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デザインアイデアの分解と連想

今回のXdチャレンジの課題「ファイルアップロード」で提出した作品について、色んな方からコメントいただいたので、
課題が出来上がるまでの発想の工程を例に、僕がデザインのアイデアを作るときの方法を一部ご紹介します。

普段のクライアントワークでは、

・何故それをしたいのか、
・どうありたいのか

の深掘りをしていってまずコンセプトを決めるんですが、今回はクライアントワークではないのと、もっと気軽な気持ちで出来る企画なので、あまり、深掘りはせず下記をテーマに作ってます。

・作っていて自分がワクワクするもの
・見ている誰かの刺激になるもの

これは、同じくXDチャレンジに参加している同僚から刺激を受けて決めたテーマです。

今回の課題

そして、今回の課題が

・イメージギャラリーのページに「ファイルアップロード」のユーザー体験をデザインし、プロトタイプを作成しましょう。
・イメージギャラリーの画面をデザインし、その上にモーダルウィンドウを配置します。
・画像サムネールをモーダルウィンドウ上にドラッグ&ドロップすると、画像のアップロードが開始されるように設定します。
・画像アップロードの待機中はプログレスバーが動き、完了するとチェックマークが表示されるようにします。

でした。

まあ、普段だと、なぜギャラリーをやりたいのかとかとか深掘りをしていくのですが、今回は置いといて、上記をやると決定した後のデザインにどう落とし込んでいくかを考えていきます。

課題から考えていこうとすると、
・ギャラリー
・モーダル
・アップロード
・プログレスバー
・完了でチェックマーク
という要素が浮かびそうですね。

要素の分解や連想

ここからさらに分解したり連想することでアイデアを広げやすくしていきます。
例えば
「ギャラリー」とはどういうものか
・絵が並んでいる
・展示
・娯楽を目的とする空間
であったり、
「アップロード」からはその動作を分解してみてもいいですね。
・画像を取り出す
・画像を入れる
といった感じで元の要素をさらに色んな観点から分解したり、連想したりしてアイデアを広げます。

このアイデアを広げる時に重要なのが
「ゴールを見据えずに深く深く分解していく」ことなのかなと思います。
アイデアを広げる時に完成形を想像してしまうと、その方向のアイデアしか出て来にくくなります。
まずは完成形を意識せず、色々とアイデアを出してから、その中の要素を拾って完成形をイメージしていきます。

今回僕は、広げた中から、
娯楽を目的とした空間や部屋に絵が飾ってあって、それをスマホから画像を指定して変えられたらいいなと考えました。
ただ、それだと普通にアプリにありそうなので、
今回の自分のテーマである
・作っていて自分がワクワクするもの
として、ちょっと未来的な要素をいれることで、こんな未来になったらいいなっていうワクワク感を取り入れてみました。
また、単純に画像をあげて差し代わるので終わりにするのではなく、ライトをつけたり、額の中の絵が変わったりと、遊びもいれることで自分が楽しみながら作れたのでよかったです。

まとめ

今回のポイントとしては

・要素を細かく色んな観点で分解してみる
・分解したものから連想してみる
・アイデアを広げる時はゴール(完成形)をイメージしない

ここを抑えておけば、より色んなアイデアが生まれてくるかと思うので、よかったらお試しください。

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