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5段階の欲求階層【解説コラム】

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マズローの語る「欲求階層論」と「基本的欲求」(5段階ピラミッド)についてのコラムをまとめています。
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2021年5月の記事一覧

「アルダファーのERG理論」の正しい説明/マズローとの違い・結局どっちが優れていて使いやすいの?

ビジネスの現場を中心に、「アルダファーのERG理論」という人間の欲求に関しての新しい概念が少し前に注目されていたのはご存じでしょうか? このアルダファーのERG理論は、マズローの提唱した欲求階層を基礎にして作られたものなのですが、今回は、このERG理論の特徴や、マズローの欲求階層論との詳細な違い、それらも含め、結局どちらがより実践的で僕たちの日常において使いやすいのかなどについてまとめました。

マズローの欲求階層に代わる「ケンリックの欲求ピラミッド」とは?その特徴やマズローとの違いを解説

マズローの欲求ピラミッドに代わる新しい欲求階層として、「ケンリックの欲求ピラミッド」というものが話題になっていたのはご存じでしょうか? このケンリックのピラミッドを評価する声がある一方で、個人的には少々納得がいかない部分もあるというのが正直なところ。 ということで、今回は「ケンリックの欲求ピラミッドとは何か?」という基本的な話も含め、マズローの欲求階層との違いや、ケンリックのピラミッドの問題点、更にはそれらを踏まえ結局どっちが優れているの?という事についてまとめました。

精神的欲求と身体的欲求の正しい意味とは?間違えやすい物質的欲求との違いなども分かりやすく整理

「精神的欲求」と「身体的欲求」という二つの言葉の、それぞれの正しい意味とその違いとはどのようなものなのでしょうか? 今回は、具体的な事例も踏まえながら、両者の特徴を分かりやすくサクッとまとめてみました。 また、物理的欲求とは何かも併せて知っておくことで、自分自身の欲求のより正確なすがたが見えてきて、欲求を無理なく満足できるヒントが見えてくると思います。

メタ欲求とは?マズロー心理学では少しマニアックだけど結構重要な隠れキーワード

今回は、多くの方があまり聞き馴染みのないであろう、「メタ欲求」というニッチなワードの解説です。 もっとも、このメタ欲求は、マズローの語る自己実現をしっかり理解するならちゃんと押さえておきたい隠しアイテム的なキーワードだったりも知るんですよね。 意外と知られていないこの言葉について知ることで、自己実現の新しい側面が見えてくるかも?

欲求階層における「低次の欲求」と「高次の欲求」のそれぞれの違いと12個の特徴とは?

マズローは一般的にも有名な欲求階層において、「低次の欲求」と「高次の欲求」というグルーピングをしていたのは有名な話。 しかし、この二つのそれぞれの特性の違いについて、12個の特徴に分けて事細かに説明してくれていることはあまり知られていないようです。 今回は、マズロー自身が書いた実際の文章に触れながら、この「低次の欲求」と「高次の欲求」について分かりやすくまとめてみました。 これらの内容を正確に知ることで、自分や周りの人々の欲求を満足する達人になれるかも? ちなみに、話

自己実現の本当の意味とは?正しい満たし方などもマズロー自身の著作の文章を元に解説

マズローの欲求階層において5番目の欲求に位置づけられていることでも有名な「自己実現の欲求」。 この欲求について、マズロー自身は実のところ何と語っていたのでしょうか? 今回は、実際にマズローが書いた著作の引用文も用いながら、自己実現の欲求の正しい意味・特徴・満たし方・具体的な事例などをまとめてみました。 この記事をぜんぶお読みいただくと、公にはあまり知られていない本当の自己実現のすがたを理解することができます。

尊厳欲求とは?承認欲求・尊重の欲求とはどう違うの?【3分で読めるサクッとコラム】

一般的なマズローの欲求階層の説明で出てくる「尊厳欲求」というワードですが、実は尊厳欲求という名前をマズロー自身は使っていないのは知ってましたか? また、よくある解説では尊厳欲求ではなく「承認欲求」という単語が使われるケースが多いですが、この承認欲求というネーミングも実は4つ目の欲求としては正しい名称ではありません。 というか、尊厳欲求も承認欲求も、この4つ目の欲求の一部でしかないとうのが本当のところ。 今回は、そんな多くの方々が誤解してしまっている第4の欲求について、尊

