図鑑No.202 青炎花の特徴

取り留めもなく植物図鑑に手を掛けるとNo.202青炎花のページが翅を開いた。ゲンゲ科の植物で湿気と日差しを嫌う。原寸大の種子はこれくらい(僕は種子摘まむような真似をして示す)。花の形については、その名称から想像に難くないだろう?
「葵」でも「蒼」でも「碧」でもないのだから、この文章を描いている今も尚、冷め遣らぬ興奮がある。インターネットで花の逸話を調べれば、このネーミングには名も知れない文豪が関連していると判明し、興奮は一入だ。「名も知れない文豪」だなんて、そんなことあるのか!(僕は手を叩いて笑う)
彼は言ったそうだ「朱く燃やせば灰となり、青く燃やせば何とやら。須く、燃やせばそれは何とやら」
本来、この花の花言葉は「冷静」「諦め」「異質」等を表すものだ。しかし、彼の戯言が祟ったせいで「焼失」→「消失」と云う花言葉が後付けされて幅を利かせているのだとか。花の名前すら、元来は違うのだとか。

笑う。僕は笑った。

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