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競馬に絶対はない ~2021/3/21 阪神11R 阪神大賞典予想

 こないだの日曜日、久々に競馬場で競馬を楽しんできた。

 2021年初めての競馬場参戦。G2レースが開催される現場だというのに、人影はまばらで、飲食店も開いていない店が目立つ。人混みが苦手なオイラとしては、空いている競馬場も悪くはないのだけども、やっぱり大勢の人の熱気と殺気に溢れた競馬場を懐かしく感じる。

 その阪神競馬場のメインレースは、和田竜二騎手が騎乗するシゲルピンクルビーが勝った。渡辺薫彦調教師の管理馬だ。

 この2人で思い出すのは1999年のクラシック戦線。テイエムオペラオーとナリタトップロード。2人ともまだ若手と呼ばれていたが、この2頭に乗って大いに盛り上げてくれた。

 だがこの2頭の後は、2人ともに派手で華やかな成績を残し続けたとは言えず、それぞれテイエムオペラオーとナリタトップロードが代表騎乗馬と言っていい状態であると思う。

 そんな2人が、20年余りの時を経て、片や騎手を続け、片や調教師に転身してコンビを組み、G2の勲章を手にした。いつか、このコンビでG1を獲って、再びセンターに躍り出るシーンを見てみたい・・・というのは昔を懐かしむオールドファンの戯言か。。。

 ひいき目無しにみると、シゲルピンクルビーにとって1600mは長いのかもしれない。桜に出てきても、相手までで本命にはできないか。今のところ。ただ、1400mではまだ底をみせていないので、1400m戦に出てくれば負けるまで買う。

 さあ、問題は中京で行われた金鯱賞。

 デアリングタクトが単勝1.4倍の、ダントツ1番人気。

 オイラもこれが勝つと思ってた。距離は前走の2400mより今回の2000mの方が絶対向いているだろうし、渋った馬場も桜花賞や秋華賞でクリア済み。気になったのは、前走東京で左にもたれていたことと、55Kを背負って古馬牡馬と戦うこと。

 オイラの2番手評価はグローリーヴェイズだった。万一デアリングタクトが負けるならこの馬。デアリングタクトより前で運ぶだろうから、川田騎手がワンテンポ早く仕掛けてそこそこキレられたら、デアリングタクトが差し切れない場面もあるかも・・・と。

 なので、noteの馬券予想には、金鯱賞ワイド1点1-4と書こうと思った。が、何か嫌な予感がした。いわゆる第六感。

 結局、noteの馬券予想は何も書かずお休みした。実際の馬券も、応援の気持ちを込めてデアリングタクトの単勝を100円だけ買って、ターフビジョンで観戦した。

 金鯱賞の結果。ギベオンが勝った。6歳、18戦目にして初めての逃げ戦法に打って出て、最低人気をあざ笑う大金星。フロックで勝てる相手、コースではない。今後も、渋った馬場で、すんなり逃げられそうなメンバー構成だったら買いだろう。

 本当に競馬は怖い。長くやればやるほど思う。

 単勝オッズ1倍台の、誰しもが絶対勝つだろうと思う馬が、結構負ける。もちろん、圧倒的な支持に応えて勝つことも多いのだが、ちょくちょく負ける。ごくごく稀に負ける、とかではなく、まあまあ負ける。

 だから・・・

 どんなに堅いレースだと思っても、鉄板銀行レースだと思っても、一つのレースに大金を突っ込んではいけないと思う。勝つこともあるだろうが、そんな馬券の買い方をしていたら、すぐに負けのダメージの方が大きくなっていくだろう。

 競馬に絶対はない。


 さて、ここから阪神大賞典予想。

 本命はすぐに決まった。アリストテレス。

 昨年の菊花賞でのコントレイルとの叩き合いと、今年初戦のAJCCをみれば、距離も道悪も問題無し。馬券圏内は間違い無いし、まあ勝つだろう。

 問題は相手。

 ユーキャンスマイルか、ショウリュウイクゾか、ダンスディライトで迷った。ユーキャンスマイルは昨年の勝ち馬だが、前走・前々走のG1で負けすぎているのが気になる。衰えからくるものなのか、この一戦ではっきりするだろう。昨年より斤量も増えるし、敢えて様子見としたい。ダンスディライトはいかにも掲示板の下の方で落ち着いてしまうタイプに見える。距離、道悪、調教、どれもそこそこで強い主張が無い。見送り。ショウリュウイクゾは前走で2200mのG2を勝ち、道悪もこなしそうなので、ギリギリまで迷った1頭。しかし、前走はハンデG2で今回は一気に4キロも斤量が増える。しかも人気してる。これもピンとこない。

 オイラはまだnoteで1回も予想的中させてないし、ここは絶対に当てたい鞍。何なら、アリストテレス複勝1点勝負!とか書いとけば当たるだろうが、それは30年間馬券を買い続けてきたオイラの矜持が許さない。

 ツーエムアロンソ。

 別に奇をてらったわけではない。真剣に、冷静に、予想した結果だ。番組表の都合で、ここ2走は2000m戦に出走しているが、陣営によると本来スタミナ自慢で長丁場向きの馬らしい。現に2勝クラスではあるが、雨の降る2600mのやや重のレースを楽勝したこともある。阪神コースは相性が良く、調教もしっかり動いている。この距離、この天気なら、3着は十分にある。

 結論
 ワイド 9-11 1点


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