第3回定例会 最終日 令和5年度会計決算認定についての討論

第3回定例会において、令和5年度会計決算認定について
賛成討論を行いましたので、その内容を掲載させていただきます。


(全文)
新型コロナウイルスの影響が薄れつつあり、観光業やサービス業が徐々に回復を見せています。また、外国人観光客の増加やインバウンド消費もあいまって、緩やかではあるものの今後の景気回復が期待されているところです。しかし、依然としての物価高が家計を圧迫しており、賃金上昇が物価上昇に追いついていない、要は名目賃金は上昇しているものの実質賃金が以前として低迷しているなどの問題は続いております。

また、この夏の猛暑に関しても、対策を早急に考えなくてはならない気候となったことは多くの方も肌で感じたことと思います。温暖化により地球全体の気温が上昇しているため、夏の気温も高くなり、猛暑の頻度が増しているのではないでしょうか。加え、気候変動により台風や豪雨などの異常気象も増加しています。

市外へと目を向ければ、各地での大雨での大きな被害のニュースには現地を案じる気持ちや現状に心を痛めた方も多くおられるのではないかと存じます。

私たち1人1人ができることに加え、企業や自治体も、再生可能エネルギーの導入や、エネルギー効率の向上など、ゼロカーボンを進めるなど、気候変動への対策は求められています。

自治体ができることは、自らでゼロカーボンの取り組みを行うことのほか、企業や個人が取り組みに参加できる仕組みづくりを作ること、もございます。

そう行った背景の中で、当会派からも質疑をさせていただきました「環境基本計画推進事業費」につきましては、市民、事業者が導入した太陽光発電や蓄電池導入の環境配慮設備等の助成、また「公害対策事業費」の環境測定調査の結果から見えるゼロカーボンシテイの実現に向けた取り組みがなされたと理解しております.

環境測定に関しましては今後もより市民の安全安心のために、大気、土壌、河川、地下水において、公害対策となりうる調査を徹底的に取り上げていただきたくお願い申し上げます.

環境問題としては自転車の利用も有効であるかとは思われますが、その自転車の都市部の問題でもある放置自転車対策事業費では、放置されたままであると街並みの美観の問題だけではなく環境問題でもあることから、撤去だけではなく返還に導く取り組みや、自転車が放置されない取り組みなどに取り組まれた結果があったと確認させていただきました。放置自転車に関しても引き続き管理をお願いしたく思います.

次に食の創造館別館の完成に関しては、我々議員も見学をさせていただきました.動線などもよく考えられた配置になっており、働く方々にも配慮された施設であると感じました.また、食べ盛りのお子さんを持つ家庭には悲願の事業であったと思っております.

私も海老名で子育てをした母親ですが、中学校の子どもの栄養は彼らのこれからの人生にも影響があります。また、アレルギー対応体制につきましても、アレルギーは好き嫌いではない.本人も保護者も辛い症状である中、学校が理解を示して対応をしていただけることに感謝をし、これからも常に情報のアップデートをしていただきながら安心安全でおいしい給食の提供をお願いいたします.

そして生活習慣病検診事業費では、若い方のがん検診向上のためということで、早期発見が大事ながん検診への受信率向上のための事業を高く評価しております.

今まで集団検診での乳がん検診が隔年ごとの検診であり、さらなる早期発見をとなると毎年の検診が望ましいと言われている中で、セット検診でマンモグラフィー検査とエコー検査を交互に受診することで、毎年乳がん検診ができるようになったことなども非常に良かった点だと思っております。市役所での集団検診だけではなく、さまざまな方がアクセスしやすい各医療機関にて今後もがん検診受診率の拡大のために、PR活動なども増やし多くの市民の方に受診していただけるよう引き続きの取り組みをよろしくお願いいたします。

国際化政策事業費では市内の外国籍の方にも安全安心に生活できる取り組みとされておられますが、市庁舎の案内板もひらがなと英語表記が増え、国際化社会へと少しづつ対応をされていることが見受けられます。

つい先日、私も海老名市内にある工場を見学させていただいたところ、工場内にはポルトガル語表記が至る所に併記され、働く方々も外国籍の方が多く、日本の経済を支えてくださる外国籍労働者の方々の職場を肌で感じさせていただきました。

そこでは、安全面に関しては、外国の方がパッと見て瞬時に理解できる環境がありました。企業にとっては働く方の安全を守るのは責務でもあります。市内の企業を支えている方々の命や暮らしを守るためにも、これからは外国の方にとっても防犯や防災面も考えて行かなくてはならないのではないかと思います。

これらはデジタル推進事業費と連携する部分になろうかと思いますが、スマホ、デジタル化も国際対応をしていただきたく思います。

文化会館等維持管理経費、 指定管理者納付金などの説明により、駐車場の整備事業につきましては、駐車場の有料化で得た収益に関して、市民がより快適に施設を利用するために使われたということで理解をいたしました。

実際に利用される利用者からの声を集めることが利便性を高める上で重要なファクターであると思います。駐車場という場は、車と人とが交錯する場所になり、安全性を最も求められる場所です。事故が起こらないような見通し性、動線、そういった安全面にも気をつけて駐車場の整備や管理を適切に行なっていただきたく思います。

また、市内には子育て世代の流入が期待される中で、子ども医療費助成の対象年齢の拡大など、多くの子育て世代に寄り添う事業が行われたと感じております。

子どもは未来を担う日本の宝です。地域一丸となって、子育てをサポートする、子育てをしている子育て世代を応援する、人口が増えている今、海老名市がどう取り組むかが今後の海老名市の未来を決めるのではないでしょうか。

そのほか事業に関しましても、細かく言えば要望等など課題も多く感じ、次に活かしていただきたく思いますが、発展する海老名市において、これまで海老名を愛し住んでいた市民の声も幅広く聞いていただき、これまで以上に住みやすい海老名となる取り組みをお願いをさせていただき、私からの賛成討論とさせていただきます。


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