高松宮記念をタブレット競馬新聞で見ると
今年は雨の高松宮記念。高松宮記念って高速馬場か重馬場か極端なイメージ。色々と考えることが多く、レース直前になっても頭を抱えていそう。
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今現在、育成牧場ではチャンピオンヒルズとノーザンFしがらきが2強を形成。いずれも放牧明けでJRA重賞7勝を挙げていて、3勝の山元トレセン以下を大きく引き離している。
高松宮記念は過去10年で前走香港スプリント組が(1.0.1.1)で、前走シルクロードS組が4勝を挙げている”放牧効果が生きる”レース。そのため、調整力の高い2強の育成馬から勝ち馬が出ると予想する。
◎ナムラクレア
○ヴェントヴォーチェ
▲ロータスランド
△トウシンマカオ、メイケイエール、グレナディアガーズ
◎ナムラクレア
2月24日にチャンピオンヒルズから帰厩。前走は馬場の内を通ったことで恵まれたが、本来マッドクールとファストフォースで決まる競馬を差し切ったことは評価できる。2歳時から活躍していたこと、そして軽斤量を味方に好走している印象が強かったので、古馬になってから成長できるかが懸念材料だった。その不安が消え去ったのが前走のシルクロードS。牝馬ながら56.5キロを背負って優勝し、自己最高となる472キロの馬体重を記録するなどたくましくなっていた。また、個人的に直線の長い中京で上がり最速を使うイメージがなかったので勝ち切ったこと自体に驚かされた。23日(木)測定の馬体重は482キロ。更なる良化を感じさせる今ならGⅠタイトルに手が届くだろう。
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○ヴェントヴォーチェ
前日予想で太目残りと判断して評価を下げた前走で、後続を離して快勝。当時の自分を信じるなら今回はもっと良くなっているはずなので上位に評価する。
中山向きで成績もムラっぽい馬なので信頼は置けないが、前走でも後続を大きく離すなどMAXパフォーマンスは高い。中京でも同じだけ走れれば。
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▲ロータスランド
チャンピオンヒルズ帰り2走目。稍重~不良で崩れたことがないように、ピッチ走法のため渋った馬場でもノメらずに走れるのが長所。前走は馬場の内を通った鞍上のファインプレーだが、32秒台の末脚を使った本馬も評価されるべきだ。
管理する辻野厩舎は今年芝で(6.4.3.3)のハイアベレージ。厩舎評価(芝)は147ポイントと極めて優秀で、そろそろGⅠを勝ってもいいレベルの厩舎力は備わっている。
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△トウシンマカオは京阪杯の勝ち方が実に鮮やか。シルクロードSは外枠の影響も大きかったはずで、ナムラクレアとの差はほとんどないとみている。昨年は本馬の他にスターズオンアースとリバーラで関西重賞を勝っている高柳瑞樹厩舎なので輸送は全く気にならない。
△メイケイエールはノーザンFしがらき帰り。持ち前のスピードを生かせる馬場の方が合っているが、気持ちの強い牝馬なので重馬場でも走ってくれそう。間隔をあけたタイミングでの激走が目立つので、香港以来となるローテーションを高く評価できる。
△グレナディアガーズは重馬場だと走らないが、大外枠で全く流れに乗れなかった昨年の高松宮記念でも案外やれていた。「休み明けではない中内田厩舎」でもあるので人気を落としそうだが、フォトパドックを見る限り仕上がりは良さそう。セリフォスのマイルCSで連戦GⅠでも結果を出した今の中内田厩舎なら。
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