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日本ダービーをタブレット競馬新聞で見ると

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東京11R 日本ダービー
◎アーバンシック
○ジャスティンミラノ
▲レガレイラ
△ダノンエアズロック、コスモキュランダ

日本ダービーは放牧明けでも問題がないレースで、過去に友道厩舎が挙げた3勝は、いずれも在厩調整だった。つまり、東京2400mでハイパフォーマンスを出せる状態にある馬を狙えばOKで、能力指数、東京適性、厩舎力が大事。関東馬だから~関西馬だから~は近年関係ない。

近5年のダービーにおける放牧先の成績

ただ、放牧先については注意が必要。というのも、過去5年の日本ダービーにおいて、ノーザンFしがらき帰りの馬は(1.0.0.14)と微妙。人気薄が多かったとはいえ勝ったのは21年シャフリヤール(前走毎日杯)だけで、19年にサートゥルナーリアが4着に敗れたように、皐月賞からグンと上向く馬は見られていない。

一方、ノーザンF天栄帰りの馬は近5年で(1.3.0.7)。これを前走皐月賞組に限定すると(1.3.0.2)に。ダノンキングリー、エフフォーリア、イクイノックス、タスティエーラが馬券に絡んでおり、選ぶなら”天栄”となる。普段しがらきを利用する堀厩舎のタスティエーラが天栄帰りで昨年のダービーを勝ったのは結構衝撃的だった。

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◎アーバンシック

厩舎×放牧先の相性は「B」もそれ以上に走る印象。

前走皐月賞組×ノーザンF天栄帰り。コーナーでの加速が苦手な馬で、京成杯ではゴール直線に勢いがついていた。正直なところ皐月賞ではもう少し伸びてほしかったが、東京替わりで順当に良化すると思える。

武井厩舎はノーザンF天栄帰り×芝だと、昨年は総数44件で勝率15.9%、3着内率40.9%と高い好走率を記録した。まだ国枝厩舎や木村厩舎ほどの実績はないものの、放牧先との連携には長けている。タブレット競馬新聞での集計データでは少し弱いが、天栄帰りでの良化があるとみて本命とした。

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○ジャスティンミラノ

友道厩舎は近1年芝で42勝で全厩舎トップ。印欄は◎だけ。

今年の皐月賞上位は強いと予想。ジャスティンミラノは共同通信杯時のフットワークが非常にダイナミック。東京の長い直線に相応しい走りができていたので、皐月賞よりもダービー向きに思える。友道厩舎なら在厩調整でも仕上げにも不安なし。

ただ、皐月賞の勝ち方、雰囲気が「皐月賞馬ぽい」ものだったのも事実。放牧効果のあるアーバンシックが逆転できるとみての対抗評価。

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▲レガレイラ

木村厩舎×ノーザンF天栄は先週オークスを勝ったチェルヴィニアと同じ。

皐月賞で本命にして外してしまったが、いい馬だなという印象は変わらない。皐月賞では時計勝負になって、馬体重の重い牡馬にフィジカル面で敗れてしまったか。この馬はしなやかでノーザンF的なキレる脚が使えるので、平均ペースからの末脚勝負なら普通に巻き返していい。

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△ダノンエアズロック

上がり指数は低く出力された。

この馬もアイビーSのときにフットワークの良さが目を引いた。厳しいローテになるが、東京での末脚比べなら世代上位だと思う。

ゴンバデカーブースは無印としたが、東京芝GⅠで堀厩舎は買っておきたい。

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△コスモキュランダ

加藤士厩舎はコラソンビートも管理していて現3歳世代でブレイク。

6番人気想定なので、競馬ファンはこの馬を中山向きでダービーでは厳しいとジャッジしているようだ。自分も同様に思ってはいるが、体幹がしっかりしていてバランスのいい馬なので実力で上位争いに参加してくるのでは。

上がり指数1位。国枝厩舎×ノーザンF天栄は大舞台で頼りになる。

人気上位馬を全部買う印は避けたいのでシックスペンスは無印とした。皐月賞以外から間隔をあけて勝ったシャフリヤールは、前走毎日杯で時計の速い決着を経験していた。今年はペースが流れた皐月賞を経験していることがアドバンテージになりそうで、G1未経験のシックスペンスはもうひと伸びを欠くのではないか。


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