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ヴィクトリアマイルをタブレット競馬新聞で見ると

タブレット競馬新聞_項目説明

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『2走目まで見てみよう』

が今回のテーマ。

最近のGⅠは1番人気が勝っていないこともあって難解。個人的に色々と反省しているときに読んだのが↓の記事でした。

要約すると、ダノンスコーピオンはアーリントンC時にハミを替え、その効果で真っ直ぐ走れるようになりGⅠウィナーへと駆け上がっていったとのこと。確かにNHKマイル時の川田騎手は完ぺきにダノンスコーピオンを理解しているような騎乗でした。ハミを替えたアーリントンC時の感触を踏まえて更にうまく乗ったという印象で、「点」ではなく「流れ」で競馬を見る重要性を改めて実感しました。

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ヴィクトリアマイルにおいて「2走目」の要素から注目できるのがファインルージュです。

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馬体重が16キロ増だった前走の東京新聞杯では、重くは見せなかったものの、成長分を含めても余裕のある馬体でした。報道によると、当時は蹄の不安をなんとか克服した状態でビッシリ攻められなかったとのこと。JRDBのデータでは東京新聞杯時に「脚元良化」となっていたが、実際には”ギリギリ間に合った”状態だったようです。

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↑JRDBの過去走画像(馬箱)

それでいて、追い出しが遅れる不利がありながらの2着。素晴らしい勝負根性です。東京マイル適性も相当高いのでしょう。

ここで「前走は脚元が良化したから走った」と片付けるのではなく、「この中間は脚元が良化した状態で調整できたのだからもっとパフォーマンスを上げる」とするのが反省を踏まえた村山の予想です。

補足データとして、木村厩舎×NF天栄は①広いコースに出走する②間隔があいた馬が特に優秀。土曜日の京王杯SCでも①②の条件に合致したスカイグルーヴが2着に好走していました。ファインルージュも東京新聞杯以来の間隔かつ東京マイルへの出走なので厩舎傾向から強調可能。万全の状態でパドックに姿を現してくれるでしょう。

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テルツェットは馬名赤字馬に該当。「間隔」はA評価で、放牧先ランクもSです。前走は56.5キロを背負って3角からずっと大外を走っていました。1830mは走っているのではと思えるほどで、人気を落とすなら評価するべきでしょう。

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アンドヴァラナウトソングラインは頭の高い走りが目立つ馬で、東京のGⅠを勝つイメージがあまり湧かない。とはいえ、馬体にキレがあるというか、GⅠ級の牝馬の雰囲気を感じるので相手からは外せません。

アンドヴァラナウトは古馬マイルのスピードを初めて経験したのが前走。それを先行したのことがいい経験になっていそう。

ソングラインは前走が海外競馬で、自身初となるチークピースを装着。色々とストレスの掛かる環境で初めての馬具を試しての好走でした。地元の東京、得意とする左回りならノーストレスでしょう。

ともに「2走目」で上向きそうです。

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実績面では牡馬混合の中距離GⅠで連対したレイパパレが能力指数75と抜けています。外枠で揉まれる可能性が低く、折り合いの不安がなくなる距離に替わることもプラス。勝負強い川田騎手も頼もしい。ただ、3歳秋以降は完歩の小さいフットワークで粘り込む走りで結果を残してきた小柄な馬。東京マイルGⅠでスピードと末脚の決め手が問われるのはベストではないはずなので相手まで。

◎ファインルージュ
△アンドヴァラナウト、ソングライン、ソダシ、テルツェット、レイパパレ

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