小倉2歳Sをタブレット競馬新聞で見ると
小倉11R 小倉2歳S
◎プロトポロス
○ミカッテヨンデイイ
△ロンドンプラン、クリダーム、メイショウコギク、メイショウヒュウガ
この時期の2歳重賞なので、小倉2歳Sでは完成度の高さが重要。また、ラウダシオンやメイケイエール、ナムラクレアなど近年の上位好走馬はその後に重賞で優勝していて、完成度の他に競走馬としての素質も評価する必要がある。
ラウダシオンはNHKマイルC、メイケイエールはチューリップ賞、ナムラクレアは桜花賞とマイル戦でも活躍できており、その馬が「マイル重賞でも好走できるか?」も重視したいポイントだ。
マイル重賞で走れる=スプリント戦では最後まで末脚を伸ばせることが望ましい。上がり指数上位でいいだろう。
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◎プロトポロス
プロトポロスが上がり指数1位
今回の出走馬13頭ではプロトポロスの将来性を買いたい。デビュー戦は先団内で脚を溜め、直線で馬群の外に出す競馬。左右にふらつくなど幼さを見せつつも、上がり3ハロン33秒8を記録して突き抜けるセンスの高さを見せた。
中京の新馬戦で上がり33秒台
出走馬で唯一右回りを経験していない点は気になるものの、1週前のCWでの追い切り(右回り)でラスト1ハロン10秒台を出せているなら問題はない。当週の追い切りでは坂路で伸びやかに動けていて距離が延びても大丈夫と思わせる。いかにも小倉2歳S向きの馬だろう。
西村厩舎×ノーザンFしがらきはタイセイビジョンとソリタリオがいる組み合わせ。世代限定重賞に強いことも強調材料となる。ポテンシャルが高く状態面もいいなら迷わず本命に。
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○ミカッテヨンデイイ
△ロンドンプラン
ロンドンプランとミカッテヨンデイイは決め手上位の見立て。前者は筋肉量豊富な大型馬で、後者は素軽い牝馬。重馬場でパワーを重視するなら前者だが、札幌2歳Sの結果からも重たい馬よりは軽い馬の方が今の時期はいいのだろう。
上がり指数2位。小倉に滞在して今回が帰厩4走目。
ミカッテヨンデイイは関東馬で小倉滞在4戦目。2か月以上もトレセンに帰っていない計算で、通常はマイナス評価を与えるべきなのだろう。ただ、3走目の前走でグンとパフォーマンスを上げた履歴、そして今村騎手が小倉1200mを得意としていることから上位の印とした。
ロンドンプランはチャンピオンヒルズ育成馬。しかも宮本厩舎との相性はSランク。
ナムラクレアもヴェントヴォーチェも同牧場の育成馬。やっぱり放牧先でも負荷の掛かる坂路で乗り進められるのはスプリンターにとってプラスになる。
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△クリダーム
クリダームは差し馬が上位にきた函館2歳Sを粘ったのは素晴らしい。
ただ、JRDBの体形データを見ると「胴」が短く、前長(前肢の長さ)と後長(後肢の長さ)も短い。典型的なスプリンターと考えられるので本命視はしなかった。
騎手評価(武豊騎手)、厩舎評価(須貝厩舎)はともに100超え。ともに重賞でも信頼できる。
押さえに新馬戦で大勝しているメイショウコギク、重馬場で快勝しかもまずまずの時計で走っているメイショウヒュウガ。
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