承認欲求に隠された真実【マズローが欲求階層の4番目として語っていたのは実は違う欲求だった?】

マズローの欲求階層における4つ目としても有名な承認欲求ですが、実はマズロー自身はこの欲求を承認欲求とは呼んでいなかったのはご存じでしょうか? 多くの方が誤解しているこの欲求、本当は全く別の名前で原文では語られているのですが、一般的な説明ではみんなこの二つを混同してしまっています。 そして、それにより欲求階層におけるマズローの真意を誤解することにもなっていて…。 今回は、そんな承認欲求にまつわるあまり公には知られていない隠された真実についてサクッとまとめてみました。

欲求階層の4つ目は、実は承認欲求ではなく尊重の欲求?【自尊心の正しい育み方】

マズローの欲求階層の話において、下から4番目に据えられている「尊重の欲求」。 「承認欲求」とも混同されてしまうことがとても多いこの欲求について、マズロー自身はどのように語っていたのでしょうか? 実は承認欲求とは「尊重の欲求」を構成する一つの要素でしかなかったのです。 そのうえで、自己承認や他者承認も含め「尊重の欲求」のキーワードでもある自尊心を健全なかたちで育む方法とは何だったのか? 今回は、マズローが最も詳しく欲求階層について述べている『人間性の心理学』という著作に

社会的欲求とは【マズロー自身は実はこの単語は使っていなかった?所属と愛の欲求との違いとは?】

マズローの欲求階層において、生理的欲求・安全の欲求についで下から三番目に位置する欲求である「社会的欲求」。 一般的な説明では、社会的欲求とは他人との関りを求める欲求のことであり、これを別名で「所属と愛の欲求」と呼ぶこともあるという解説が多いですが、これは正解でもあり間違いでもあります。 なぜならマズロー自身は「社会的欲求」という単語を実は一切使っていないからです。 これらの欲求の正しい意味をマズローはどう語っていたのか? 今回はそんな事についてまとめてみました。

所属と愛の欲求の正しい意味とは?それぞれの欲求の具体例・社会的欲求との違いとは?

マズロー心理学の欲求階層において、「生理的欲求」と「安全の欲求」に次ぐ三番目の欲求として有名な「所属と愛の欲求」ですが、この三つ目の欲求を「社会的欲求」と呼ぶ声もあるようですね。 むしろ、一般的には「社会的欲求」という名称の方が多くの方にとって馴染みある言葉だと思います。 では、「所属と愛の欲求」と「社会的欲求」のどちらが正しい呼び名なのでしょうか? というか、そもそもこの二つはどう違うのでしょうか? 今回は、そんな事柄について、毎度のことながらマズローの原文を引用し

安全欲求の本当に正しい説明とは?実際にマズロー自身が書いた文章を元に、安全欲求との上手な付き合い方等も徹底解説

マズローの語った欲求階層において、「生理的欲求」に続き下から二番目に据えられているのが「安全の欲求」というのは有名な話です。 この欲求に関する説明も、ネットをはじめたくさん存在します。 しかし、どうもその中には眉つば物も多いようで、実際のところ、「安全の欲求」について、マズロー自身はどう述べていたのでしょうか? 今回は、そんな「安全の欲求」について、マズローが書いた書籍内の実際の引用文を用いながら、その内容を詳しく解説してみました。 最後までお読みいただくことで、自分

生理的欲求について徹底解説!マズロー本人は欲求の具体例についてどう述べていた?満足させる上での落とし穴とは?

世間的にも有名なマズローの欲求階層論において、その階層の最も下位に位置しあらゆる欲求の土台となっている「生理的欲求」。 その「生理的欲求」について、マズロー自身はどう語っていたのでしょうか? 実際にマズローが書いた書籍の文章も引用しながら、本当に正しい「生理的欲求」の詳細をまとめました。

モチベーションには二種類あった!?「欠乏動機」と「成長動機」の7つの違いと見分け方

皆さんは、「欠乏動機」と「成長動機」という言葉を知っているでしょうか? 「モチベーション」とも訳される「動機」を、実は二種類にマズローは分けて説明していたんです。 そして、「欠乏動機」と「成長動機」の違いを理解しないと、本当の意味で欲求階層や自己実現について理解したことにはなりません。 同時に、自分のモチベーションがこのどちらに該当するのか自覚していないと、人生はうまくいかなくなってしまいます。 そんな、基本的なことなのにしっかり理解できている人が意外と少ない「動機」