キーンランドＣをタブレット競馬新聞で見ると

8/28(日) 村山弘樹のタブレット競馬新聞 (札幌・新潟・小倉)

■キーンランドＣ

近３走でＩＤＭ70以上を記録したのはヴェントヴォーチェだけで、これに迫るのはメイショウミモザとエイティーンガール。ダノンスマッシュやタワーオブロンドン級の存在は不在で、程よく時計も掛かるので多くの馬にチャンスがあるレースになりそう。１頭軸からＩＤＭ上位や上位騎手などに手広く流す戦術をとりたい。

能力的には混戦

◎ヴァレトニ
○ヴェントヴォーチェ
△ウインマーベル、ジュビリーヘッド、ロードマックス、メイショウミモザ、エイティーンガール、レイハリア、トウシンマカオ
買いすぎだが◎から３連複で。ヴェントヴォーチェの単も買いたい。

◎ヴァトレニ

ヴァトレニは滞在競馬を得意としていて札幌と函館では【４０００】。暑い時期は体調がよく、直前に輸送を挟まないことで精神面も安定するのだろう。

前走では初めての1200ｍ戦で完勝。函館ＳＳの２着馬（０秒４差）で、北海道適性の高いジュビリーヘッドに０秒３差を付けたのは評価できる。

前走はナムラクレア級の走り！？

今回、ジュビリーヘッドとの斤量差は１キロ詰まるものの、先行馬にとって絶好枠といえる１枠１番に入ったので問題はない。（土曜日は外差しだったが…）北海道でのレースを使った後にフジワラＦへの放牧を挟むのは、昨年の札幌道新スポーツ賞（１着）時と同様。態勢は整っていて、初めての重賞でも勝ち負けになる。

○ヴェントヴォーチェ

とにかく雄大な馬体でスプリンターらしいチャンピオンヒルズ育成馬。パドックの雰囲気からは重賞でも十分にやれるので、近２走の敗戦で人気を落とすなら面白い存在。

前走は敗れているがパドック点は◎3.6。

△ウインマーベル

厩舎評価（芝）が117ポイントと馬券で狙える深山厩舎の所属。重賞を勝ったので１キロ斤量は背負うが、不利を受けなかったレースではＩＤＭを伸ばし続けているので買いの人気馬だろう。

△エイティーンガール
飯田祐史厩舎の厩舎評価（芝）は０ポイントだが、この馬だけは例外として扱うべき。これまで重賞で３着以内に好走すること４回。いずれも勝ち時計が１分８秒８よりも遅く、時計が掛かるレースなら毎回安定している。「今回がどのくらいの時計になるか」が近走着順よりも重要で、開催の進んだ洋芝では押さえておきたい。