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運に偏りはある?四兄弟チンチロの役と確率を求めてみた

たまたまYoutubeのおすすめで発見し、第1回から見ている『四兄弟で本気のチンチロ』。粗品さんの舞台でやるだけでなく、なんと武道館での開催も予定しているという、『粗品 Official Channel』を代表する、超人気コンテンツです。

4人の掛け合いが本当に面白く、ただのチンチロなのに毎回爆笑しています。本気の勝負だからこそ生まれる、最強のお笑い動画です。

そんな4兄弟チンチロを見て、私はふと、こう思いました。

「なんか出目めっちゃ偏ってね?」と。

粗品・大東に比べて、カモリュウ(シモリュウ)の2人の出目が圧倒的に悪いような気がするのです。もちろん誰が振っても確率は同じなので、大きく偏ることはないはずです。

そこで今回は、実際にデータを収集し、出目に偏りがあるのかどうか検証していきたいと思います。


検証のルール

3回振った結果のみを考慮し、途中の目無しは除外します。これは単純に計測がめんどくさいからです。

たとえば「目無し→目無し→シゴロ」の場合は、シゴロとしてカウントします。

タイマンの部分はカットします。

便宜上「シモタ」は漢字表記で「下田」にします。

確率の目安

検証の前に、それぞれの出目がどれぐらい出やすいかを簡単に計算しておきます。以下に示すのが、確率の目安です。

ピンゾロ:約0.46%
アラシ:約2.31%
シゴロ:約2.78%
ヒフミ:約2.78%
1(~6)の目:約6.95%
目無し:約49.97%

1回投げるごとに、半分の確率で何かしらの目が出る感じですね。3回振って3回とも目無しの可能性は、およそ12.5%です。

では実際の検証に移っていきましょう。

出目の検証

#1-1~#1-3まで

https://www.youtube.com/watch?v=XheM_F6MlZw

まず、記念すべき第1回目です。粗品さんが開幕でピンゾロを出した回ですね。

粗品
ピンゾロ, 3, 6, 4

前田
1, 3, 4, 4

下田
1, 3, ヒフミ, シゴロ

大東
目無し, 4, 6, 4

続いて第2回。

粗品
1, 目無し, 目無し, アラシ

前田
1, 目無し, 4, 目無し

下田
5, ヒフミ, 6, 1

大東
1, シゴロ, 目無し, 1

続いて第3回。動画リンクはカットします。

粗品
アラシ, 5, 1, 3

前田
目無し, 2, ションベン, 目無し

下田
6, ションベン, 5, 6

大東
3, 1, 1, 1


こんな感じで、集計を進めていきます。

#2-1から最新回(#7-1)まで

ここからは、#1-1~#1-3までと合わせた集計結果のみを表示します。


粗品

通常役
1…14回
2…5回
3…16回
4…5回
5…11回
6…12回

特殊役
ピンゾロ…1回
アラシ…4回
シゴロ…2回
目無し…10回
ヒフミ…3回

その他
ションベン…1回


前田

通常役
1…14回
2…9回
3…14回
4…9回
5…9回
6…11回

特殊役
ピンゾロ…1回
アラシ…4回
シゴロ…1回
目無し…8回
ヒフミ…1回

その他
ションベン…3回


下田

通常役
1…10回
2…12回
3…6回
4…14回
5…9回
6…11回

特殊役
アラシ…3回
シゴロ…4回
目無し…6回
ヒフミ…6回

その他
ションベン…3回


大東

通常役
1…11回
2…11回
3…16回
4…9回
5…11回
6…12回

特殊役
アラシ…3回
シゴロ…6回
目無し…3回
ヒフミ…2回


以上が、#1-1~#7-1までの集計結果です。

集計結果の分析

出目の平均

粗品…約3.48
前田…約3.35
下田…約3.53
大東…約3.49

出目に関しては、前田が少し低いぐらいですが、粗品・下田・大東の3人はほとんど横並びです。一番負けている下田の平均が最も高いのは、少し以外でした。

スコアの算出方法

