夜型族の脳内記録

世界の果てとはどこだろう

大好きな海辺
好きな人の隣

最期のとき

あるいは
果てなどなく連なっていくもの

その答えが数え切れないくらいあるように
私が数えなければいけない羊はあと何匹いるのだろう

そんなような日が大体ほとんどで
そんなような日を愛して自ら望んでいるものの
社会から遠ざかっていくようなそんなような自分が
ときに罪深く狂おしいのだ

だけどもそんなような日はなかなかやめられない
なかなかやめたくない、のだ

だって

藍色とオレンジ色が混ざりあう瞬間に
今日という日の新鮮な空気を誰よりも先に味わえるのだから

そして
私だけを包むような世界の
たった一つの秘密を知っているような気がして
そうすでに本当にただそんな気がしてしまっているからだ

冴えた日のそんなような日に
たとえばの話が思い浮かぶ。 

たとえば、血液型があるように
生まれたときに朝型と夜型に割り振られたとしたら

たとえば、禁断の恋が実るのならば
朝と夜が混じり合う瞬間に何を伝えるのだろうか

たとえばたとえばたとえば。

だいたいこのくらいの文字数まで羊を数えたら人は眠れるのだと思う。

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