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エリザベス女王杯をタブレット競馬新聞で見ると


エリザベス女王杯

◎アンドヴァラナウト
○デアリングタクト
▲ナミュール
△ウインマリリン

本音を言えば10頭くらいに印を回したいがこの4頭に絞った。
◎から印へワイド、3連複。

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エリザベス女王杯は過去10年で前走1着馬が2勝しかしていない。近5年でみると前走1着馬は(0.2.1.19)の成績なので、前走で全力を出し切った馬は余力が残っていない可能性がある。

紫苑Sと秋華賞をともに勝ち切ったスタニングローズは疲労が気になるところで、中間の調整を見てもよくて現状維持に思える。

狙うべきは前走で力を示しながら敗れた馬。
雨の影響は考えすぎないようにした。

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◎アンドヴァラナウト
回転の速いフットワークで駆ける馬で、瞬時にトップスピードに乗れる加速力が魅力。その反面、前走府中牝馬Sで最後遅れたようにいい脚を長く使うことは不得手としている。この点から直線が短くなる東京→阪神内回りのコース替わりは歓迎。

細身の造りのためスタミナが豊富とはお世辞にも言えないが、4枠8番なら内で脚を溜められそうで、2200m戦でも秋華賞(3着)を再現するような走りを期待できる。

以前までは関東圏へ輸送すると馬体が減る傾向があったのが、前走では問題なく自己最高タイとなる馬体重を記録。祖母エアグルーヴの良血馬が充実期を迎えている印象で、ノーザンFしがらき帰りなら中3週でも余力は十分だ。

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○デアリングタクト
繋靭帯炎から復帰しただけでも凄いことで、おそらく3歳秋までの圧倒的なパフォーマンスはもう望めないのだろう。ただ、それでも古馬勢では能力上位であり、3歳馬よりは余力もある。馬体の迫力も落ちておらず、当週の坂路追い切りでは前走時よりも体幹がしっかりしている印象も受けた。スタミナでは◎を上回るのであっさり勝っても驚かない。

杉山晴厩舎は今年、東西の菊花賞トライアルを両方勝利。仕上げもうまく厩舎評価は芝ダートとも100ポイントを超えている優良厩舎。きっちり仕上げてくるだろう。

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▲ナミュール
秋華賞で本命にした馬。当時はこのような評価をしていた。

出遅れが響いた阪神JFで4着と賞金加算に失敗。チューリップ賞では桜花賞の出走権利を得る仕上げが必要となり、3か月ぶりでも馬体をふっくらさせることができなかった。結果として続く桜花賞とオークスは馬体重の維持を第一とした調整に。毎回レース間に放牧を挟んではいたものの、赤松賞時に見られた歩様のバネ感はずっと感じられず、今春は充実度という面では今ひとつだった。それでいてオークスで3着にくるのだから、世代屈指の脚力があると評価できる。
今回は約5か月ぶりのレース。十分な休養期間があったことでノーザンFしがらきでのリフレッシュ効果も大きく、13日(木)測定の調教後馬体重は456キロと前走比で30キロ増。春とは別馬のようなシルエットに変化している。これは太め残りではなく明らかに成長分。19年勝ち馬のクロノジェネシス(秋華賞時に20キロ増)が見せたような本格化を感じさせている。ナミュール自身、新馬戦と中9週以上では3戦3勝。右回りでも末脚は安定しているので、この充実度なら2冠牝馬を逆転可能。

当然、間隔が詰まるのは歓迎ではなく本命には推せなかった。ただ、今回も馬体減はなさそう。体質の強化が見られるのでIDMが70だった前走からパフォーマンスを下げず、”世代屈指の脚力”を再度見せられるのでは。

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△ウインマリリン
長く悩まされた肘腫(コブ)の具合が良くなり、以前よりも調整が行いやすくなった。状態がいい時のMAXパフォーマンスではこのメンバーでも上位。札幌記念の3着は前残りと片付ければそのとおりなのだが、その後に天皇賞・秋で強い競馬を見せるジャックドールとパンサラッサと接戦を演じており着順以上に評価できる。

関西圏では全く走っていないのだが、3歳時のエリザベス女王杯などで見せ場は作っている。内々を立ち回ってこその馬だが外枠でも押さえたい。

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