかける。
ランドレアム: ランドレアムはジュー・ジツを構え、殺人拳を振り上げようとし……即座に警棒を構えた。そして……「イヤーッ!」警棒で突撃をいなし、後頭部を殴る!
セフター(NM): 「グワーッ!」カラテ同士の衝突で決着をつけようとしたセフターであったが、成らず。後頭部を打撃され、ノックダウンされる。
ランドレアム: 「……フゥー……」ランドレアムはザンシンし、セフターを一度軽く警棒で殴り、少し経つと思い出したかのように腹部に軽くケリ・キックを放った。
NM: 爆発四散させました?
ランドレアム: フーム……
セフター(NM): 「アバッ…サヨナラ!」セフターは爆発四散!ニンジャは跡形もなく消えた…ケリ・キックが決まり手となったか。
ランドレアム: 「おわっ!?」
ランドレアム: 「……ニンジャっつうのは爆発四散するのか……」自身の手を見て、握り、開く。
ランドレアム: 「……アー、皆さんご心配なく。犯罪者は我々マッポがブッ飛ばしたんで……」
ランドレアム: 「これ、報告書どうまとめようッスかね……」 ランドレアムは同僚マッポの方に歩き、担ぐ。
同僚マッポ(NM): 「うう…」うめき声を上げていた。死んでは居ない、一安心だろう。
ランドレアム: 「はあ……前の前で死なれちゃ困るんスよ……ともかく生きてるようで良かったぜ……」そう言いながら、ここを去ろうとする
同僚マッポ(NM): 「うう…ううう…」店外へ出たランドレアムの肩の上で、同僚マッポも意識を取り戻したようだ。
同僚マッポ(NM): 「お…おれは…」
ランドレアム: 「ダイジョブッスよ。生きてるッス。ここはジゴクじゃねえッスよ」
ランドレアム: 「ま、何かよくわからねえ野郎は片付けた」
同僚マッポ(NM): 「くそ…ざまあねえぜ…また助けられちまったな」
同僚マッポ(NM): 「ありがとよ、タケシ」
ランドレアム: 「……ああ」タケシはそう言って、歩いていく……
タケシ: 「俺は……タダのタケシだぜ」
同僚マッポ(NM): 「ああ、タケシだ…たとえお前がどうなってもタケシだ」 NRS症状であろうか、スシ・バー突入後の記憶は少し混濁しているようだ。
タケシ: 「……ああ。とりあえず試験受かったら飲みに行こうぜ。へへ!アンタのカネッスよ」タケシはそれまで妙に引きつっていた顔を和ませて、へらへらと言った
同僚マッポ(NM): 「ああ、そうしてやるさ!」肩の上で笑う同僚マッポ。
タケシ: 「よーし!楽しみになってきた!」タケシも笑った
同僚マッポ(NM): そうしてタケシたちはマッポボックスへの帰路につく。
タケシの机の上には、警察本部からの郵便物が置かれていた…
タケシ:「お、これってまさか……」
同僚マッポ(NM): 「…な、奇跡ってヤツだろ?」
タケシ: 「へへ!世の中捨てたモンじゃねえや!」 早速開こうとする
同僚マッポ(NM): 「ちくしょーッ!今晩はもう好きにしやがれ!」同僚マッポは笑う。だが彼の財布がアビ・インフェルノ・ジゴクを迎えることは、今は知る由もなかった。
タケシ:「……」はあ、と息を吐いて肩を落とし……
同僚マッポ(NM):「ま、まさか…ああッ!そんなもん見るな見るな!今日は早引けして飲むぞッコラ―!」
タケシ: 「……ッしゃア!!!合格だぜ!」
同僚マッポ(NM): 「グワーッ!」腰を抜かし、床に座り込んだ。
◆ランドレアム(種別:ニンジャ) PL:T1000G
カラテ 2 体力 4
ニューロン 3 精神力 3
ワザマエ 5 脚力 3
ジツ 2 万札 0
近接ダイス:4 遠隔ダイス:5 回避ダイス:6
ソウル、スキル:
○近接格闘系ソウルLv2、●頑強なる肉体、●タツジン(ジュージツ)、●かばう、◉挑発
装備アイテム:マッポガンx2(遠隔武器、拳銃、ダメージ1、2連射)、
警棒(近接武器、ダメージ1、戦闘スタイル使用不可)
NSPDに拾われたヤクザクランの叩き上げである新人デッカーの少年ニンジャ
幼い頃から望まない汚れ仕事でその日その日を凌いできたコンクリートジャングルのサバイバリスト
一般教養は無いに等しいが、それなりに生活はできるし、自分なりの価値観や正義感を持って過ごしている
強靭な体を持たずカラテも得意でないものの、積極的に味方を庇う
ニンジャネームの由来はrunとdreamをそのままくっつけたものらしい
PC1:新人デッカード
あなたはNSPDマッポ学校出身のデッカー、あるいはは一般マッポから昇任したデッカーである。
「●かばう」を持つ。スクラッチポイント15。
●かばう:このキャラに隣接するキャラクターが『回避判定』を迫られたタイミングで『かばう』
を使用すると、スキル所持者が自身の回避ダイスで『回避判定』を行える。
回避判定に失敗した場合はスキル所持者が攻撃を被弾する。
NM: ウス!オツカレサマドスエ!
ゲイラヴォル: 4人分全員終わった!
サスツルギ: オツカレサマドスエ!
NM: 終わった!
ランドレアム: オツカレサマドスエ!
NM: 四人ともヤバイ級でNMのニューロンはぐるぐるしています
ゲイラヴォル: さて次回は…!正座待機重点!オツカレサマドスエ!
ゲイラヴォル: ヤバイ級…!
サスツルギ: せにすちも…こういうPCができますっ!(?)
サスツルギ: 這い寄るPLの闇成分から逃げろ、リヨト!
NM: おのれ邪悪なニンジャソウルめ!
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#njrpgリプレイ
#ニンジャスレイヤーRPG
#NSPD69thDivision
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