クイーンＳをタブレット競馬新聞で見ると

7/31(日) 村山弘樹のタブレット競馬新聞 (札幌・新潟)

過去の好走馬を見ると、決め手上位が好走できている印象。スカーレットカラーが走っていることからも小回り適性を重視しすぎる必要はないだろう。
内で脚を溜めて末脚を伸ばす、これが理想な競馬に思える。

ただ、同舞台で行われた土曜札幌８Ｒは馬番１～４番がそのまま１～４着に。中盤緩んでの後半勝負でこのような内先行有利の決着になっているので、前に行ける馬も評価したほうがいい。

◎ローザノワール
○ホウオウピースフル
▲ウォーターナビレラ
△サトノセシル、テルツェット、ルビーカサブランカ、マジックキャッスル、スライリー

◎ローザノワール

前走ヴィクトリアマイルは先行馬が上位に好走する流れ。ＧⅠにしてはペースも緩かったので、その恩恵を受けての４着ではあった。とはいえ、近くで競馬をしていたレシステンシアとはタイム差なし。そうそうたるメンバーを相手にそれなりに走れたことは評価するべきだと思える。

ローザノワールはそこまでテンが速くないものの、今回はウォーターナビレラ以外にダッシュ力がある馬が見当たらない。そのウォーターナビレラも今回は距離を試す意味合いがあり、武豊騎手なら好位で折り合う競馬をするはず。そのため、ローザノワールはマイペースでの逃げが叶うだろう。「逃げ馬は人気薄でこそ」の格言からは外れるが、展開面からは今回こそ狙うべき１頭に思える。

+-+-+-
ホウオウピースフルは色々な難しさを抱えていたが、前走は函館での現地調整がうまく作用して勝ち切った。今回は札幌で調整されていてパターン的には前走と同じ。

ウォーターナビレラは発馬が上手なので普通に走れば番手を取れる。距離は1600までで1400ベターの印象も、軽斤量と馬場から外せないか。

フィオリキアリは外枠の差し馬なので無印にしたが、馬名赤文字馬に該当。ルビーカサブランカは北海道の須貝厩舎。スライリーはこのメンバーなら先行できそうで、条件もあっているように思える。今年の丹内騎手は一味違うので石川裕紀人騎手からの乗り替わりもプラスと言っていい。