マガジンのカバー画像

5段階の欲求階層【解説コラム】

17
マズローの語る「欲求階層論」と「基本的欲求」(5段階ピラミッド)についてのコラムをまとめています。
運営しているクリエイター

#マズローの欲求5段階説

マズローの欲求階層に代わる「ケンリックの欲求ピラミッド」とは?その特徴やマズローとの違いを解説

マズローの欲求ピラミッドに代わる新しい欲求階層として、「ケンリックの欲求ピラミッド」というものが話題になっていたのはご存じでしょうか? このケンリックのピラミッドを評価する声がある一方で、個人的には少々納得がいかない部分もあるというのが正直なところ。 ということで、今回は「ケンリックの欲求ピラミッドとは何か?」という基本的な話も含め、マズローの欲求階層との違いや、ケンリックのピラミッドの問題点、更にはそれらを踏まえ結局どっちが優れているの?という事についてまとめました。

欲求階層における「低次の欲求」と「高次の欲求」のそれぞれの違いと12個の特徴とは?

マズローは一般的にも有名な欲求階層において、「低次の欲求」と「高次の欲求」というグルーピングをしていたのは有名な話。 しかし、この二つのそれぞれの特性の違いについて、12個の特徴に分けて事細かに説明してくれていることはあまり知られていないようです。 今回は、マズロー自身が書いた実際の文章に触れながら、この「低次の欲求」と「高次の欲求」について分かりやすくまとめてみました。 これらの内容を正確に知ることで、自分や周りの人々の欲求を満足する達人になれるかも? ちなみに、話

所属と愛の欲求の正しい意味とは?それぞれの欲求の具体例・社会的欲求との違いとは?

マズロー心理学の欲求階層において、「生理的欲求」と「安全の欲求」に次ぐ三番目の欲求として有名な「所属と愛の欲求」ですが、この三つ目の欲求を「社会的欲求」と呼ぶ声もあるようですね。 むしろ、一般的には「社会的欲求」という名称の方が多くの方にとって馴染みある言葉だと思います。 では、「所属と愛の欲求」と「社会的欲求」のどちらが正しい呼び名なのでしょうか? というか、そもそもこの二つはどう違うのでしょうか? 今回は、そんな事柄について、毎度のことながらマズローの原文を引用し