突撃!衣装のたかつさん!!
明けましておめでとうございます。
今年もソノノチを、そして「おがわちゃんのたちまちDiary」を、どうぞよろしくお願いいたします。
昨日ぐらいに新年を迎えた気がするのに、気づけば一週間後は本番真っ最中という…!!
いやぁ本当に、日がたつのは早いものです。
さてさて、新年一発目の記事は、ずばり「衣装」について!!!
前回の記事
でもさんざん言っておりましたが、りっちゃんも私も、舞台を見るときは衣装に注目しております。
なので、『たちまちの流(ながれ)』の衣装にも、二人とも興味津々で。
そこで、今回の作品で衣装を担当されている、たかつかなさんのお宅にお邪魔し、衣装についてあれこれお話を伺ってきました~✨
(たかつさんのアトリエの様子。ミシンやトルソーなどに、思わずテンションが上がってしまいました。)
お話を聞いて、「人の動きのクセや見た目の印象など、色々な所を見ないと、役者さんに似合うものは作れない。」という言葉が、今回特に印象に残りました。
誰もが着る普通の服のデザインではなく、役者さんが着る舞台衣装だからこそ、その人の持つ要素の隅から隅までに合わせてデザインされているということなのですね~!
次に、衣装の工夫について。
今回の作品では、劇中で役者さんの衣装がどんどん変わっていくことも大きな特徴の一つなのですが、その衣装の脱ぎ方のギミックについても、工夫を重ねておられるそうです。
本番も近づいてきましたが、役者さんがどのように衣装を変化させていくかの相談も、さらに進めていかれるみたいで。
まだまだ進化していく衣装について、観察を続けたいところです。
また、今回の衣装のこだわりポイントについても伺いました。
脚本・演出の中谷さんは作品作りについて、
「遠景を眺めているみたいな感じの舞台を作りたい」
けれども、
「お客さんには前のめりになってくれたらいいな」
とおっしゃったそう。
「見たいものがある」ならば、お客さんが前のめりになるはず。
また、役者さんの動きはもちろん、何を着ているかも気になるはずだし、特に役者さんが何もしていないときこそ、衣装が気になるはず。
ということで、役者さん一人一人に、目を凝らしたくなるような要素を入れているそうです。
(一体、何ができあがったのでしょうか…!?)
そして、役者の何人かの衣装が連なっているところも、注目ポイントです!!
今回は役者さん一人一人にイメージがあり、例えば、「水」イメージの役者さん、「ガス」のイメージの役者さんがいます。
そして、それらをもとに衣装が作られていますが、水分(水)と気体(ガス)は近いもの、連なっているものなので、その二人の衣装のメインは、シャツを二枚つなげたものになっています。
また、「沼」も水組なので、シャツをメインにした衣装になっています。
他にも衣装のつながりであったり、似ているところ、共通しているところがちょこちょこあるそうで。
個人的に気になったのは、「種」イメージの衣装のポケットに使っている布が、実は他の方の衣装の布に使われているものと同じだったりするみたいで…!
ああ…私はこういう細かいポイント大好きです!!
これはもう、観劇の際にはそれぞれの衣装をじっくり観察するしかないですね…!!!
ちなみに、たかつさんはいつも、気づく人しか気づかないようなポイントを衣装に作っているそうです…!
いかがでしたでしょうか?
今回の記事を読んで、『たちまちの流(ながれ)』の衣装に興味を持っていただければ幸いです。
あと一回、役者さん一人一人の衣装を大解剖した記事を予定していますので、どうぞお楽しみに~♪
『たちまちの流(ながれ)』
2020年1月16日(木) から1月19日(日)、 京都芸術センター フリースペースにて上演されます。
詳細はこちら↓↓↓
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