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新卒2年で自転車メーカーを辞めてアメリカ横断を決意したワケ
俺は今オペンシルベニア州はエリーに居る。
分かりやすく言うと「ナイアガラの滝」の近くだ。
アメリカに来て初めて一日中雨が降っている。
日本なら家に帰れば暖かいシャワーも着替えもあるから雨だって突き進む判断もあるが、アメリカではそうは行かない。
旅人にとって「移動が困難」「停滞」な日は本当に暇なのだ。
と、言うわけで本当は帰国してからゆっくりそして、本格的に始めようと思っていた「note」をペンシルベニア州はエリーで発信して行こうと思う。
アメリカ横断中、基本的には一日中自転車に乗って進んでる。
広大な景色を綺麗だと見とれながら進む時もあれば
広大な大地がカラオケボックスになる時もある。
けれど、大抵の時間は「俺は何者になりたいのだろう」
と、ボケーっと考えながらペダルを回してる。
あっあと今日何食べよう。とか
言うまでも無く俺の軸にあるのは自転車だ
さてこの自転車を、自転車でどうするのか…
世界的な選手になってスポーツ選手になるのか。
自転車を使って世界を旅する旅人になるのか。
自転車メーカーに勤めて営業するのか。
また新しい方法で自分を確立するのか。
さて…前置きが長くなりました。
新卒2年目で会社を辞めて、アメリカ横断を決意したワケ
俺は何かを生産する生産者側に立ちたい。
人に何かキッカケを与えられる人間になりたい!
今はまだ俺は消費者側で、人から与えられた物で楽しみ ストレス発散している。レースとかも遊ばせて頂いてる。
これだと詰まらない一生、というか、1番リスクあるチャレンジが出来る20代を「もーアラサーだよーw」とか言って愚痴こぼしながら終わる気がする。
……という事に勘付き始めたのは2018年の夏。
今日もたくさんの自転車屋さんへの営業帰り、いつも通り首都高の箱崎JCT渋滞に引っかかってボケーと丸の内のビル街を眺めていた時に
「世の中にはもっと面白い事があるんじゃ無いかなー」
これが全ての引き金になったのは覚えている。
一つの会社内の価値観に染まるのは良くない…。
会社の中の当たり前は他では当たり前じゃない事は多々あるからだ。
別に自転車の営業も楽しくないワケでは無かったし、かと言ってブラック企業とも全然思わなかった。むしろ自転車業界に限って言えばいい会社だったと思う。
けど
もっと面白い事は世の中そこら中にあるなと思った翌日から、会社以外のコミュニティを作ってみようと兎に角たくさんの人と会って話を聞いた。
本当にホームレスの人から社長さん、フリーランスで活躍する人からYouTuberまで。
不思議な事にその人の立場関係無く、自分のなかで「この人は凄い」そんな判定を下した瞬間から人はどんな人からでも学べるなと思った。それがホームレスでも子供でもね!
結局、自分の中で出した答えが…
やっぱ自転車を広める人になりたい。
まぁいわゆる「インフルエンサー」という奴だ。
「人気者になりたい」とか「多くの人に認められたい」そんな欲求は多くの人にあるんじゃないかと思う。俺にもある。
じゃあ何をしようか。
そう思った時に選手時代からレースの事など呟き続けたTwitter を最初のベースとして、YouTubeに挑戦したい、と思い始めていた。
**そんな中、Twitterでこんな投稿をした。 **
自転車好き集まれ!飲もうぜ!
【自転車好き集まれの会】と称してオフ会的なのを開いた。
ここで沢山の人の前で「YouTubeやりたい」と宣言した。
多くの人に面白そうですね!頑張って下さい!みたいな事を言って貰った。
これが2018年8月の出来事である。
思い立ってからは早い
みんなに宣言してからはやる気と後に引けない気持ちで機材を買い漁った。
MacBookもすぐに買った。
そんなこんなで始まったYouTube生活。
普段よりもより一層沢山の人の動画を見て楽しみながら勉強していった。
でかい事に挑戦したい
何かYouTubeも始めたし、何かこれをキッカケに大きな挑戦がしたいなと思い始めていた。
そこでたどり着いたのが
「アメリカ横断してみてーなー」だった。
テレビで写真でYouTubeでTwitterで…沢山の景色を画面越しでみてきたけど、やっぱり自分の目で見てみたい…やろう。
2018年の11月家の中で1人決意した。
その後、すぐに色んな人に言いふらした。
ただのアメリカ横断ではない、自分の糧となる旅にしよう!
これは最初から思っていた事だ。
アメリカ横断をしている人はたくさん居るけども発信している人は多くないな。
TwitterやYouTube、これまでの経験を武器にしてスポンサーを獲得しそれで旅が出来たら、その先に何か見えてくるんじゃないか?
そう確信した日から企画書の作成と並行して「本」読むようになった。主に自己啓発本だ。
25年間生きてきて、自ら本を読む事なんてこれまで無かった。(マンガはいっぱい読むけどw)
けど、自ら動いた事でスラスラと読めるようになっていた。
沢山の本に人に啓発されて、自分に自信が持てているような錯覚を起こした。
自分なら出来る!そう思わせてくれた。
自己啓発本を馬鹿にする人は居るけれど、本当に成功している人か自分の事すら啓発出来ない人かだと思う。
結果として沢山の企業さんに突撃、撃沈を繰り返し、100%ではないが80%程度はスポンサーさんの力添えでこの旅が実現している。
※その話はまた後日書きます。
そして、この旅を遂行するには…会社を飛び出すしか無い。
そう決意し、12月のうちに退職届を提出。
「アメリカ横断の為」と書いた。本当に…。
勿体ないとか、好きな事で働いてるじゃん!とか色々言われたけど、この乗りかかった船に乗らない事の方が勿体なく感じられた。
自分に正直に生きたら道は広がるんだ!ってどこかの本に書いてあった。その通りだと思う。
そして、今までやって来た経験も点として、このアメリカ横断も人生の大きな点として成し遂げたい。
その点はいつかふとした時に繋がって大きくなると信じて。
一度しか無い人生楽しまなきゃ損でしょっ!!
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