#アイプラ存在しない記憶大会 の分類と傾向

『#アイプラ存在しない記憶大会』とは2024年02月05日に突如としてX(旧Twitter)に現れたハッシュタグである

このハッシュタグはその名の通り
みんなでアイプラの妄想をして勝手に呟いちゃおう!! というものであり、
この大会の主催者(ハッシュタグの創設者)である現世幽さんは下記のように言っている

しかし同様に

とも言っており、この大会にルールはなく
参加者の思う「存在しない記憶」を呟いていいらしい

というわけで02月07日20時現在までに、ハッシュタグのつけられた該当ポストの全てを纏めて調査してみた

創作的な内容が多く正確な分類は難しいが
個人的に分類や傾向を纏めてみたので、下記に備忘録としてしたためておく

前参照ポスト(上)にもある通り、この大会の始めの意義は
「関係性のうっすい、もうどうしようもない思い出だけを持ってる、それすらどんどん薄れていってしまう、そんな瞬間」を切り取るものである

また主催者の現世幽さんの大会第一ポスト(上記)がそれであったことから
一番初めに台頭したのは
名前のないモブキャラがオリジナルキャラを見ているというシチュエーションである

現在100超あるポストの中でまだ約半数は名前のないモブキャラによるものだ

やはり多いのは学校の同級生
他にもただのファンや、周りの人など、幅広いモブがオリキャラを見るシチュエーションが展開された

モブ既存キャラの関係性についても分類した

1 一方認知 (アイドルとファン 街中で見かけた 等)
2 存在認知 (会話はほぼしないけど向こうもこちらを知っている)
3 相互認知 (クラスメイト等 よく会話をする)
4 長期関係 (仲良し 昔からの付き合いだが今も関りを持つ)

この中で最も多かったのは学校の同級生のほとんどを占める
相互認知であった
もっとも、一ファンや買い物客としてみる一方認知
日常の中でたまたま限定的な会話をしたシチュエーションなどの存在認知相互認知とそこまで変わらない数あった

長期関係のポストについては後述する

モブキャラからの観測や回想によってなされた大会だが、該当8ポスト目にして第一の革命が起きた

それが関係分類の5類目
特定のキャラの登場である
具体的には一ノ瀬怜の兄

この分類に属するのは現状
一ノ瀬怜の兄赤崎こころの親成宮家のメイド、による3つのみである

こうして、多くのモブ特定のキャラによって語られた存在しない記憶が作られていく中
またもう一つ新しい分類が誕生した

6類
これはとてもシンプルな話である
キャラ自身

始まりは川咲さくらの過去
そこから様々なアイドルによってアイドル自身の記憶を扱ったポストが生まれていき、現在では100中の15ポストに該当する


関係性の分類は現状この6つ
正確に言えば、関係なしというもう一つの分類がある

それが、モブキャラの一人称による記憶ではなく
存在しない創作されたシチュエーションを三人称に説明したものだ
これは関係性の分類を分類なしとして統計した
三人称のポストは17ポストはある

さて、筆者はこの7つの分類にポストを分けた
(正確に言えばどのキャラのことを言っているのか分からないポスト等もあったため、必ずしもこの7つに分類されるわけではない
また内容はすべて創作的であり作者自身の製作意図もわからないため、あくまで大まかでブレのある分類であることは、先にも言ったことだが理解していただきたい)

と、ここで後回しにしていた
4類 長期関係
についての話をしよう

というのも、この4類に属する多くのポストは自己投影作品
自己投影作品はその名の通り、作者自身の妄想に近く
アイドルと、恋人、結婚、同棲などの関係性に発展する内容のものである

オリキャラでありキャラと親密な関係であるから長期関係に分類している
また長期関係ではあるが自己投影ではない内容のものに関しては、記事序盤にも引用した主催者の最初のポストが該当する


また、今までの分類を横断する別の”分類”の話だが
存在しない記憶は、同級生のころにアイドルを見ているなどの「悲しい話」
ある視点からアイドル達を見る「楽しい話」の両方も当然あれば
かなり大喜利によった内容のものもある
一部のポストは先の7分類に属させず、大喜利と置いている
(大喜利でも先の7分類に含むこともある)

さらに、ごく一部の話であるが、三次元のアイプラ(ゲーム等)に関する存在しない記憶、妄想をポストしたものや、現実のライブとリンクしたものなど、参加者たちのオリジナリティに溢れていた

最後に、ポストの形態である
最も多いのは当然ながら文章のみのポストだ
地の文のみ、セリフのみ、両方混ざったもの
また1ポストだけではなく、複数のリプライを連ねたいわゆる"タワー"でポストをしている記憶も散見された

他にも、画像を用いたポストもある
アイプラ内のフォトにセリフをつけたようなもの、三次元の写真(自分が食べたご飯や景色など)を使いアイドルと一緒に日常生活をしているように見せるもの
または、文字数が140文字に収められずメモや文庫本風のページを画像としてポストしているパターンもあり、この大会の奥深さが物語られていた

ちなみに、これは当たり前の話だが
ポストに用いられた言語は、ある1ポストを除いて、全て日本語であった。


さて、総括である

ポストは
一人称では、モブ、特定のキャラ、アイドル、自己投影、その他
また三人称や現実世界とリンクしたものなど
描き方、ポストの形態までもが多岐に渡り
様々なアイプラオタクたちの空想、妄想、面白小話が繰り広げられている

あなたも是非、#アイプラ存在しない記憶大会で検索し、そのポストを覗いてみて欲しい
そして、あなたの中に眠る”存在しない記憶”をこの世に解き放って欲しいと思う

それでは、こんな素敵な大会を開催してくれた
現世幽さんに、この場をお借りし改めて感謝を述べて、この記事を閉じようと思う

ここまで読んでくださり、主催してくださり、いろんな面白いポストを投稿してくださり
本当にありがとうございました

時に、アイプラ二次創作が大好きな瑠璃(♂)

(本記事は現世幽には全く関係なく、また、いち大会参加者兼オタクである筆者の所感です)

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