ではこれらの結果を踏まえて、最終的なスコアの算出を行ってみます。

1の出目は1点、2の出目は2点というように(出目の数)×(出た回数)でスコアの計算を行います。

特殊役に関しては、シゴロが+10点、アラシが+15点、ピンゾロが+20点、ヒフミが-10点で計算します。

目無しとションベンは、どちらも0点とします。

最終スコアのランキング

第1位 大東…329点

第2位 前田…301点

第3位 粗品…289点

第4位 下田…244点


最終スコアは、以上のようになりました。

大東が堂々の1位で、下田が圧倒的最下位です。ここに関しては、予想通りの結果となりました。

前田のほうがスコアが高いにも関わらず、粗品に負けている感じがするのは、おそらく親での勝ち負けが関係しているのでしょう。

もし興味がある人がいれば、親で勝った回数と負けた回数を集計し、今回の結果と照らし合わせてみると、面白い発見があるかもしれません。

補足説明

粗品
出目は平均的であるものの、ピンゾロやアラシなどの強い役を多く出しています。しかし、目無し10回とヒフミ3回が足を引っ張り、せっかくの幸運が帳消しになってしまっています。良くも悪くも、平均的な男です。

前田
1~3に出目が偏ってしまっているのが、中々勝てない原因です。強い役もそこそこ出ているものの、目無し8回とションベン3回が痛いです。まずは、サイコロを丼に入れる練習をするべきでしょう。

下田
出目は悪くなく、アラシやシゴロもそこそこ出ているのですが、ヒフミ6回があまりにも厳しすぎます。おまけに目無し6回、ションベンも3回しているので、スコアが伸びづらくなっています。「ションベン男」は自分だということを自覚し、変な祈りはやめて普通に振れば、多少はマシなスコアになるはずです。

大東
出目は平均的ですが、アラシ3回、そしてシゴロ6回が大きな加点要素です。目無しやヒフミの数も少なく、それらのアドバンテージを十分に活かせるゲーム展開だったといえるでしょう。大勝ちは少ないものの、少しずつ勝利を積み重ねることで、2位の前田に差をつけてトップになることができました。先輩の裏でこっそり利益をかすめとる、姑息な後輩としての一面が、チンチロの結果にあらわれています。

感想・まとめ

ふと気になった疑問から、今回の検証を行いましたが、チンチロの動画本数が思ったよりも多く、集計に結構な時間がかかりました。

動画のシークバーを動かし、出目が書かれているところで止め、iPadに数を入力する。そんな単純作業の繰り返しが3時間ほど続き、頭がおかしくなるかと思いました。

出てきた結果を整理するのも大変で、何回も数が合わないという事態が発生しました。

たとえば、粗品の結果の元データは、こんな感じです。

34ヒフミ6目無し5666433目無し155シゴロ3316アラシ1ションベン3目無し目無し目無し152565アラシ2115目無し31ヒフミ6目無し6目無し11シゴロ163225532333ヒフミ134646531

iPadに入力した粗品の元データ

暇な人は、僕が正しく整理できているか確かめてみてください。きっと気が狂うと思います。


そんな大変な作業でしたが、得られたものも多かったです。

今回の結果から、チンチロでは、シゴロやアラシなどの役を多く出し、ヒフミや目無しを避けることが、大事であるということがわかりました。

さらに、平均的なスコアが高くても、親での勝ち負けによっては、マイナスになってしまうことがあります。流れを見極め、適切なタイミングで親を受けることが、チンチロで勝つポイントとなるでしょう。

そして、ションベンをするのはもちろん論外です。最もションベンの回数が多い2人が負けているので、ションベンはスコアだけでなく、運も一緒に落としてしまうのかもしれません。


以上で、今回の検証を終わります。

下田がどこまで大負けするのか楽しみにしながら、今後の動画シリーズもチェックしていきたいと思います。


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